【19卒】中外製薬の冬インターン体験記（理系/開発職）No.3759（慶應義塾大学/男性）（2018/10/11公開）

自分は開発職として参加していたが、営業職（MR）や研究職、安全性職の人達も参加していたので、多様なバックグラウンドを学ぶきっかけになった。特にディスカッションの際には、自分のバックグラウンドでは考え付かないようなことを提案してくれたので、新しい視点を学ぶことが出来た。

業界全体の医薬品開発の傾向を把握して、いまどの会社と競合関係にあるのか、会社としての強みはどんなところかという事を調べておけばよかった。

インターン中に出会った社員の方々が非常に親しみやすく、その会社で上司に対して提案しているような様子がイメージできた。また、様々な業種の人達と関わるインターンだったので、実際の業務でも様々な人たちと関わりながら医薬品の開発業務に携わっている自分がイメージできた。

例年の先輩方の情報と照らし合わせると、今回のインターンでは業務理解を中心にしていたため、本選考での優遇は何一つないと考えられた。実際に本選考でも一切の優遇は無く、インターン参加者が内定を多くとっていたという話は聞かなかったので、やはり毎年このインターンは班選考に関係ないと考えられる。

実際の業務を体験して開発本部長に対して提案してみることで、自分がこの企業で働いているイメージが明確になった。多職種連携も体験出来たので、自分が様々な業種の人と関わりながら働いている様子が具体的にイメージ出来るとともに、そういったコミュニケーションスキルも身に着けたいと思った。

連年通り、今回のインターンシップでは本選考への優遇は何一つなく、ただ単に業務理解を中心としたインターンシップだった。そのため、実際の本選考ではインターンシップの参加者が優遇されたといった話は噂レベルでさえ出ていない。

インターンシップの参加後は、他職種の業務を理解するための1日研修会が何回か行われていて、その招待メールが届いていた。

製薬メーカーを志望していたが、損害保険や化学メーカー、治験開発受託業界も見ていて出来る限り自分の肌に合いそうな業界は全て見ていくつもりで就職活動を行っていた。第一志望の製薬業界が他業界と比べてどうポジショニングしているのか、関係性はどのようなものかといったことを常日頃から調べており、説明会やインターンなどに参加して積極的に情報を入手していた。

このインターンシップに参加することで、製薬メーカーでさえ様々なバックグラウンドを持っている人たちがいることが分かった。自分の活躍できるフィールドは必ずしも製薬メーカーだけではなく、むしろ製薬業界を取り巻く周辺の業界にも自身の薬学部というバックグラウンドを活かした業務があることを色々な人と会話することで、間接的に知った。その後の就職活動では製薬業界に絞ることなく幅広い業界の中で自身の性格に合った社風の会社は本選考でも受けるようになった。