【熱意溢れる研究者】【23卒】住友電気工業の総合職の1次面接詳細 体験記No.27608（非公開/非公開）（2022/5/27公開）

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熱意を重視されると聞いていたので、とにかく自分の熱意を伝えるように心がけました。研究をできるだけわかりやすく説明しました。

面接官の第一印象から温厚な人だなと思い、また口調も物腰の柔らかい感じだった。面接を始める時にアイスブレイクの意味合いを込めた雑談から入り、緊張をほぐして志望動機を聞くことよりも学生がどんな人間かを見ているようだった。

あり

なし

他の会社を受けられていますが弊社は第何志望ですか？また、その理由は

第一志望です。なぜなら、私は、世界中で使われる新たな価値を創出に貢献したいという夢があり、貴社であればそれを実現できると考えたためです。貴社は自動車分野からインフラ関連、エレクトロニクス分野まで世界中の幅広い分野を支えています。幅広く支える貴社であれば、新たな価値を生み出す広い視野を身につけられると考えます。私は貴社の一員として、人々のより良い生活のための開発に関わることで社会に貢献したいと思い、貴社を志望します。私が貴社でやりたいことは材料開発です。製品の高機能化にともない、最大効果を得るため、材料開発は欠かせないものとなっており私の夢である世界で使われる新たな価値の創出に関われると考えます。

研究内容はどのようなことをしてますか

私は、高機能性微粒子の新規合成法の開発を研究しています。微粒子は１０億分の１メートルという非常に小さな粒子のことであり、その表面積が大きくなることから物質の性質が変わることが知られています。例えば、中世ヨーロッパの教会にあるステンドグラスの赤い色彩は金の微粒子が入っていることに由来します。古くから利用される微粒子は近年、触媒やエレクトロニクスなど幅広い応用が期待されています。本研究では、ある構造を持つ微粒子を作ることを目的にしています。この物質は含水量によって構造が変わることが知られています。例えば、天然のこの物質は各元素が隙間なく並んだ構造になっています。それに対し0.8水和物の時、六角柱状の構造をとり中央が空洞になっていてそこに水分子が入ることによって安定化しています。この水分子を別の機能性分子に変えることで需要に応じた機能性が発現させられるのではないかと考え研究対象にしました。その為、別の分子への置換を容易かつ一定条件で可能にするために六角柱の高さを低くし、大きさや形を揃えた粒子の生成を研究目的としています。現在、目的である六角柱の構造を持つ微粒子の作成には成功していますが、まだ大きさや形にばらつきが見られるため今後ばらつきを無くすために検討していく必要があります。