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22卒 本選考ES
技術系
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Q.
研究内容
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A.
光線力学療法は低侵襲性かつ副作用の少ないがん治療法として組織の表層に位置する早期癌または残存腫瘍の除去に用いられています。しかし、蠕動運動による標的と照射光のずれによる正常組織への熱損傷等を招く危険性があります。一方で生体組織への接着性と追従性に優れるナノシートは、 任意の高分子から成る厚さが数十~数百ナノメートルの薄膜であり生体内に様々な物質を留置するためのインターフェースとして期待されています。研究活動では、肝臓等の深部臓器に対して無線発光が可能な小型光源をナノシートによって長期かつ安定的に固定することで、光線力学療法の欠点を解消し、適用範囲を拡大することを目的としています。加えて、小型光源とナノシートから成るデバイスを埋め込んだ際に生じる異物反応を抑制するシステム(ナノシートへの生体適合性材料の修飾、表面形状の加工等)を構築することで効果的な埋め込み式光線力学療法の実現を目指します。 続きを読む
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Q.
神戸製鋼であなたが実現したいこと、そう考えるに至った理由について述べて下さい。
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A.
貴社の技術職にて様々な産業や暮らしの発展に貢献できるマテリアルや産業用機械の開発、製品化を成し遂げたいです。研究室配属以降、一貫した一つの研究テーマに取り組み、座学を中心とした学部3年までとは異なり、自ら手を動かし、研究計画を組み立て、共同研究者や指導教官とのスケジュール調整を行って実験を行い、結果について考察し、様々なフィードバックを貰い、実験計画、研究の方向性を刷新していくという一連の過程は非常に刺激的な体験です。今までの座学中心の学生生活にはない、主体性のある実学が伴っており、とても有意義な時間であると強く感じています。小さいころからぼんやりと日本のリーディングカンパニーで働きたいと思っていましたが、この経験を通して貴社の技術職としてものづくりの仕事に取り組み、自動車や船に使われる素形材、飲料容器用のアルミ缶や圧縮機の改良、新規開発を通して環境負荷の低減等の社会課題の解決に貢献したいと思います。加えて最先端の製品の基盤となる研究に対して研究自体のマネジメントや事業としての展開に関わりたいと考えています。 続きを読む
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Q.
学生生活を通じて、あなたがチャレンジ、行動したことについて具体的に述べて下さい。 チャレンジした理由や困難を乗り越えるために努力したことなども記載して下さい。
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A.
研究テーマの進歩を目標に学生生活に取り組んできました。臨床応用を前提とした研究テーマのため、他大医学部の研究室、装置の開発を行う企業と共同して研究を行うことから、会議や共同実験で様々な立場の人々と円滑なコミュニケーションを行うことを研究推進のために日頃から求められてきました。配属当初は立場の違う研究者の方々とスムーズな意思疎通を行うことに苦労しましたが、毎週行われる指導教官とのミーティングや定期的に行われる中間報告会、卒業論文制作を通して実験結果に対する多角的な考察や、見やすく誰が見てもわかる簡潔な発表資料の作り方等を徐々に身に付けることで共同研究者の方々とのミーティングや共同実験を円滑に進行することが出来るようになりました。さらに先行研究では重視されていなかった材料の特性が取り組む研究においていかに重要であるかを定性的でなく定量的なデータを実験系に工夫を加えて取得し先生方に根拠を示し説得しました。その結果、先行研究で達成することが出来なかった内容をデータとして得ることができ、その成果を国内で開催された学会のポスター発表会にて発表することが出来ました。 続きを読む
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Q.
クラブ・サークル活動、アルバイト等経験されたことを記入下さい。(名称/役割、活動概要、成果など。)
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A.
高校生の頃からアルバイトに励んでいます。はじめのうちは慣れない作業や対人接客等に苦労することも多々ありましたが、次第に仕事を覚えて職場の方に褒められたり頼りにしてもらえたりすることの嬉しさややりがいを感じることができるようになりました。同時に職場では年齢や性別関係なくお互いに思いやりや気遣いをしながら働くことの大切さを学びました。また、サークルの立て直しに挑みました。具体的には、ダイビングサークルの存続をかけて新歓活動に取り組みました。存続に疑問を抱くメンバーを説得するためになぜ自分にとってサークルが大事な場所であり、今後も人を集めて、存続させていくべき組織であるかについて何度も話しました。年間予定や活動方針についてメンバーと率直な議論をし、古い慣習や厳密なルールの改定を行い新歓に臨みました。始めはなかなか新入生が集まらず諦めそうになったこともありましたが、合同新歓での積極的な勧誘や個別の説明会等を駆使して結果的に前年の1人を上回る5人の新入生を確保することに成功しました。仲間との率直な意見交換と討論の重要性を痛感しました。 続きを読む