22卒 インターンES
エコノミスト
22卒 | 東京大学 | 男性
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Q.
「あなたが考える日本のポストコロナ時代のありかた」を論述してください。 (800文字以下)(大和総研・シンクタンク)
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A.
コロナ後の日本は、人口の均衡が取れた国土を目指すべきである。出生率の低い大都市圏への人口流入は、若年人口を将来的に減少させ、社会保障制度の維持を極めて困難なものとする。加えて、過密に伴う混雑、汚染は社会的コストを増大させ、個人の効用を押し下げることになる。更には、都市は災害、戦争、感染症といったリスクに対して極めて脆弱である。 ただし、三大文明の頃から人類は集住し、集積効果を享受することで発展してきた。現在でも、最も付加価値を生む地域は大都市であり労働、消費の両観点から集積効果の果実は無視できないものである。 現在のコロナ禍では経路依存的に採用され続けてきた非効率なシステムが廃され、テクノロジーを用いた新しい生活が採用されつつある。例えば、テレワークやオンライン講義といったものは従来、検討すらされてこなかったが、止むを得ず実施したことによってその利便性が認識され、ニューノーマルとなることが予想されている。これらのバーチャール空間への移行は、集積効果を盾にした都市の優位性を揺らがす動きであり、大都市圏のデメリットを解消させる契機となる。 ここで私は、地方都市を包摂する超大都市圏の形成が大都市と地方の問題を解消すると考える。バーチャル空間を活用した働き方、学び方は常に物理的に集まることを要請しない。ただし、人間は物理的に会うことで信頼関係を構築してきたことからある程度の接触は不可欠である。つまり、人が集まる大都市は依然として必要であるが、大都市圏へのアクセスが保証されるのであれば、生活の拠点を大都市圏から離れた地方都市に置くことができる。更に、大都市圏と接続した地方都市では大企業が就職先の選択肢として浮上することで、出生率の低い大都市圏への若者の転出を抑制できる。ここで実現された調和のとれた人口分布によって、社会保障制度の維持、リスク最小化、都市の過密や汚染の解消が期待できる。 続きを読む
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Q.
「Research!! Summer Workshop」に応募した目的と理由を記述して下さい。 (400文字以下)
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A.
私が応募した目的と理由は、リサーチ業務への理解を深め、適性を見極めるためである。私は、強い好奇心から知らなかったことを徹底的に調べる癖がある。そのため以前から関心があった中国の台頭を検討するために、今学期から他学部の国際政治のゼミに参加した。中国の台頭というテーマに対して、歴史、文化、経済、政治といった様々な面から切り込むことは刺激的な体験であり、是非調査・分析を行える仕事に就きたいと思うようになった。特に、貴社のリサーチ業務では学部で学ぶ経済分析や、経済に関わる知識を如何なく発揮できるため、私にとって魅力的である。しかし、現時点では業務の実態は漠然としたイメージに留まっており、自分にその適性があるかどうか未知数である。インターンシップでは、実際に調査業務を体験し、社員の方々と交流することによって、リサーチ業務への理解をより精緻なものとし、今後のキャリア選択に生かしていきたい。 続きを読む
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Q.
学業以外で力を入れて取組んだことについて教えて下さい。(150文字以下)
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A.
大学入学後、茶道に取り組んできた。精神修練のため点前に取り組む姿勢、更に季節を調度に反映させる遊び心に私は惹かれた。大学一二年の間はサークルに所属し、日々稽古に励んでいた。引退後の現在は、許状を取得し、師事した師匠の元で茶銘と呼ばれる茶人としての称号を獲得することを目標に、稽古に励んでいる。 続きを読む
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Q.
専攻分野もしくは力を入れた学業分野について教えて下さい。 (150文字以下)
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A.
専攻は国際金融、特に中央銀行デジタル通貨について学習している。デジタル通貨の導入は金融システム全般を大きく変容させる可能性がある。ミクロレベルでは、銀行預金がなくなり、決済手数料が大幅に低下する。マクロレベルでは中国が開発段階で先行していることでドル中心の国際金融体制が変化することが予想される。 続きを読む