【20卒】クニエの冬インターン体験記（文系/コンサルタント）No.5205（大阪大学/男性）（2019/4/10公開）

一つは意識も能力も高い学生たちの姿を間近で見られたこと。自分は就活を始めるのが遅かったので、コンサルティングを目指す学生の中でかなり遅れを取っていた。そんな中、実際に内定を持っていたり、インターンにいくつも参加したことのある学生を観察することで得られるものが多かった。

コンサルティングにかかわる手法をもう少し勉強した上で、実践できるようにある程度練習しておけばもう少し役に立てたなと感じた。

他の学生たちが活発に議論を出し、時にはぶつかりながらも意見を出し続ける中で発言の少なかった自分がこの業界でどう役に立てるかという見通しが立たなかったから。それでもそうなりたいという思いはあるので、ほかにいかせる強みを見つけなければならないと感じた。

インターン参加学生のレベルはかなり高く、社員の方も能力の高い人が多い印象だったので、少なくとも現状の自分の力では太刀打ちできないだろうと感じた。やはり早い段階から数多くのインターンをこなしてきた学生との差はそう簡単には埋められないと思うから。

インターンシップ全体を通して、社員の方との距離が近く、いろんな方が様子を見に来ていた。中でも、一番人柄の良い方がチームに対して的確なアドバイスやアイスブレイクなどを適宜してくれたので、コンサル業界に対するイメージが変わり、こうした面倒見の良い会社で働きたいと思ったから。

そもそもこの会社はインターン参加者のうち優秀であった人たちのみが選考に勧めるという体制をとっていた。現在はセミナーに参加することで選考に進む権利を得られるようだが、インターンの影響が大きいことは間違いない。

インターンシップ終了後、担当社員とチームの学生とで各自の良かった点を挙げることになり、そこで社員の方から「発言は少なかったが、全体をよく理解していることが見て取れた」と言っていただけた。

初めは広く業界を見て考えようと思っていたが、その中でもコンサルと商社の志望度はかなり高かった。それは早いうちからいろんな経験を積みたい、英語を使いたいという思いがあったからだ。特にコンサルは思考力に自信のあった自分としては第一志望の業界で、まずはどこでもいいからインターンに参加して自分の適性を確かめてみようという思いだった。

インターン開始当初は自分も役に立てると思っていたが、あまりにも周りとの差を感じ、自分が支えられるのはどちらかと言うとデータリサーチなどのサポート面であることに気付いたため、コンサルよりもシンクタンクのほうに興味がわいてきた。一方で、商社は個人の人間力の部分がかなり大きいと感じ第一志望はそちらにシフトした。