【伝達力の魔法使い】【19卒】キャピタル・アセット・プランニングのエンジニアの本選考体験記 No.5386（東京電機大学/男性）（2018/9/11公開）

質問への回答は端的にわかりやすくということを一番に意識した．自分の意見を述べるときは質問の意図をよく考えてからにし，的外れにならないように気を付けた．

とても和やかな雰囲気で進めていく．こちらの話をじっくりと聞いてくれるようなスタンスなので落ち着いて臨めば問題ない．

あなたの強みを教えてください．またその強みを発揮したエピソードや経験について

私は「人に分かりやすく伝える」ということが強みだ。人に物事を伝える時にはイメージや方向性を抽象的な表現で示し共有していくということと、具体的な数値で定量的な表現を使うこと、この2つの表現の使い分けが重要だと考えている。この強みを大きく発揮できた場面が2つある。指揮者の経験と共同研究先の理系でない方に研究を説明した時だ。まず指揮者では、私は「～のような」や「～風に」という抽象的な表現を極力控えて、「何パーセントの音量で」、「グラフで表すとこの関数のように変化させて」といった定量的または視覚的にわかる方法で指示を与えることを意識した。この結果、一度で全員の認識を統一することと、その場にいない人にも自分の意図を正しく伝えることが出来たと感じている。さらにメンバーにも端的で分かりやすいという評価を貰えた。また研究を説明する際は、専門的な用語や具体的な数値を詳しく掘り下げるより、抽象的な表現で物事を例えることや、3Dグラフィックソフトや模型を作成して、イメージを共有することを一番に意識した。その結果自分のやりたい方向性を理解して頂けたと感じている。

チームで取り組んだことについて教えてください．

大学の部活で1年間オーケストラの学生指揮者を担当し、周囲を巻き込んで物事を進めていくことを経験した。役割はプロの先生に指導して頂くのとは別に、自主的な合奏練習における指揮、指導である。私が担当する以前の合奏では、単に何となく曲を通すだけの練習が多かったと感じていて、その結果先生に何度も同じような指摘を受けることや、前回の練習の復習に多くの時間が割かれることがあった。私は自主的な合奏練習の質を改善することで、部活全体のレベルを底上げ出来るのではないかと考え、自分の指揮をする練習は「先生に指摘された箇所を定着させる」という目的を立てた。そのために、「メンバーとよくコミュニケーションを取り、不安な点を共有しておくこと」ということを意識した。具体的には練習後に不安となる箇所を全員で共有し、自分の合奏の時間は、皆が納得できるまで練習する時間にあてた。その結果メンバーから「先生の合奏で緊張せずにトライできた」「不安を解消できた」と評価をもらえた。さらに迎えた本番ではお客様からの大きな拍手を頂くことが出来た。

質問への回答は端的にわかりやすくということを一番に意識した．ただ自分のやってみたいこと，これまでやってきたことには熱意を持って話をした．その点を評価されたと感じる．

面接はとても和やかな雰囲気で進んでいき，1次面接と同様にこちらの話をじっくり聞いてくれるようんスタンスで行われた．

あなたの就活の軸は何か

私は就活の軸である「自己の成長」と「社会に対する影響」という2点を高いレベルで実現したいと思い、その上で貴社のプラットフォームが最適であると考えている。私は人が大きく成長するためには、知的好奇心と挑戦できる環境が重要だと考えている。貴社では、最先端の技術を駆使しそれを組み合わせ、クライアントの課題を解決する具体的な方法に落とし込むということを高いレベルで実現していると感じている。この環境で先端技術について興味と理解を深めながら課題解決に挑戦していくことで自己の成長も実現できると考える。「社会に対する影響力」については、クライアントの抱える課題を解決することでその業務を効率化しそれが伝搬することで、ひいては日本全体の力をボトムアップさせることができるのではないかと期待しているからである．

自己PRを行ってください

私が現在、特に意識して磨いているのは物事を人に分かりやすく伝える「伝達力」です。
この力を強く重要視し始めたのは学部3年生の時に、所属していた管弦楽部で、指揮者として部活のオーケストラを指導、指揮をした時でした。自分の演奏したいイメージを部員に伝えるのにとても苦労し、お前のやりたい方向性がわからんと演奏を止めてしまう部員もいました。そこでやっと自分は理想を振りかざすだけの、独りよがりになっていることに気づきました。
そこからは部員ひとりひとりと一緒に練習を行ったり、話し合うことで、意見交換や自分の目指すイメージを伝えることに専念しました。人に本当に物事を伝えたいときは、小手先のスキルよりも、その人との信頼関係や自分の物事への真摯さが重要だということを痛感しました。
端的に物事を伝えるには色々な技術が必要ですが、自分は真摯な態度で人に伝えるということを何よりも意識しています。