【未来の自動車を創る】【17卒】いすゞ自動車の冬インターン体験記（技術系）No.191（東京工業大学/男性）（2017/12/14公開）

日本の自動車業界は規模が大きいので業界研究をしたかったから。また普段は大学の研究室で個人で努力する部分が多かったので、就職活動にあたってグループで努力した経験が足りなかったから。

エントリーシート提出にあたって、なぜその業界かそのなかでもなぜその企業なのかを調べて自らの経験に基づくエピソードとからめて記入した

自動車業界の仕事理解/「インドで売り出す小型商用車」の商品企画

前半にやったこと

5日間を通して5~6のグループで行動した。1日目午前は同じグループの参加者との自己紹介とオリエンテーション、午後はグループワークを行った。2日目はいすゞ自動車を中心に自動車業界の研究を行った。3日目は藤沢工場で工場見学を中心に開発部門についての仕事理解を行った。

後半にやったこと

3日目の終わりに4日目5日目で行うグループワークのテーマが教えられ、1か月期間を空けて3月中旬にインターン4日目5日目が行われた。4日目終日と5日目午前はグループワークで製品企画を行い、5日目の午後に企画内容発表を行い優秀賞が選ばれた。優秀賞は開発部署のエンジニアによって選ばれた。

人事3~4人(教育担当、部長・マネージャークラス)/開発エンジニア1人(係長クラス)

小型トラックの模型

私の班では比較的理想的なコンセプトに基づく商品企画をした。開発者エンジニアの方には考え方自体は好評をいただけたが、実際にユーザーに好まれる製品は現実的なものである旨教わった。

インターンのメインは後半にある商品企画のグループワークである。3日目に課題が発表されてから4日目5日目まで一ヶ月の期間があるので、私たちのチームはインターネットや図書中心に文献を調べて独特な企画を練った。結果、優秀賞に選ばれたものは無難な企画だったので腑に落ちなかったが、その後の懇親会で開発エンジニアの方に私の考えを伝えたところ、親身になって聞いてくれたことはうれしかった。

グループで効率的に仕事を進めるために必要なことを学んだ。①グループの目的を明確にする②分担して集めた情報をきちんと共有する③集めた情報をまとめる。前半と後半の間に一ヶ月期間が空くのでその時間を使って4日目5日目にどう行動するのか明確にしておく必要がある。

事前にグループワークの基本について把握しておくと当日スムーズに動ける。また積極的な発言回数などを数えている仕草も見られたので、あらかじめ自動車業界や会社の強みなどを理解しておくと自信をもって手をあげた発言ができると思う。

1dayインターンに比べれば充実した内容という程度で行っているのは授業+αのグループワークである。技術職の方との交流も思ったほど多くはなく、実際の業務についてはあまり触れられなかった。

学生のレベルは思っていたより幅広いという印象であった。普段から主体的に行動する印象がある学生もいれば終始受け身な学生もいた。就職活動直前期の冬季インターンということもあり夏季に比べて、意識の高い学生ばかりということはなかった。インターン中に自分をアピールできる機会はあるので、そこでしっかりとアピールできれば採用側の印象にのこることもできると思う。

自分と似ている気質の社員方がいたので志望度は上がった。また事業的にも海外輸出率を上げていくという視野にも共感することができた。物流を支えるという大きなビジネスにも社会貢献の高さを感じることができたため。

インターン参加者限定の会社説明会・懇親会に招待された。またインターン中にも人事の方にアピールする機会があったと思うから。

現在、日本の自動車産業は国家を支える重要な産業のひとつであり技術者としてその業界を支えたいと思っていたが、自分が行きたい企業は完成車メーカーなのか部品メーカーなのかはっきりとしておらず、具体的にこの企業に行きたいという考えはもっていなかった。

自動車の歴史について調べる時間があり、自動車業界が日本に貢献してきたことを知ってぜひ自動車業界で仕事をしたいと考えるようになった。その中でもいすゞ自動車はまわりに先駆けて自動車事業をすすめてきたので志望度はあがった。また、世の中のニーズをとらえて解決案として製品を提案することができるのは完成車メーカーのやりがいだと気づいた。