【理念に共感、研究詳細】【23卒】島津製作所の総合職の1次面接詳細 体験記No.36298（北海道大学大学院/男性）（2022/8/15公開）

オンラインなのでサイトにアクセスした

研究内容について詳しく説明した点についてかなり評価されたように感じた。また、会社の理念に沿った志望理由を話した時も面接官の反応は良かった。

面接官の方は最初から物腰が柔らかい感じがした。また、明らかに私が緊張していたためか、昨日は眠れたか、などのアイスブレイクの会話をしてくれた。ただ、面接中は少しドキッとする質問もされた。

ICRP（製品）について調べておくように言われた。

なし

もしも上司が明らかに間違っている指示を出したらどのように対処するか？

私は言われたことを言われたようにやる傍ら、それが間違っている、もしくはうまくいかない理由や証拠を探します。実際に卒業研究でも教授や博士課程の先輩が想定していたモデルが間違っていることを薄々感じており、その間違いをどのように証明するかを教授から受けた実験を行う傍ら考えていました。そして、様々なデータが出そろい、やはりモデルがおかしい、という確信を自分自身が得たところで新しい実験方法を提案し、それにより想定されていたモデルがやはり誤っていたことを証明しました。仕事を行う上でもおそらくこの行動と同じ行動をとり、上司の誤った指示を正しい方向に舵取りするための証拠を集め、提示するのではないかと考えています。

検出するために使った計測装置が回折格子を回転させるタイプ（ピンホールタイプ）でない理由は何か？

計測対象とした放電は100nsで消滅してしまいます。さらにその内部情報は10ns程度で急激に変化していきます。私の研究はそこに○○を照射することにより得られる散乱信号をもとに内部情報を得るという研究です。そのため回折格子をゆっくりと回転させて散乱信号を検出する、という悠長なことをしていると非常に長い時間が必要となります。さらに、ピンホール型にすると装置関数が非常に問題となってきます。本研究では散乱信号の形状そのものが非常に重要であり、装置関数、という信号の広がりが存在していると解析が非常に困難になってしまいます。これらの理由から、本研究では回折格子を回転させるピンホール型の計測装置とはしませんでした。