【光ケーブルの未来】【21卒】東日本電信電話（NTT東日本）の冬インターン体験記（理系/ネットワークプランニング）No.11074（慶應義塾大学大学院/男性）（2020/7/17公開）

志望度の高い通信業界の中でも、固定通信のリーディングカンパニーであり、実際にどのような仕事をしているのか外からでは分かりにくい会社であったため参加しようと思った。主にネットワークプランニングの仕事の体感が目的のインターンシップであったが、研究所の見学もでき、様々なワークフィールドについて知ることができるのも魅力的だった。

書類選考とWebテストのみであり、ESの内容は自身の長所とインターンシップの参加動機であったため、採用ホームページを見てインターンから学びたいことを考えた。

東京オリンピックの選手村に光ケーブルを引く。NTT東日本の支社から選手村までの敷設ルートを考えよ。

前半にやったこと

初日に会社説明とネットワークプランニングについての説明を行い、グループワークに必要な工期やコストの算出方法についてのレクチャーがあった。二日目から本格的にグループワークが始まり、三日目には設備所の見学や社員の方々との座談会を挟んだ。

後半にやったこと

チームごとに選手村への光ケーブルのルートを考え、工期やコスト、周辺需要の観点からなぜそのルートを選んだのか説明するスライドを作成した。四日目に中間発表を行い、フィードバックを基に最終日に人事と社員の前で全体発表を行った。

技術系社員/人事部

チョコレート

敷設ルートに正解はなく、すべてのチームが異なるルートを提案したため、それぞれのルートごとの比較を定量的に行ってほしかったというフィードバックがあり、また、発表スライドの作り方についても改善点を多く言われたため、人に提案することの難しさを学んだ。

5日間のグループワークであるため時間は十分にあると思われたが、初日が主にワークの説明であることや三日目が設備見学であること、最終日はスライド作成のための時間が必要なことから実質的な作業期間は二日だけであり、予想以上にタイムマネジメントが厳しかった。チームで役割分担を決め効率的にワークを進めていく必要があった。

光ケーブルを敷設するにも工期やコストなど様々な要因を複合的に考慮する必要があり、敷設ルートによって莫大なコストの差が生まれるため、ネットワークプランニングの仕事の責任の大きさを学べた。また、ネットワークプランニング以外にも設備所の見学や技術系社員の方々との座談会を通して、様々な種類の仕事が存在していることを知れた。

ワークについては丁寧な指導があるため準備は必要ないと思われるが、多くの社員の方々に質問する機会があるため、会社や仕事についての疑問点を事前にまとめていくといいと思った。

ワークの最後に実際に社員の方が考えた光ケーブルの敷設ルート例の紹介もあり、ネットワークプランニングの実際の仕事内容に近いワーク内容を体感することができたと感じた。また、座談会や最終日には社員の方々も交えた飲み会もあり、社員の人柄を深く知ることができたと感じた。

インターンシップに参加することで、それぞれのワークフィールドについて理解を深めることができ、採用ホームページでは知ることのできない部分まで学べるため、志望動機やキャリアプランに説得力が出ると感じたから。また、人事部の社員と顔見知りになれるため。

ネットワークのグランドデザインの際に周辺需要を考慮することによって、多様なビジネスの要望を実現でき、あらゆる産業における未来の事業展開を可能にすることができると感じた。また、社員の方々の雰囲気も良く、ワークライフバランスも優れているため、ストレスなく働くことができると感じたため。

本インターンシップ参加者限定のイベントも後日行われ、本選考での面接についても各イベントに参加したかどうか、また参加しなかった理由などを聞かれたため、イベントに参加するだけで志望度の高さをアピールできるようになっていると感じた。

主に通信業界やSIを志望しており、特に通信業界では他に三大キャリアやNTT西日本など主要企業の多くを志望していた。将来性の観点から、固定通信よりはモバイル通信の方が志望度が高かった。また、多くの業界に携わることのできるSIでは、技術力の高そうな大きめの企業（NTTデータや野村総合研究所）を志望していた。

東日本全域の固定通信をカバーするほどの大企業であるため、仕事で動くお金の規模も莫大であり、非常に責任感や影響力が強いことを体感した。すべての産業を支える通信インフラの構築により、多様なビジネスの要望を実現することができることを学び、通信業界への興味が大きくなったが、やはり将来性を考えると固定通信よりは移動通信の方が仕事としては面白いのかなと思った。