【総合ディベロッパーの挑戦】【23卒】住友不動産の冬インターン体験記（文系/Winter Internship）No.24868（非公開/非公開）（2022/5/9公開）

インターンに興味を持ったきっかけとしては、ディベロッパーの中でも特に総合ディベロッパーに興味を持っていたからです。総合ディベロッパーの中でも住友不動産のインターンシップは参加できる人数が多いこともあったので挑戦してみようと思った。

ディベロッパーのインターン選考はあまり参加したことがなかったので、ディベロッパーに合うような志望動機や就活の軸などを考えた。

住友不動産は対面で面接があり、その中で感じたことは住友不動産の激務に耐えられるタフさを持っているかを見られている気がした。

ある建設予定地で、利益を最大化することを考慮してビルを建てるとしたら、何をどれだけ作るか提案するグループワーク

グループワークに必要な知識のレクチャー→グループワーク→発表

ディベロッパーの方がどのようなことを考慮しながら建物の中身を考えていくのかという思考過程や、住友不動産ならではの考え方

建設するビルの企画を考える課題

1日目にやったこと

一日目はまずインターンシップ課題に取り組むにあたっての必要な知識に関する講義が行われた。その後、住友不動産が開発している地域の街歩きをしたのち、最後に課題が発表された。

2日目にやったこと

二日目は、初日の最後に発表された課題に一日中グループで取り組んだ。グループワークに取り組むうえで疑問に思ったことは巡回している社員に質問することで解消しながら進めた。

3日目にやったこと

最終発表に向けてスライドの作成や想定質問に対する回答を作るなど、発表のブラッシュアップに努めた。その後、発表が全チームで3時間ほどあり、終了後には社員さんとの座談会が一時間ほど行われた。

人事部長

なし

一日目の街歩きでは、一班に1人実際に働かれている社員さんのお話を聞きながら、住友不動産の開発地を巡ることができるので非常にためになった。ワークに関しては、運営の方が二人いるだけなのでこちらからアプローチしない限りは関わることはほとんどないと思う。収益性を第一にしていることが印象的だった。

建物についての知識がほとんどない状態で、一から建物の企画を考え、収益性が最大であることをプレゼンすることがとても大変だった。なかでも、数字とかなり向き合わないといけないことが大変だった。商業、ホテル、オフィス、住宅などをいろいろな比率で想定したうえで、すべてのパターンの収益を計算したのには骨が折れた。

皆さん面接を通過してきているので、コミュニケーション能力が高く非常に刺激的だった。

住友不動産のような総合ディベロッパーのインターンシップに参加したからこそ、一つの大きな土地にどのような建物を建てるのか、行政計画などを考慮しながら考えるという経験ができたと思う。また、住友不動産の社風を肌で体感できたのは、複数Daysのインターンシップに参加したからこそだと考える。

ディベロッパーの方たちがどのような考慮要素を考えたうえで、建物の計画を立てているのかを知っておくと、インターンシップの課題には取り組みやすかったと思う。

私が住友不動産で働くことが想像できなかった理由は、インターンシップで感じた住友不動産の社風と、自分の理想とする会社像がマッチしていないと感じたためだ。具体的には、ディベロッパーといえばある程度自由な発想を大事にしていると思っていたが、住友不動産はあくまで収益が最大であることを第一に考える社風だった。

インターンシップに参加したことで、住友不動産はかなり体育会系であり、かつ自由な発想よりも収益性が最大になる建物を建てることを最重要視していることが分かったので、自分の理想とするディベロッパーとしての働き方や社風とはかなりずれていると思ったので、面接でそのズレを埋めることは難しいと思ったため。また、単純にディベロッパーの採用数は少ないため。

インターンシップに参加したことで、住友不動産の志望度が下がった理由は、先ほど記述したことと同じだが、自分が思っていたディベロッパー像とは正直全く違ったからだ。私はもちろん収益性が大事であることはわかっているが、その上で自由な発想やインスピレーションを大事にする職業だと思っていた。ただ、住友不動産ではそれが実現できないと思ったため。

インターンシップに参加し、優秀だと認められるとかなり少人数の座談会に招待されるため、本選考ルートの学生よりもかなり優遇があると考える。また、3日間を通しての評価なので、人事もかなりプラス評価していると思われるため、有利に働くと考える。

インターンに参加する前の時期は、私はコンサルティング業界を志望していた。志望理由は2つあり、1つ目は外部から客観的に顧客の問題点を洗い出し、課題解決に導くコンサルティング業務の特徴が自分の経験や能力に合っていると考えたからだ。2つ目は「多くの人々の人生を豊かにする」という私のキャリア目標を達成するのに最適な環境だと考えたからだ。

このインターンシップに参加して、受ける企業を考える際に業界という軸で分けるのではなく、自分の考える理想の会社像とその会社の社風がマッチしているかという分け方で考えるようになった。というのも、住友不動産のインターンシップに参加したことで、ディベロッパーだったらどの会社でもいいわけではないことを痛感したので、それはどの業界についてもいえることだと考えたからだ。