21卒 本選考ES
技術系
21卒 | 東北大学大学院 | 女性
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Q.
自己PRやセールスポイント等を自由にお書き下さい
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A.
私のセールスポイントは2つあります。 1つ目は、「目標を決めたら最後までやり遂げる根気強さ」です。学部時代の研究では、卒業するまでに学術論文に使えるデータを出すことを目標に研究を行っていました。研究室内で同じテーマの前任者はいなかったため、ゼロから実験系や解析法を考える必要がありました。計測方法や評価方法は非常に時間がかかり、結果も出づらいものでしたが、指導教員と相談を重ねながら検討を進めていきました。最終的に論文の方向性が定まり、データの種類を増やすという方針が立ったのは卒業間近でしたが、三日三晩連続で計測を行い、データを揃えることができました。これは根気強さによって達成されたと考えています。 2つ目は、課題解決力です。大学のサークル活動で「新入生の数を増やす」という課題を解決しました。私はマンドリンという弦楽器のサークルに所属し、広報担当をしていました。しかし、部員数が少なく、数を増やすことが課題でした。私はこの課題を解決するためにまず原因を探ることにしました。部員で話し合い、①サークル自体の知名度が低いこと、②マンドリンという楽器が知られていないことという2つの原因が見えてきました。そこで、新入生勧誘時にチラシ配布と大学構内での演奏を行うことにしました。絵や文書作成が得意であることを生かして、例えばサークル名が印象に残るチラシや、SNSを真似たチラシを作成しました。次に大学構内の目立つ場所で演奏するため、場所の手配や演奏者を募りました。結果、その年の入部者は例年の1.5倍となりました。課題を解決するには協力することが必要であり、その中で自分の得意分野を生かすことでより貢献できたと考えています。 企業での仕事は、思うように結果が出ないことや、時間がない中で結果を出す必要があることがあると思いますが、以上のような、根気強さと課題解決力を生かして仕事に取組み貢献したいです。 続きを読む
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Q.
テルモを志望した理由は何ですか
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A.
私が貴社を志望する理由は2点あります。 1つ目は、広い領域で医療機器をつくる挑戦力を魅力的に感じたからです。ハイリスクな治療技術の開発に挑戦的に挑んでいる貴社で、技術の発展に貢献したいです。日本は診断技術に強いですが、私は、治療技術を今後は発展させていく必要があると考えています。私は過去の病気の治療法として、将来的には背骨にボルトを埋め込む必要があるかもしれないと言われました。当時は海外の人の体格に合ったボルトしかなく不安を覚えたことが、こう思うようになったきっかけです。日本人の体格等に合った治療技術をつくることができるのは、日本だけです。日本の治療技術の発展において、材料から機械まで幅広い事業を展開している貴社の技術が必要です。治療は診断と比較して生体に直接的に触れる場合が多いため材料や化学の技術が必要であること、またそのために分野が融合する必要があることが理由です。広い領域で挑戦的に医療機器をつくっている貴社で、医工学の知識を生かし、新しい治療支援技術を開発したいと思っています。 2つ目は、現場のニーズをもとにした製品づくり・活動を行っていることを魅力的に感じたからです。貴社は、メディカルプラネックスの活動や、治療機器の開発など、医療の現場に本当に必要なものを提供していると感じました。大学の授業の一環で、実際に病院に行き医師の話を聞いたり患者の話を聞いたりする機会があり、改めて、技術者と医療従事者の認識に違いがあることを学んだため、ニーズを知ることは必要だと考えます。私は、これに加えて更に、医療行為を受ける患者の立場にも立った医療機器開発を行いたいと思っています。実際に患者の話を聞いた際に、医師とは異なる意見を持っている場合も多々あったためです。過去の病気で、患者としての視点も持っていることを生かして、これを貴社で実現したいです。 続きを読む
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Q.
あなたがテルモで挑戦したいこと、実現したいことを具体的にお書き下さい
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A.
