16卒 本選考ES
総合職
16卒 | 早稲田大学 | 男性
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Q.
鉄道事務のテーマ:「鉄道事務フィールドで実現したいことはなんですか。(その理由と具体的なビジョン)」 (800文字以内)
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A.
私は将来的に、日本の鉄道技術を海外に発信していく仕事を通じて、その国の都市の姿が変わっていく姿を見てみたい。私は大学3年次に1年間アメリカ合衆国のポートランドに留学していた。ポートランドの人々は市内を移動する際に車を使うことはほとんどない。それは、20年前に市内に入る自動車を減らす目的で整備された2種類の路面電車、ストリートカーとMAXが市内を万遍なく網羅しており、どこに行くにも路面電車で行けてしまうからだ。またポートランドは自転車の街とも呼ばれており、自転車で移動・通勤する人も多い。そのため路面電車の前面や社内には自転車専用スペースがあり、多くの人が自転車と一緒に路面電車に乗降車する。市内を走る車は少なく、自転車や歩行者にとって歩きやすい街づくりが完成しており、その中核となっているのが路面電車である。そんなポートランドは現在、環境にやさしいグリーンシティとして注目を集めている。私はポートランドのような、鉄道を中心とした魅力ある街の雰囲気づくりに魅力を感じている。また、私は2か月間インドのデリー近辺のノイダという地域にインターンシップで滞在していた経験がある。ノイダでは街に人があふれ、また自動車が唯一の移動手段であるため、1日通して車の渋滞が解消されることがなく、都市がうまく機能していない印象を受けた。しかしインドの成長を見れば将来的にはこの地域にも鉄道網が整備されるはずだ。私はその時にノイダが都市としてどのように変わっていくのかに非常に興味がある。もしできることならば、ただ人を運ぶ手段としての鉄道ではなく、地域の人々に愛されるような鉄道を中心としたノイダの街の雰囲気づくりに、私は関わってみたいと思った。このように私の夢は、アジア地域の新興国に対する海外鉄道事業に関わり、その地域の人々に愛されるような鉄道の整備を支援する仕事を通して、その地域の雰囲気づくりに関わることである。 続きを読む