【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】人事【面接の雰囲気】面接官の雰囲気は終始、和やかだった。エントリーシートに書いた自分の趣味特技についての話を広げてくださり、とても話しやすい環境を創ってくださった。その自分の成し遂げたい事や現在の就職活動状況についてもお話した。【学生時代に力を入れたことを教えてください。】私が学生時代に力を入れたことは、4年間の飲食店のホールのアルバイトです。その際、スタッフが働きやすい環境を創ることに心を配りました。入社当初は、スタッフ間で円滑な意思伝達ができておらず、お店全体が1人1人に負担のかかる効率の悪い働き方になっていました。入社して半年程で仕事を一通り覚え、お店への貢献度が高くなりバイトリーダーとして仕事をするようになった頃私は、スタッフ間の信頼関係を築くために、慰労会の企画や後輩指導、賄いを一緒に食べるなど、親睦を深めることに尽力しました。また、忙しい中でも冷静な視線を持ち、効率的に営業するために今何をすべきかを考え、連携することに従事して仕事に励みました。その結果として、スタッフ同士のコミュニケーションや営業に対する要望、提案が増え、労働環境の改善に繋がりました。そして、大型連休の一日の平均売上も前年比8%増加しました。私は、チームのために自分がすべきことは何か使命感を持って考え、行動する力を御社の半導体製造装置の製造に携わる中でも発揮し、社会に貢献します。という内容を伝えた。上記のように長く話すのではなく、もっと簡潔に伝えて、自分の発言に対する質問がいくつかあったので、聞かれたら、返答するという会話のスタンスを保つことを意識した。【研究内容について簡潔に教えてください。】トランジスタは、電子機器の高性能化に伴って小型化が進んでおり、ナノスケールのトランジスタでは、電子はチャネル中を結晶格子や不純物による散乱を受けずに走行するようになります。このような電子は弾道電子と呼ばれていますが、量子コンピュータへの応用が期待されており、その直接観測のための技術が今後重要になると予想されています。しかし、シリコンナノMOSトランジスタ中の弾道電子の観測はこれまでに成されていません。そこで当研究室では、シリコンナノMOSトランジスタのチャネル中を移動する弾道電子の詳細観測を目指して研究を行っています。この中で私はTime of Flight法(ToF法)と呼ばれる、デバイスに高周波交流電圧を印加し弾道電子の走行時間を計測する手法の基礎検討に取り組んでいます。現在、デバイスへの入力交流電圧の正確性の評価とToF法によるコレクタ電流の位相差依存性の評価を行っています。という研究の概要に加えて、自分が研究で培った経験を貴社でどのように発揮できると考えているかについても述べた。「したい」と「できる」のバランスを意識して話した。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】自分の研究活動での経験が半導体製造装置製造にどのように活きると考えているかについて簡潔に伝えることができたことは評価にされたと考える。また一つ一つの質問に対して、短く答えて、1人よがりな面接にならなかったことも評価されたと思う。
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