【模擬PJで模索しながら進む】【20卒】住友商事の冬インターン体験記（理系/総合職）No.6106（東京大学/男性）（2019/7/24公開）

本選考に繋がらないことで有名だが、本選考で社員の雰囲気が好きだったという理由も欲しかったため、総合商社に興味があったこともあり、参加した。また、友人とチームを組んで参加する形式だったため、とても楽しみながら出来そうだと感じ、興味を持った。

動画選考だったため、他チームとの差別化のためにインパクトのある動画に仕上げた。具体的には導入部分をユーチューバーのように元気よく行った。

電力EPC契約に関する業務の擬似体験

1日目にやったこと

午前は各チームで1分のチーム紹介プレゼンと電力EPC事業に関する知識を入社５年目ほどの社員から教わる講義と、三日間のスケジュールに関する説明があり、午後からは案件仕込み段階における模擬PJに取り組んだ。

2日目にやったこと

午前はまるまる初日の続きを行い、午後3時にプレゼンを開始した。準備段階では、三日間通じていつでも社員に質問できる状態であった。プレゼンのフィードバックを受けた後は、建設段階の模擬PJに取り組んだ。

3日目にやったこと

午前はまるまる二日目の続きを行った。午後は各チームによるプレゼンはなく、社員による模範解答と解説が行われた。終了後は社員との懇親会があり、三日間で撮って頂いた写真が入った動画を流してくれた。

電力EPC部の社員

なし

案件仕込みの段階において、先方からの依頼の中で、無茶のような依頼をされることがあるが、そのような場合にNOと答えるとそこで交渉が破綻してしまい、YESと答えるとハプニングがあった時にどうしようもなくなってしまうため、検討しますと回答し、最低限の誠意と誠実さを見せるのがベスト。

商社に関する知識があまりない状態で臨んだため、模擬PJにおいても模索しながら進めることとなり苦労した。また、社員との懇親会で深い話をすることが出来なかったことも大変だった。しかし、模擬PJの準備段階においてはいつでも質問できる状態だったため、進行に支障はなかった。

商社という業界は海外を飛び回る華やかな面と接待などのような楽しい飲み会の場面が容易にイメージに浮かぶと思うが、その実は地道な交渉やトラブル対応などが大半であり、前者のような面を求めて商社を志望する人は3年ともたないということを社員に教えてもらえた。

住友商事の中期経営計画を読んで気になった点を挙げ、社員との会話の際に質問できればより有意義な交流をすることができたと感じる。

自身の強みである語学力と対外国人能力を活かすことで、交渉やトラブル対応における折衝の場面で活躍できると感じた。また、多くの商社は農業分野を伸ばすことに取り組んでいるため、農学部出身のバックグラウンドを活かすことも出来るのではないかと感じた。

インターンの参加学生には商社志望でない学生も数名いたため、単に能力を基準として選考を行ったと考える。そのため、その能力を基準をクリアしており、かつ志望度が高い自分はインターンの時点ではかなりの上位層にいるのではないかと感じた。また、社員にも商社にいそうだと言って頂けたことも自信につながった。

五大商社の中でも、「石橋を叩いても渡らない」と言われるほどの慎重派であることは知っていたが、実際のフィードバックにおいても確約のない約束事はしないという社風であることを教えて頂いたため、慎重派である自分ととてもマッチ率の高い会社であると感じたため。

インターン終了後も特に連絡はなく、他の参加者でシークレットセミナーなどのようなイベントに招待された話も聞かなかったため、特に本選考に有利になるとは感じなかった。

五大商社や海運業界など、海外駐在が多い業界を志望していた。その中でも、それぞれのリーディングカンパニーである三菱商事、日本郵船の志望度が高かった。また、次点の志望度が高い業界としては、市場価値の高まりそうなサイバーエージェントやレバレジーズなどのメガベンチャーを見ていたが、社員との相性という点から、志望度はそれほどだった。

海外を飛び回るという華やかな面の裏にある地道なクライアントとの交渉やトラブル対応という面において自分の能力や性格が活きると感じたため、インターンシップ参加前よりも総合商社の志望度は上がった。ただ、実際に事業として貿易を行っているのは海運であり、そこに魅力を感じている自分に気づいたため、海運業界の方が志望度が高くなった。