【楽しく成果を出す働き方】【21卒】高島屋の夏インターン体験記（文系/キャリアアップインターン）No.8656（大阪大学/女性）（2020/2/7公開）

夏の時期は、様々な業界を見ていた。インターンシップを色々見ている中で、知名度のある企業のものにも参加したいと思っていた。このインターンは応募時に「学生時代に力を入れたこと」しか必要がなく、参加へのハードルはそこまで高くないと感じ、応募した。

「学生時代に力を入れたこと」を記入する必要があったので、ESの書き方のコツなどを基にして論理的な文章を書くように心掛けた。

自身の働き方を考え、楽しく、成果を出しながら働く考え方の基礎を習得する

1日目にやったこと

講義(「楽しく」働くには何が必要か、以前現場で働かれていた人事部の方による経験談、百貨店の意義)、グループディスカッション、グループワーク(コンサセスゲーム「砂漠からの脱出」)

なし

「楽しく」働くには、「良い人」を選んで働くのではなく、自分が「一緒に働いて楽しい人」になることが必要だと言われたこと。このように発破をかけられたことで、グループで積極的に動こうという気持ちになった。

高島屋の説明というよりはグループで考える機会(グループディスカッション、グループワーク)が多かったので、他の学生と話すより社員の方のお話を伺いたいと考える人には少し大変だったかもしれない。私もそう考えていたので、グループで話す機会が多かったのは微妙だった。

正直、高島屋についての知識はあまり得ることができなかったが、社会人として誰も望むであろう「楽しく」働くことについての指針は得られた。特に、「結果を出すことが楽しく働くことにつながる」という考えには、高いブランド力を持つ高島屋らしさを感じた。

特に、特定の知識や経験がインターンシップに役立つとは感じなかったが、グループで話すことに慣れていたら、グループディスカッションやグループワークを進めやすいのではないだろうか。

高島屋についての事業説明がほとんどなく、高島屋の社員の方が具体的にどのような業務をしているか、一日をどう過ごしているか、どのようなキャリアステップを進んでいるかということが分からなかったから。インターン参加後も、高島屋の社員に対するイメージは曖昧なままだった。

高島屋では商品にプラスアルファの価値を付けていくこと、ある程度購買力のあるお客様により豊かな時間を提供することを理念としていたが、自分はその理念にあまり魅力を感じなかったので、高島屋と自分の考えが大きく異なると感じた。なので、本選考を受けたとしても高島屋の求める人材に自分は当てはまっていないと思った。

高島屋の社員さんの考えや理念にあまり共感できなかったから。特に、「結果を出すことが楽しく働くことにつながる」という考えについては、もちろんそれが間違っているわけではないだろうが、自分は「結果を出す」こと自体にあまり惹かれるものを感じなかったので、この考えには共感できなかった。

インターン参加者対象のイベントや選考フローに招待されることがなかったから。インターン中に人事の方が学生を評価するそぶりも見られなかった。インターン参加への難易度もそこまで高くないので、インターン参加の希少性もあまりなさそうだと感じた。

夏前はマスコミ業界に興味があったが、同時に自分はマスコミ業界に適性があるのだろうかという疑問も持っていた。そこで、マスコミ業界も見つつ、他の様々な業界も知りたいと考えていた。夏のインターンシップではマスコミ(新聞社、テレビ)、鉄道、教育、出版、物流、官公庁、人材など様々な業界のインターンシップに参加した。

今回のインターンに参加して、高島屋は富裕層というある一定の層をターゲットとし、成果主義であるという印象を受けた。しかし、私はどちらにも共感できなかった。なので、自分は幅広い客層をターゲットとし、量より質を追求する事業がしたいと気付くことができた。この気づきから、小売業界の中ではより庶民的なスーパーを中心に、他の業界ではインフラ系を見るようになった。