【16卒】小林製薬の面接の質問がわかる本選考体験記 No.1026（早稲田大学/）（2017/6/13公開）

小林製薬は日用品業界の中でも、ニッチな市場を見つけて製品を投入する戦略を行っているため、競合他社との違いを明確にしやすいほうだと考えます。しかしそこを誉めるだけでは、他の学生を同じになってしまうと思います。そこで、自分が考える新しい製品のアイデアや、市場の隙間について、逆質問などで披露することで、他の学生との差別化に繋がると思います。また、小林戦略の販売戦略も意外と優れている部分がありますので、自分で実際にドラッグストアに行ってみて、思いついた仮説について、説明会等で個人的に社員の方に聞いてみると良いと思います。

私は昨年フィリピンに短期留学に行き、ホームステイ滞在をしたのですが、そこで「日本と同じアジアの国なのに、ここまで衛生状態が異なるのか」と感じました。また、そのような衛生状態の悪さから、感染症などが起こっているという事実を聞き、日本と途上国のギャップを埋め、「清潔で健やかな世の中を創ること」に貢献したいと思い、これを最も私たちの生活の身近な所から改善出来る日用品業界を志望しております。中でも貴社を志望する理由は二点あります。一点目は「新しい市場を積極的に開拓している点」に共感したためです。今後、国内の市場は、グローバル化によって新興国企業の参入による低価格化、人口減少による需要減少などによって、競争がより激化することが考えられます。そんな中御社は、市場の隙間を見つけて、新市場を開拓する戦略を取っており、これにより、価格競争に巻き込まれず、高いシェア・高い収益を維持している点から、理に適った戦略であると考えました。二点目は、「私の目標を実現できる環境がある」と考えたためです。先ほども述べたとおり、私の将来的な目標は、途上国の衛生状態の改善をすることなのですが、そこで途上国のニーズに合わせた、商品を開発したいと思っております。この点御社は、「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、毎年20以上もの新製品を開発できる仕組みを有しておられます。また、より現地に根付いたマーケティングを強化するため、現地法人を立ち上げている点から、途上国のニーズに合わせた私のアイデアを実現できる環境があると考えました。以上二点の理由から、今後も新市場を開拓することで成長し、私の目標を実現できる場があると言える御社を志望いたします。