20卒 本選考ES
生産技術職
20卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマ・内定について
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A.
私は、タンパク質酵素の分子進化(分子レベルでの生物進化現象)についてのシミュレーションを用いた研究をしています。 私の実験では、データベース上に公開されているタンパク質酵素における全原子の運動についてニュートン力学法的に計算し、分子の挙動を推定する分子動力学シミュレーションと呼ばれている研究手法を主に用いています。これにより、タンパク質酵素の分子運動の方向や大きさ、自由エネルギーの変化などを解析し、タンパク質酵素に分子進化が生じた形跡を発見しようと取り組んでいます。 現在はこの試みに加え、全原子中の電子状態について膨大なシミュレーションを行う量子化学計算と呼ばれる手法も導入しています。これにより、タンパク質酵素が反応物を取り込み、反応させる部位にあるアミノ酸残基(タンパク質酵素を構成すアミノ酸単位)についての科学的な役割の同定などを行い、より局所的な分子進化の形跡の捜索に取り組んでいます。 続きを読む
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Q.
学生生活での取り組み、経験について
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A.
私は所属している研究室で初めてコンピュータを用いた研究に取り組んできました。 しかし、コンピュータでの演算を用いた研究に取り組んだのは私が初めてだったため、実験ノウハウがなく、研究室にある家庭用レベルのコンピュータだけの状態から研究を始めました。 まず私は、研究テーマが近い論文を読み、どのような研究用ソフトウェアが必要なのかを調べ、研究室のコンピュータでも計算可能なソフトウェアを選びました。 また、アルゴリズムを理解するための計算科学・物理学の知識やプログラミングの知識を深め、サンプルデータを落ちいて実際に計算したり、類似の研究テーマを扱う他学科の先生にもご教授していただいたりしたことで、原理や使い方を習得しました。 その結果、研究を行うためのノウハウを構築し、新たな知見が得られただけでなく、自分の構築したノウハウを用いて、生体物質を扱い研究を行う先輩方のサポートをすることができました。 続きを読む
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Q.
ご自身の強みと弱みについて
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A.
わわしの長所は協調性が高いことです。常に仲間のことを考えて行動するようにしています。スーパーマーケットでのレジ打ちのアルバイトでは、頼まれたことはなんでも快く引き受け、ゴミ出しなどの嫌われがちな仕事も進んで行いました。仕事が身につき多少の余裕ができてからは、相手の要求を先読みして働くことを心がけてきました。 これにより、パートタイマーの方々や他のアルバイトの学生とも信頼を築くことができ、意図せぬ問題が発生した時や、新型レジの導入といった職場の環境の変化が生じても、連携して対応できるようになりました。 私の短所は考え過ぎてしまうことです。勉強や研究を進めている最中に、常に「もっといい方法があるのではないか?」「ケアレスミスをしていないか?」といったことを追求してしまいます。 今後は不明点があれば素直に上司の方々に質問し、仕事の進捗具合などについて周囲通す男子ながら、確実に仕事を進めていきたいです。 続きを読む