- Q. 志望動機
- A.
三菱マテリアル株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒三菱マテリアル株式会社のレポート
公開日:2019年7月26日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
この会社は複数の事業を持つ多角化企業であるため、事業内容を理解するためには複数の業界の研究が必要でした。業界研究は、新聞や雑誌、その他公開資料を情報源として行いました。そして次に、業界の中での企業の特徴について洗い出しました。まずは有価証券報告書や経営計画、IR資料などを見て照らし合わせて事業内容の違いを明確にしました。そして、インターンシップやOB訪問などを通じて社員に質問し、外部情報ではわからない特徴を明らかにしていきました。また、企業としての特徴だけでなく、この企業は職種別の採用を行っているため、職種理解のための情報収集も行いました。この職種が社内でどのような役割を果たしているのかを理解することによって、面接で有利に働きました。
志望動機
私が三菱マテリアルを志望した理由は2点ありました。第一に、素材の供給を通じて経済発展を支えることができる点です。経済動向へ強い影響を与えるのは、輸送機器産業やエレクトロニクス産業ではありますが、これらの分野のサプライチェーンを概観すると、川上部分から支えているのは素材業界です。素材業界で働き、価値の革新に貢献することで、最終的に川下産業の発展につながり、経済全体の発展につながるのではないかと考えました。第二に、職種別の採用であり、専門性を育成するキャリア制度が用意されている点です。私は、専門性を発揮して組織に貢献することにやりがいを感じます。単一の職種のスキルに磨きをかけ、専門家として企業の価値革新に貢献したいと考えています。以上の点から、この会社を志望しました。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2019年03月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2019年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
企業・職種の志望動機について(400字以内)/学生時代に力を注いだことについて、その目的や得られたものなどを交えて(400字以内)/これまでで最も悩んだことと、それにどのように対処したか(400字以内)/自信を他のものに例えると何か、理由を交えて(100字以内)
ES対策で行ったこと
文章を書き始める前に、箇条書きで書きたい要素を列挙し、それぞれの論理関係を整理しながら執筆しました。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生2 面接官4
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 中堅人事社員/中堅経理社員/中堅法務社員/中堅資材社員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
入社意欲を極めて強く示したことがよかったと思います。他を辞退する覚悟ができていると言い切ったのですが、やはりその決意が評価につながるのだと思います。
面接の雰囲気
面接官が4人と多めで、しかも中堅の社員ということで、最初は硬い感じになると思ったが、非常に和やかな雰囲気だった。普通の会話感覚で話してくれた。
1次面接で聞かれた質問と回答
ゼミの取り組み内容について
私はゼミで財務会計論や経営分析を勉強していました。授業を行う中で一通りの理論を習得し、それを活用することを目的として論文の作成に取り組みました。テーマは、鉄道会社の経営戦略と企業価値についてでした。鉄道会社は鉄道以外の事業への多角化に積極的であるため、多角化によって企業価値がどのように変化したのかについて研究しました。研究を進める中で、流通業などの多角化事業は重厚長大な鉄道事業よりも投資の回転率が速く効率性が高いことを明らかにしました。そして、効率性の改善によって、資金流動性が高まり、有利子負債の返済が進んで自己資本比率が上昇したことが明らかになりました。以上から、収益性、効率性、安全性が向上したことから、企業価値が向上したと結論付けました。
長所と短所を教えてください
