私はボランティア=「部外者」と言うイメージに変化をもたらす活動をしました。私は大学3年間、東北のボランティア活動を行いました。NPO団体笑顔届け隊という40人くらいの団体で活動内容は主にイベントの主催です。私たちが来ることを喜んでくれる方がいる一方で「瓦礫もないのに何がボランティアだ。」と言う声を聞くこともありました。 真剣な気持ちで東北に来ていることを伝える為に、東北の方と絆を作ろうと決めました。そしてそのことを仲間に話し継続して東北に行くことを提案しました。年間に1回程度であった活動回数を3回に増やし、3年間で8回東北に行きました。前に会った方との交流を大切にするため、イベントに参加してもらい、私たちのことを知ってくれる人を増やしました。私はその中で特にお年寄りの方がイベントを楽しめるように1人で来ている人に積極的に声をかけました。「復興に向け一緒に頑張りましょう。」と手紙を渡したことが一番喜ばれたことです。「また東北に来てくれたんだね。ありがとう。」と言ってもらえることが私の活力でした。工夫したことのもう1つは、名前を覚えるために特徴メモを取ったことです。二度以上会った方とは親しみやすく話せるよう特徴を記載しました。始めは名前も知らなかった方と親密な関係を作ることに成功しました。イベントを通して約105人の方とお会いし、現在でも30人の方と日常生活で連絡を取り合っています。今まで単発の活動であると思われていたボランティアを変えることが出来ました。活動を通してボランティアと自分への信頼を獲得しました。今では復興のイベントにも呼んで頂きます。駅や町の完成を間近で見て、自分も嬉しくなり、東北の「関係者」になることが出来ました。
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