私が貴社で挑戦したいことは、「医療機器業界に革新をもたらし多くの人を救うこと」です。新しい医療技術を開発し、世界から病気で苦しむ人を少しでも減らしたいです。このことに挑戦したい理由は、過去の病気の経験から低侵襲治療に興味を持ったからです。治療の安全性を向上する技術を開発することで自分と同じような境遇の人を救いたいと思いました。 中でも興味があることは低侵襲治療の支援システムの開発です。たとえばカテーテル治療の支援を行うことができる血管内超音波イメージング技術に興味があります。貴社の製品の画像は非常に高精細であり、更なる画像の高画質化を行うことで、より安全な治療を行う支援をしたいです。方法としては、超音波の波形や特性を変えたり、撮像した画像を処理したりすることで画像の高精細化を行うことができると考えています。これまで研究で行ってきた信号処理の技術や知識を生かしてこれを行いたいです。 私は、直接的に治療領域を見たり触れたりすることができない低侵襲治療では、イメージング技術が非常に需要であると考えています。治療前計画、治療中のモニタリング、治療後の治療評価など、治療の最初から最後までを補助する必要があるでしょう。イメージング技術を向上することで、患者が安心して治療を受けることのできる医療を実現したいです。また、治療技術の支援技術を通して、治療機器の多くを海外からの輸入に頼っている日本の医療機器業界の現状を変えたいと考えています。海外の人と体格、体質、かかりやすい疾患が異なるため、日本でも治療機器の開発をする必要があると考えるためです。治療支援技術を開発することで、日本の治療技術が発展するきっかけをつくりたいです。 これまで学んできた医工学の知識を生かし、医療機器業界の現状を変えられるようなシステムを開発し、一人でも多くの人を救いたいと思います。 続きを読む
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Q.
最も研究で苦労したこと
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A.
研究で最も苦労したことは、修士研究で、「気泡イメージングにおけるコントラスト上昇の原因の解明を成し遂げたこと」です。私は、気泡の作用を利用した強力な治療用超音波によるがん治療の術中モニタリングの研究をしています。気泡を超音波イメージングすることで治療領域を可視化しており、そのコントラストを評価しています。その結果として、イメージングのコントラストが急激に上昇する現象がありました。しかし、超音波イメージングでは空間分解能が十分ではなく、気泡ひとつひとつを観察することができず、その原因が分かりませんでした。そこで、治療用超音波の強度を変更して実験を行ったところ、強度が高い場合にこのコントラストの急上昇が起こることが分かりました。そこで私は、これを治療用超音波の加熱効果による沸騰によって気泡の大きさが増大したことで、コントラストが上昇したと仮定しました。これを確かめるためにはこれまでと同様の計測方法では困難であり、新たな方法として、治療用超音波をパッシブで受信する方法を行いました。すると、コントラストの上昇とパッシブ受信の信号の強度上昇のタイミングがほぼ一致する結果となりました。沸騰によって発生した径の大きい気泡によって治療用超音波が散乱された結果、パッシブ受信の信号強度が上昇したと考えられます。沸騰は正常組織にも損傷を与える可能性があり、このコントラストが急上昇しない範囲で治療を行う必要があると結論付けることができました。この経験から、課題が発生したときには、ひとつのやり方では限界があり解決できないこともあり、視点を変えて様々な手段を用いて考える必要があると学びました。 続きを読む
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Q.
高い目標にチャレンジした経験
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A.
高い目標にチャレンジした経験は、「大学院から始めた研究テーマで学術論文を提出すること」です。私は低侵襲治療の研究をしたいと思い、学部とは別の大学院に進学しました。しかし、研究テーマの変更を研究成果が少ない言い訳にはできないと思い、英語の学術論文を提出することを一年間の目標としました。初めは基礎知識をつけるため、論文を週に1本は読むことにしました。これを数か月続けることで、研究に必要な知識をつけることができました。次に、実際に自分の研究テーマで検討を進めていくため、まずは実験装置の使い方から学び始めました。初めて使用する実験装置の制御用プログラムの勉強に時間がかかり、元々同じ研究テーマで研究をしている内部生と比較して時間が足りないという壁にぶつかりました。最初にプログラムの解説書を読みましたが、自分のプログラムを作ることはできませんでした。これは装置を実際に操作していないからだと考え、まずは他の人が作成したプログラムで勉強することにしました。大枠をつかんだ後、1つずつパラメータを変更して結果を確認し、解説書と対応させて理解を深めました。不明点はプログラム作成者に聞くことで解決しました。結果、数千行のプログラムを約1週間で自分の実験に使用するプログラムに書きかえ、使用することができました。一見遠回りに見えるようなことでも、基礎知識をつけることで効率的に結果を出せました。次に研究成果を出すため、月に1回は学会投稿など研究結果を外部に発表しました。結果、学会発表を4回行うことができました。また、第一著者として英語学術論文を提出することができ、採択されました。他にも、これまでの検討結果を発展させたものを用いて、特許を申請する予定です。この経験から、具体的に細かい目標を設定し、それを達成するために課題を1つずつ解決していくことで大きな目標を達成できることを学びました。 続きを読む
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Q.
企業を選ぶ際に最も重視することは何ですか
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A.
挑戦的に医療技術の改革に取り組み貢献している点を重要視しています. 続きを読む
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Q.
自分の強み
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A.
目標を決めたら最後までやり遂げる根気強さ 続きを読む
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Q.
自分の弱み
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A.
自分の体調を考えずにタスクをやり続けてしまう点 続きを読む