【鉄道愛を極めよ】【21卒】東海旅客鉄道（JR東海）の夏インターン体験記（理系/総合職（運輸系））No.9308（東北大学大学院/男性）（2020/7/13公開）

鉄道に興味があったため参加した。人の生活行動である「移動」に興味があり、その主な手段となる鉄道業界の業界最大手だったため、志望した。面接の練習のためにも有用かと思い、応募した。実を言うと、別業界を志望する上で、他業界を切る理由づけのために応募した、というのが本音。

自己分析を行った。自分の年表を幼稚園時代から作ることで、どういう人間性なのかを理解した。選考内容は、各種選考情報サイトを見て対策を行った。この時点では、志望動機は抽象的でも構わないだろうと思っていたので、具体的にはつめていなかった。結果受かったので問題ないと思われる。

ダイヤ計画体験

前半にやったこと

施設見学と事業に関する講義を受けた。安全安心を支えることへの責任感や使命感を強く感じることができた。愛知県に移動して実験施設の見学も行った。悪条件想定のシミュレーションを実際に乗車しながら体感できる。

後半にやったこと

施設見学とワークを行った。施設見学では、運転シミュレータを実際に操作することができる。ワークは、仮想状況下でのダイヤ計画を考えるもので、最終日に発表がある。順位づけあり。

系統の課長

印鑑ケース（だったはず）

私は比較的目立つ人間ではなかったが、懸命にコミットしている姿を評価してくださる社員の方がいた。そういった社員の人柄の良さや、気遣い力は今までインターンに参加した企業の中では、随一な気がする。

グループワークが最も大変だった。最終日前日は徹夜。ダイヤ計画を単に組めば良いと言うものではなく、何のためのダイヤ計画なのか、どういう状況なのかをしっかりと明示すべきであるが、そこを理解しない学生が多い。グループで足並みを揃えるのが難しかった。選考にグループワークなどが入っていないため、肩書とコミュ力だけでやってきた学生が多い。

他の学生との関係を作れたこと。その後も連絡を取り合う仲になった上、何度も飲み会をするほどの仲になった。また、志望業界こそ違えど、社会貢献を地でいく会社の社員の方々の熱量を知ることができて単純に働くことへのモチベーションが上がった。何のために働くのかをより意識するようになった。

特に準備することはないと思う。そもそもダイヤの組み方等は社内の人間しか基本的に知らないので、対策もできない。

腰が重い企業だと感じたから。JR各社の中で最も腰が重いと考える。安全安心を強く意識しすぎるあまりに動きが遅く、ストレスを感じるだろうと思った。他の会社が自動化している箇所をいまだに手動でやっている節があり、今後も自動化は考えていないとのことだった。雇用を守る使命なども当然あるとは思うが、会社のしがらみがまとわりついて思い通りに働けない、というイメージが払拭できなかった。

理由は主に2つで、1つ目は、他の学生に比べて会社への志望度が足りないと感じたから。2つ目は、志向性が違うと感じたから。2つ目に関してが特に顕著で、「挑戦」の定義の違いを強く感じた。新規領域を開拓する挑戦は少ない。定められた業務の枠内における自分なりの工夫が「挑戦」なのだろうと感じた。

社員への魅力を強く感じたから。言葉だけではない社会貢献への意識を感じた。人柄の良さも様々インターンに参加した企業の中でトップクラスの人たちばかりだった。懇親会などでのはしゃぎ具合と仕事の時の真面目さから、常にお堅いのではなく、メリハリをきっちり弁えている点にかっこよさを感じた。

明確な優遇はおそらくない。基本的にリク面を突破しなければならないはず。しかし、企業理解が進むという点で必ず有利に働く。実際に、インターン参加者からの内定者は多い。

総合デベロッパーのみを志望していた。「仮設検証の結果、他の業界は合わなかった」という実体験に基づいた理由づけのために様々な企業を受けた。その中でも、自分はスマートシティを推進したい思いを推して総合デベロッパー業界を受けようと思っていたので、それに関わる業界を中心に受けていた。インターンに参加したのは、ITベンチャー、ITコンサル、自動車、鉄道、インフラ、通信、デベなど。研究と掠っている業界を受ける傾向があった。

志望企業・志望業界に関する変化は全くなかった。「仮設検証の結果、他の業界は合わなかった」という実体験に基づいた理由づけのために様々な企業を受けたため。元々、意志を持って就活を進めていたので、特に軸がぶれることはなかった。ただ、「何のために働くのか」という問いを常に持つようになった。そのため、キャリア形成を強く意識するようになり、その後の就活で役に立った。