【人生を豊かにする戦略】【23卒】ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドのアソシエイトコンサルタントの本選考体験記 No.27375（非公開/非公開）（2022/5/23公開）

あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。/あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。

採用サイトのマイページから提出

Webで入力

ベインはESはほとんど関係ないと思うのでそこまで気にしすぎる必要はないが、それでも字数が短い中で簡潔に論理的に記す必要はあると思う。

就活会議などで選考を通過されているESを参考にしながら、自分の表現によりいいものはないかと考えながらブラッシュアップした。

就活会議

ベインはwebテストの通過ボーダーがかなり高いと聞いていたので、図表読み取り型の玉手箱の対策をしました。

玉手箱：言語、非言語、性格

一般的な玉手箱と同じです。

なし

動画選考のリンクから入室し、撮影。撮影終了後、ツールを閉じて終了。

一次面接は録画面接なので、基本的なフェルミ推定の能力を見られていると思います。また、最後に自分のアウトプットを精緻化するならどのような方法をとるかという質問もあったので、普段からその視点を持つといいと思います。

動画面接だったので、特に雰囲気などはないがフェルミ推定を録画でやったことはなかったので緊張した。また、使うツールも初めてのものだったのでよく使い方を調べた。

なし

なし

セブンイレブンで1年間に売れるおにぎりの個数を求めてください。店舗数は20,000店舗とします。

まず結論から申し上げますと、セブンイレブンで購入されるおにぎりの個数は約24億個と求められました。以下どのように導きだしたかを説明します。
まず、大きく因数分解しますと、セブンイレブンで1年間に購入されるおにぎりの個数は、1店舗当たりの年間おにぎり購入数×店舗数とすることができ、後者に関しましては、過程より2万店舗とすることができるので、前者をさらに分解していきます。そこで、1店舗当たりの年間おにぎり購入数を因数分解すると、1日当たりの来店客数×食品の購入率×おにぎり購入率×平均購入個数×営業日数となります。そこで、来店客数や食品購入率、おにぎり購入率は時間帯と平日か休日かによって変化のある変数だと考えたので、平日と休日、その中でも朝、昼、夜の時間帯に区別して、あとはある程度の論理性のある数値を入れて計算した結果、24億個となりました。

動画選考では質問は一つでした。

動画選考では、ベインの志望動機と上述したフェルミ推定の2問であったため、ここではフェルミ推定について少しでも役に立つような情報を書こうと思います。フェルミ推定で重要なことは4つあります。ひとつ目は何に着目した因数分解をするかです。これは需要ベース、供給ベース、例えばカフェで供給ベースなら、席数なのかレジ台数なのか等があります。2つ目は因数分解の中に漏れがないかどうか確認することです。ここで変数に漏れがあると、正しい結論には確実に到達しません。3つ目はそれぞれの変数にどれだけこだわるかです。具体的には、客数であれば、平日か休日か、さらに朝昼夜などの時間帯で区切るか、さらに時間を細かく区切るかなど、どの程度こだわるかということです。これは、経験で養っていくところですが、制限時間とその変数がその問題で大切な要素かで判断するといいです。最後は計算を楽にする工夫です。自分で置く数値を楽にしたり、加重平均を使ったりするのがいいと思います。

会議ツールに入室し、面接開始。面接終了後、退室する。

思考の柔軟性と、構造化して考える力が試されていたと思います。私はとにかく面接官の指摘を受けて柔軟にアウトプットすることに注意しました。

面接官の方は最初から笑顔で話してくださる温かい方でした。ケース面接ではベインの社員さんなので鋭い指摘もかなりありました。

なし

なし

国内の子供服の市場規模を求めてください。

まず、子供服の市場規模について、結論から申し上げますと、8000億円と算出されました。以下で、どのようにしてこの数値を導き出したか説明します。まず、子供服を0～10歳までの子供向け福と定義しました。まず初めに、子供服の市場規模は、現在全国の子供持ち家庭が持つ子供服の所有数を子供服の平均所有年数で割ることによって求められると考えました。後者の平均所有年数に関しては、子供服の特性上、何年も着ることは考えずらいので1.5年と置きました。前者の全国の子供服の数に関しては、家族世帯×子供一人当たりの子供服平均所有数×子供の数で求められると考えました。子供一人当たりの子供服平均所有数に関しては、1週間にどの程度の種類の服があれば大丈夫かを考えました。その他数値を適切に当てはめた結果、8000億円になりました。

ある国内の中高価格帯子供服メーカーA社の売上がなぜ下がっているかを構造化してください。

まず国内の中から高価格帯の子供服を取り扱っている子供服メーカーのA社がなぜ売り上げが下がっているかをトップダウンで構造化すると、まずは市場が原因なのか、A社の内部が原因かという2つが挙げられます。前者に関しては、少子高齢化により、子供服市場は依然と比べてそもそも需要が下がっていると思います。また、市場内ではなく、他の市場に奪われている部分もあると思います。具体的にはメルカリなどのプラットフォームで個人が着られなくなった子供服を出品することにより、新品を買う頻度が下がっていることも考えられます。続いて、A社に関しては、品質、値段、外的要因などに分けられますが、特に値段の部分で、現在は低価格でも高品質のユニクロ等があるので、そこにシェアを奪われているのではないかと考えます。