【キラルな界面活性剤で革新的分離】【22卒】 村田製作所 実務実践型インターンシップの通過ES(エントリーシート) No.45807（大阪大学大学院/女性）（2021/5/19公開）

私の研究テーマは、キラルな界面活性剤を用いた速度論的抽出分離の開発です。キラルとは、鏡像関係にあって重ね合わせられない物質の性質のことです。界面活性剤を用いて、界面通過速度を下げ、抽出速度の違いによる分離の実現を目的としています。界面の物質通過において、拡散過程と界面通過過程が考えられ、拡散が律速段階であるとわかっています。律速段階とは、一連の反応が複数の段階に分かれている場合、その一連の反応の中で、最も反応速度が小さく、その反応が全体の速さを決める段階の反応のことです。つまり、物質通過において、界面通過で起こる反応は速すぎて、界面の寄与がみられないという問題点があります。そこで、私は、この拡散を排除して、界面通過に着目したいと考えています。キラルな界面活性剤を用いて物質移動の制御が可能になれば、キラル選択制を向上させた溶媒抽出系の構築が期待でき、新規分割法の開発に繋がると考えています。 続きを読む

応募動機は、高い技術力を持つ貴社で、企業で技術者として働くことのイメージを掴みたいと考えたからです。一貫生産体制をとり、独自性を持つ貴社では、やりがいを感じることができると思いました。私は、インターンシップを通して、製品開発を見据えた技術者の視点、考え方、やりがいを学びたいと考えています。そこで、科学技術が実生活にどのように生かされるのかを体感し、これから自分に必要なものは何か、感じ取りたいです。 続きを読む