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【21卒】信越化学工業の研究開発職の1次面接詳細 体験記No.11036(埼玉大学大学院/男性)(2020/11/18公開)

2021卒の埼玉大学大学院の先輩が信越化学工業研究開発職の本選考で受けた1次面接の詳細です。1次面接で聞かれた質問と実際の回答や、実施時期、面接時間、面接の雰囲気、評価されたと感じたポイントなどを公開しています。ぜひ、先輩の回答を選考対策に役立ててください。

2021卒信越化学工業株式会社のレポート

公開日:2020年11月18日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 最終面接
職種
  • 研究開発職

投稿者

大学
  • 埼玉大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

1次面接 通過

実施時期
2020年05月
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
技術一人、人事一人
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

前半は技術面接、後半は人事面接であり、どちらの質問にも簡潔に答えることができたのが良かったと思う。また、工場が地方にある為、地方勤務について聞かれるなどの独自の質問にも素直に答えられたのが良かったと思う。

面接の雰囲気

特に重苦しい雰囲気はなかったが面接官の年齢が比較的高く少し緊張した。名前の確認を行った後すぐに面接が始まった。

1次面接で聞かれた質問と回答

志望動機と研究概要の説明を5分程度でお願いします。

私は、新規素材の研究開発を通じて、世界中の人々の暮らしを豊かにしたいという強い思いがあります。この思いはですね、大学で有機材料について学び研究に携わる中で、材料にはそれぞれ特徴的な性質があり、その性質を最大限に生かすことで最終製品の価値を高めることができ、社会のニーズに対応できると感じた為です。ですので、材料メーカーを中心に現在就職活動を行っておりまして、その中でも御社を志望する理由は大きく2つございます。一つ目は、事業分野の将来性の高さです。御社のメイン事業である半導体関連事業は、今後のAIやIoTの発展に伴い更に需要が高まり、今まで以上に社会貢献性も上がり、やりがいや達成感が感じられると思い、魅力に感じました。二つ目は、独自の研究体制です。御社は少数精鋭で一人一人が裁量の大きな仕事に携わることができ、研究だけでなく営業や生産とも連携しやすい研究体制により、いち早く社会のニーズを知り、研究に反映できるということは御社ならではの魅力であると感じました。この理由から、私は御社での材料開発に挑戦したいと思い、志望しております。
資料の方はお手元にお揃いでしょうか。初めに資料に一点、訂正があるのですが、二枚目、Fig.5 左の写真がTPC1p-16となっているのですが、正しくはTPC1m-16です。
大変失礼いたしました。それでは説明を始めさせていただきます。
私の研究テーマは、「桂皮酸構造含有トリフェニレン誘導体の液晶性と光重合反応に及ぼす側鎖の影響」です。
まず、研究背景ですが、液晶性有機化合物は、ある特定の温度範囲で、分子がある一定の方向に配列し、資料のFig. 1に示したようなカラムナー構造を構築し、分子の積み重なりの方向に電気を通すようになります。また、一般的な無機半導体に比べ、加工性に優れており、分子エレクトロニクスの分野への利用が注目されております。
しかし、この電気を通すという性質は温度に依存し、ある一定の温度でのみしか発現することができません。
この欠点を克服するため、カラムナー構造を保持した状態で光を当て、重合し、分子の積み重なりを固定することで、導電性と熱安定性の両方の実現を目指しています。
また、私の研究では、前任者と異なる分子構造を設計し、液晶特性の変化を調査したり、重合によって得られるポリマーの形態の変化について調査しています。
それでは結果と考察について説明します。
まず、合成に関してですが、Fig.3 に示したようなトリフェニレン誘導体を設計し、こちらをTPCと名付けました。
TPCはアルキル側鎖の本数と、位置、長さによって分類し、スキーム1に従い、側鎖がベンゼン環のメタ位に1本導入されているTPC1m-nと、メタ位に2本導入されているTPC2mm-nを合成いたしました。
続いて、合成したTPCの液晶性について説明します。
Fig.4 はTPCの相転移挙動を示しており、Fig.5 は液晶温度での偏光顕微鏡観察によって得られた液晶組織になります。
まず、TPC1m-12では液晶性を発現せず、これは側鎖の長さが短い為に、運動性が不十分であったためと考えられます。
一方でTPC1m-14と16では共に液晶性を示し、側鎖が長い16では運動性が大きくなり、相転移温度は低下しました。
最後に、TPC2mm-4と6についてですが、こちらは側鎖の数を多くすることで、より運動性が増し、液晶性が発現しやすくなるのではないかと期待し物性を評価いたしました。
結果としては、どちらも転移温度が不明確となり、これは、二本の側鎖を導入したことにより、分子同士の立体障害が大きくなり、液晶相の構築が不安定となったためと考えられます。
最後に、光重合結果についてです。
Fig. 6をご覧ください。
TPC1m-16では屈曲したファイバー状ポリマーが得られた一方で、側鎖の位置を変えたTPC1p-16ではらせん状ポリマーが生成しました。
この違いから、側鎖位置の違いによって架橋の際の分子の集合状態の安定性が異なると考えられ、ポリマーの形成機構の解明を現在進めております。
今後の展望といたしましては、先ほどのポリマーの形成機構の解明に加え、新規のトリフェニレン誘導体の合成と物性評価を行うこと。
そして、資料には記載していないのですが、TPCの導電性を測定したいと考えております。
説明は以上となります。

志望職種と事業分野は何ですか。

私は研究開発職を志望しております。御社の製品や技術を通じて、人々の暮らしに貢献するために、材料研究者として新たな価値を創造したいと考えているからです。研究開発は、世の中に今まで存在しなかったものを生み出すことができ、その製品や技術が世に浸透していく様子が目に見えて成果が分かる魅力的な仕事だと考えている為、御社では研究開発の部門で活躍したいと考えております。事業分野は半導体シリコン事業を希望しております。今後世の中においては、AIやIoTの普及により、半導体需要がさらに加速すると考えられます。そうなったときに、半導体の基盤となるシリコンウエハーや化合物半導体は全ての製品の大本とも言え、社会貢献性も非常に高い分野であると考えています。また、大学の研究で得た半導体材料に関する知識も生かすことができると思い、この事業を志望しております。

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信越化学工業の 会社情報

基本データ
会社名 信越化学工業株式会社
フリガナ シンエツカガクコウギョウ
設立日 1926年9月
資本金 1194億1900万円
従業員数 25,592人
売上高 2兆8088億2400万円
決算月 3月
代表者 斉藤恭彦
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目4番1号
平均年齢 42.2歳
平均給与 876万円
電話番号 03-6812-2300
URL https://www.shinetsu.co.jp/jp/

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