【技術開発と競争優位性】【23卒】東海旅客鉄道（JR東海）の冬インターン体験記（理系/2021WinterInternship～車両・機械系統～）No.29681（非公開/非公開）（2022/7/26公開）

東海旅客鉄道は経営が安定している上，終身雇用で福利厚生が抜群によく勤務地もハズレがあまりないことから勤めたいと考えていた．インターンに参加することで年収や勤務地以外の志望動機を見つけて少しでも専攻に有利に働けば良いと考えていた．

youtubeでの企業説明の動画をよく見て志望動機を練った．また読みやすい文章になるように出来上がった文章を翌日見直して多少推敲した．

面接なしでESのみで参加できるため，志望動機のところを深堀前提というよりはより具体的に記載するよう心がけた．

小牧研究施設（概要説明、施設見学）/社員座談会/特別講義（技術開発、設計）/グループワーク/プレゼンテーション

最初に研究所の見学があってそこで得られた知見をグループワークに活かすという流れ．

設計や保守点検，開発などのジョブローテのイメージと東海道新幹線の競争優位性

・小牧研究施設（概要説明、施設見学）/グループワーク（理系の立場からJR東海が取り組むべき新たな車両案・設備案をプレゼン）

1日目にやったこと

１日目は小牧見学会でリニア中央新幹線に関わる開発の現場を見せていただけた．その後リニアの開発に関わる社員さんも含めて座談会が行われた．最後に講義形式でJR東海の設計開発業務や社会人博士に関する紹介があった．

2日目にやったこと

グループワークが行われた．JR東海が取り組むべき新車両．新設備の案を考えるというものだった．時間が１日と短かったが前日の夜から考えることをほぼ強制されているようなものだったためグループワークが始まる頃にはそこそこ完成していた．

機械系統の主任級2名ほど

メモ帳とボールペンなどの粗品

社員さんからは座談会や研究所見学を通じてお話しする機会があった．研究所の施設のことを目を輝かせて語っていたことが印象的だった．一方で一人一人の学生と関わる機会はそこまで多くはなく，特にフィードバックはなかった．

2日目にグループワークがあるにもかかわらず，前日の解散前にグループワークのお題があらかじめ発表されてしまうため，夜にグループワークに取り掛からざるを得ない状況が苦痛だった．また東京大阪住みの人は前後泊が認められていないため，移動が精神的にきつかった覚えがある．

グループワークは1班4人程度で全員が主体的に取り組んでいたため滞りなく進んだ．班員の人の資料の作り方は勉強になった．

小牧の研究所では非常に印象深い体験ができた．一方で研究所内部の情報は国家機密となっており，入る前にあらゆる電子機器が没収され，内部情報を他言しない誓約書を書かされるのでここでは何も言えない．グループワークを通じて鉄道業界の特殊性や変革の起こしにくさを学べた．

リニア中央新幹線がどのような理由で意義があり，どの技術がキーテクノロジーとなるのかをもう少し学んでいったらもっと有意義な見学会になったかもしれない．

正直年収と勤務地と知名度とライフワークバランスで選んでいたため，この会社に関してはこの上ないだろうという過程のもとまともな志望動機を作るためにインターンに望んでいた．よってインフラという軸のもとまともな志望動機が作れそうになったのでインターンを通じてこの企業で働く自分を想像できたといえる．

インターンシップに参加している学生で第一志望でない学生が非常に多かった．またこのインターンの最後の社員さんからのお話で，このインターンに参加した人はこの後社員さんとお話しする機会が設けられるのでアンケート回答してくださいと言われた．これが実質リク面であり早期専攻に案内される．

基本的に車両整備が中心で全体として新しいことのない停滞感立ち込める雰囲気だと考えていたが，意外と設計開発に力を入れており新しいことへ挑戦していることが印象的で自分の中では好印象だった．この会社でジョブローテションを通じて日本で唯一の輸送の大動脈を支えることへのイメージがついた．

早期のリク面の選考に呼ばれるため．早期選考に参加できたからといって何か選考をスキップできるわけではなく面談回数は普通の人と全く同じだが，早めに合否がわかるので落ちても他の業界への専攻に気持ちを切り替えられることがメリット．

東海旅客鉄道や東京ガス，JFEエンジニアリング，日本郵船，商船三井など，日本のインフラを支えている企業の中で勤務地や年収，福利厚生，ライフワークバランス，知名度などを総合的に勘案した結果行きたいと思えるところを受けていた．またエンジニアリング業界つながりでキリンやAGCなどのエンジ部門も受けていた．

勤務地や年収，福利厚生，ライフワークバランス，知名度などの上っ面だけで東海旅客鉄道を選んでいたが，仕事内容をよくよく聞いたことによって意外と新しいことに取り組んでいるということや一緒に働きたいと思える社員さんが多いと思ったことから志望度が上がった．一方でジョブローテに占める車両整備の割合が多かったことは自分の中でマイナスイメージになった．