【出会いを大切に、自らを磨く】【22卒】ワンスターの総合職の本選考体験記 No.11256（慶應義塾大学/女性）（2021/1/19公開）

面接の後そのままフィードバックをいただき、信頼、winwin、開拓者精神というワンスターの理念が、就活全体を通して満たされていることを最も評価していただいた。

第一印象から物腰の柔らかい、優しい人だった。アイスブレイクの時間もしっかりとってくださり、リラックスして面接に臨むことができた。

学生時代に頑張ったことを教えてください。

アルバイト先で「ワイン好きの大学生・カレン」という人物像を浸透させ、一人営業の常連客を2人から10人に増やしたことです。
　アルバイト先のバーでは、オーナー不在でアルバイト一人で営業する「一人営業」という役割があります。これを任されるのはアルバイトとして一人前と認められた証なのですが、初めての一人営業に来たお客さんはわずか２人でした。私は、今度こそオーナーの期待に応えてお店を代表するアルバイトになるべく、リベンジを決意しました。
　当時の私は、「カレンと言えば◯◯」と呼べる特徴がなく、お客さんに私の人物像を強く印象付けられていませんでした。
　そこで、「ワイン好きの大学生」としてお客さんに認知してもらいました。ワインの様々な魅力でお客さんとの会話の接点を増やせると考えたからです。魅力を感じたワインの情報をワイン専用のSNSアカウントに投稿し、アルバイト中はワインに詳しいお客さんに積極的に教えを乞うなど、私の人物像がワインと強くつながるように工夫しました。
　その結果、３ヶ月後には一人営業では毎回10人程度集客できるようになり今では最も多く一人営業を任されています。この経験から、失敗した過去に怯まず、自分の武器をとことん磨き上げて役割を確立することの大切さを学びました。
社会に出てからも、周囲と信頼関係を築きながら、自らの力で道を切り拓いていける人間でありたいです。

もし世界中の企業から内定をもらったらどうしますか

私は、経営者の人とお話しする機会をもらいにいきたいです。なぜなら私の選社軸には、利他性の高い理念を掲げていることと、ロールモデルとなる人がいることを掲げているからです。
利他性の高い理念を創った張本人である経営者の方とお話しすることで、その理念が真に利他性のあるものなのかを自らの耳で判断したいです。
また、私はロールモデルとなる人、つまりこんな人になりたいと目標にできる人が周りにいることを選社軸に掲げています。本来ならば自分の選社軸と合いそうな企業を絞った上で、その企業で働く複数人とお話ししたいのですが、如何せん企業数が多すぎるため厳しいと感じました。そこで、経営者の方が自分にとってロールモデルとなる方であれば、その人が率いる企業で働く人たちも、同じくロールモデルとなりうる人が多いだろうと仮説をたて、社員の代表としてその人のどんなところに尊敬し、自分もこうなりたいと思えるのか判断したいです。

価値観採用をしているため、信頼、winwin、開拓者精神の３つが伝わるエピソードや回答になることを工夫すべきだと思う。私が掲げるビジョンと理念は、この理念と合致する部分が大きかったと考えている。

正直、初めのコミュニケーションから上手くいかなかった。オンラインで画面がつながった時、「お久しぶりです」と言われたが事前に面談した覚えはなく（後で確認したが本当に初対面だった）、動揺してしまいぎこちない空気のまま面接が始まってしまった。

あなたのビジョンはなんですか。

私のビジョンは、「出会ってよかった人」をビジネスにおいて体現することである。なぜなら、自分の存在意義を感じるのは、関わった人から「出会ってよかった」と言われることだかだ。生涯を通じて「出会ってよかったと思われる人であり続ける」ことを目標に掲げており、仕事においても体現したいと考えている。
　これは、成人式で再会した友人に、夢に再度挑戦するきっかけを与えたことが原体験である。
彼女はアナウンサーになることが夢で、高校時代からオーディションに参加するなど、積極的に活動していた。しかし、成人式で再会した時、所属事務所とのトラブルや大学との両立が難しいことを理由に夢を諦めようとしていることを彼女から打ち明けられた。そこで私は「何足のわらじでも履いたらいい」「私はずっとあなたのファンだよ」と伝えた。
　２ヶ月後、彼女は大学横断型のミスコンに出場し、LINEには「成人式でのあなたの言葉に何度も励まされて、今色々なことにチャレンジできている。これからも挑戦することをやめずに頑張りたい」とメッセージが届いた。ここで私は、人のターニングポイントに立ち、未来ある選択肢を提示することで相手にプラスの影響を与えることが何よりも嬉しいことだと再確認できた。

あなたがこれからも大切にしたい価値観はなんですか。

「自分の人生は自分で切り拓く」ということである。これは、大学受験に失敗した経験が原体験になっている。
大学受験において、私は学校の先生や塾のチューターなど、多くの人に個人的に助けてもらいながら第一志望を目指していた。そのため私の受験勉強のモチベーションは、第一志望に合格することで、支えてくれた親や先生に恩返しをすることだった。
しかし、合格者一覧に私の受験番号はなかった。たくさん支えてもらったのにもかかわらず恩返しできなかったことが不甲斐なく、先生に「ごめんなさい」と泣きながら謝ることしかできなかった。どうすれば　「鈴木伽蓮の受験を伴走してよかった」と思ってもらえるか考えた時、私の出した答えは「自ら選んだ道で活躍し、この選択が正解だったと胸を張って言えること」だった。この時に、自分の選択に責任を持ち、自分の人生は自分で切り拓こうと悟った。