私が考える良い人間関係とは、お互いを知り尽くしていることで、無言でも特に気を遣うこともなく居心地の良さを感じさせ、時には相手のことを思い欠点に対しても本音で意見し合えることが普通にできる関係であると考えます。そして久しぶりに会っても昨日も会ったかのように自然に振る舞える関係であると考えます。私には中学時代からの10年来の親友がいます。最寄りの駅が近いこともあり、中学、高校と行き帰りをほぼ毎日共にし、所属する軟式野球部でも一緒でした。しかし常に仲が良かったわけではなく、中学生の時にはお互い会えば何かしらに文句をつけ喧嘩するという時期もありました。今思えば、私はそうした時期があったことで、お互いについての様々な面に理解が深まり、より良い関係性を築く糧になったと感じます。高校2年時には部活動で彼が主将、私が副主将という間柄も務め、彼の性格上ストイックさから主将として孤立する機会が時々あり、一番彼を知る私が副主将として支えていました。そして、学校外でも私の父の実家の梨畑を手伝いに来るなど家族ぐるみで親交もあります。また、こうした人間関係は一種縁も関係しているのか、大学も同じ所に進学することになり、今でも野球サークルで共にし、お互いの結婚式の友人代表スピーチはお互いが行おうなど今から話しています。逆に、悪い人間関係としては1度起きてしまった衝突から、お互いに壁を作り続けてしまう関係です。私は、高校時代にとあることがきっかけで友人と衝突し、卒業まで一切関わらなくなってしまった人がいました。周りの共通の友人たちの手助けなど、仲直りするタイミングはいくらでもあったのにも関わらず、お互い意地を張り続けてしまいました。そのことで当事者だけでなく周りも巻き込んでしまったことは今でも申し訳なく感じています。もし、少しでも大きな心を持ち、勇気を持って自分から歩み寄り彼と話し合うということをしていれば、親友との関係同様に、彼とも良い関係が築けたのではないかと考えます。
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