私の長所は、情報収集能力です。この力は、論文を作成する中で発揮しました。論文は最終的に30ページにも及ぶ内容であったため、収集すべき情報も膨大なものでした。そのため、何を収集してどのように整理していくか悩まされました。そこで、論文の骨子を組み立て、必要な情報を明らかにすることで、ストーリーに沿った情報を効率よく収集して整理することができました。以上から、私は情報収集を得意としています。逆に短所は、感情的なアプローチで人を巻き込んでいく力が欠けている点です。小学生向けのスイミングスクールでアルバイトをしており、そこでは保護者からの相談を受けるケースがあります。本来であれば、不安な保護者を安心させるためのフォローが必要ですが、私は淡々と論点について説明するだけにとどまってしまい、保護者を安心させることができませんでした。以上の経験から、感情的なアプローチが課題であると考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年05月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事/経理/不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接ということで、あまり掘り下げた質問は来なかった。回答の緻密さよりも、熱意を聞きたいのではないかと思った。そこで熱意を示せたのが勝因と思われる。
面接の雰囲気
最初は緊張しました。ベテラン社員ばかりでしたが、非常に温厚な方ばかりで、時間の経過とともに緊張は薄れました。
最終面接で聞かれた質問と回答
選考を受けている業界と企業選びの軸について
企業選びの軸は、日本の経済成長を根底部分から支えることができる業界であることと、専門的なスキルを磨くキャリアアップ制度が存在する企業であることを重視しています。前者について、素材メーカーはモノづくりの始点部分を担っており、素材の革新が産業全体の価値の革新につながるのではないかと考えました。そして、この考えのもと、非鉄金属業界や石油化学業界、そのほか素材メーカーを中心にエントリーしています。また、これらの業界の企業の中でも、キャリアアップ制度について比較し、専門的なキャリアアップが見込める企業を志望の上位にしています。特に、職種別採用で、若手のうちから専門的な部署の配属でスキルを磨くことができる企業を重視しています。
日商簿記などの資格を持っていないが、仕事に不安はないか
確かに、私は簿記関連の資格は保有していません。そのため、細かい勘定科目や仕訳など、実務的な部分の知識については、会計スクールなどの学生に劣ってしまうと思います。ただ、大学の授業において財務会計論や経営戦略、経営分析など、企業経営に関して定量的に分析を行ったり、理論に当てはめて考える訓練を行ってきました。また、ゼミで執筆した論文では、調査対象の企業の過去30年分の有価証券報告書から経営数値を抽出し、経営計画と照らし合わせて数値の動向を分析し、自分なりの見解を生み出しました。以上の経験から、決算書作成の実務知識は劣るものの、事業活動を進めるうえでの計数感覚や数字の分析能力は学生時代に磨いており、仕事で生かせるのではないかと考えています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
自分は第一志望だったので、連絡を受けた時点でその場で意思を伝えました。ただ、待ってもらう人もいたそうです。
内定に必要なことは何だと思うか
素材業界は、事業内容の本質的な部分は類似しており、社風にもそこまで大差はないように感じました。そのため、この会社の第一志望として説得力のある説明をするためには、相応の情報収集が必要になります。経営計画や沿革、決算書を見たうえで特徴をつかむほか、人事制度や社員の印象などからも特徴を見つける必要があります。また、そこまでの情報収集を行うぐらいの熱意を見せていれば、企業側もそれを感じ取り、それに応えてくれる可能性が高いと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
情報収集量と熱意の違いであると思います。説明会後に残って質問したり、インターンシップ後に残って質問したり、座談会に行く前に入念に企業研究をして周囲よりも込み入った内容の質問をしたり、やれることはたくさんあります。そこでアプローチするかどうかだと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
人事社員は学生の顔と名前を覚えるのが得意。イベントに参加してしゃべるだけで、高確率で覚えてもらえる。そして、名前を覚えてもらえるぐらいアプローチすると、熱心な学生とみなされ、1次面接を免除してもらえる可能性がある。
内定後、社員や人事からのフォロー
職種別の集まりや採用担当との懇親会などがあります。
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三菱マテリアルの 会社情報
会社名 | 三菱マテリアル株式会社 |
---|---|
フリガナ | ミツビシマテリアル |
設立日 | 1950年4月 |
資本金 | 1194億5700万円 |
従業員数 | 26,959人 ※単体 4,664人 (2018年3月末現在) |
売上高 | 1兆5995億3300万円 ※連結 (2018年3月期) |
決算月 | 3月 |
代表者 | 小野 直樹 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 |
平均年齢 | 42.6歳 |
平均給与 | 709万円 |
電話番号 | 03-5252-5201 |
URL | https://www.mmc.co.jp/ |