22卒 本選考ES
技術系コース
22卒 | 東北大学大学院 | 男性
-
Q.
あなたの研究テーマは何ですか。また、その研究テーマにどう取り組み、そこから何を得たのか教えてください。(400文字以内)
-
A.
生体内では細胞同士のシグナルリレーにより、長距離のシグナル伝達が実現されています。細胞は周辺の環境に基づく単純な行動ルールを有すると考えられますが、それによる複数細胞間でのコミュニケーションの創発原理は詳しく解明されていません。そこで、私はマルチエージェントシミュレーションと呼ばれる手法を用い、その原理解明を試みています。私にとって細胞などの医学的知見は専門外であるため、積極的に文献を調べることに加え、専門の共同研究者と密に相談しながら研究を進めています。異なる分野の知見から議論する中で、様々なアイディアが浮かぶため、互いの優先的に分析すべきと考えている事項にズレが生じることがありました。そこで、議論の最後に本当に分析すべき事項とそのために必要なモデルの機能を再確認するようにしたところ、次から齟齬が生じなくなりました。ここから、現状を整理し本当に必要なものを突き詰める重要性を学びました。 続きを読む
-
Q.
あなたがこれまでに直面した困難は何ですか。その困難に対して、あなたはどのように自分で考えて取り組み、どう乗り越えようとしたのかをご自身の言葉で教えてください。(400文字以内)
-
A.
卒業論文の発表前に自分が構築したモデルの評価を行うことになりました。シミュレーションには時間がかかり、1週間程で評価方法の決定とシミュレータを用いた評価システムの構築が必要でした。当初はモデルのある観点における最適解の探索が目標でしたが、探索範囲が広い上、そのシステムの構築に必要な知見も不足していたことから、短い時間では不可能であると考え、目標の見直しを行うことにしました。その際、モデルを構築した際の知見を活かし、そもそも最適化システムがあっても最適解の探索が困難だと考えました。その上で、最適解よりも全体の傾向を見てモデルの正当性を確認する方が重要だと考え、そのように目標を設定し直しました。指導教員も当初は最適解の探索を想定していましたが、課題を整理して何度も報告・相談した結果、後押しして頂けました。最終的に、時間内に評価システムを構築でき、当初よりも重要な目標を達成できました。 続きを読む
-
Q.
上記設問1、2の経験から見出した、あなたの就職活動の軸を教えてください。(400文字以内)
-
A.
私の就職活動の軸は2つあります。1つは「IT技術」です。私は研究活動でがんなどの病態理解に繋がりうるシミュレーションモデルを構築し、医学専門の共同研究者から「実験では分析できないことも見ることができて革新的だ」と評価して頂きました。この経験を通じてITの力を身をもって実感したため、高い技術力を身に付け、社会に価値を生み出したいと考えるようになりました。また、もう1つの軸は「相手や社会の要求に寄り添う姿勢」です。私は研究活動での共同研究者との議論や困難に直面した際の経験を通じ、本当に必要なもの、相手に求められているものを整理して突き詰める重要性を学びました。貴社のワークショップに参加して、相手の要求の真意を理解し追求する「要求開発力」を大切にされていることを学びました。よって、貴社であれば高い「要求開発力」を身につけ、顧客や社会に真に必要とされる製品の開発ができると考えます。 続きを読む
-
Q.
「最も取り組みたい技術分野/業務」において、富士ゼロックスであなたが実現したいことと、その理由を教えてください。(400文字以内)
-
A.
私が貴社でITを用いて生み出したい価値に生産性の向上があります。私はプログラミング演習科目の補助業務で学生のプログラムの採点や質問対応などを行いました。コロナ禍でオンライン授業になりチャットで学生の対応を行いましたが、ソースコードへの書き込みや図示ができず対面授業よりも説明に多くの時間がかかりました。また、授業中はほぼ質問対応に時間を使い、採点や修正依頼の連絡を授業時間外に行うことも多かったです。今後ペーパーレス化が進む中でデジタル端末上でも実際の紙を扱うように作業できれば、より良いコミュニケーションを生み生産性が向上すると考えます。 貴社では技術や品質への強いこだわりを持ち妥協しないと社員の方から伺いました。その環境で、私も研究活動で活かされた探究心により技術力を高めたいです。その上で、高い要求開発力により貴社で社会や顧客が求めるものを開発することで、社会に価値を生み出せると考えます。 続きを読む