- Q. 志望動機
- A.
第一三共株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2019卒第一三共株式会社のレポート
公開日:2018年9月7日
選考概要
- 年度
-
- 2019年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- MR職
投稿者
選考フロー
企業研究
第一三共は非常に学生の人柄を重要視している企業だと思います。営業職だからといって”喋りが上手い””プレゼン能力が高い”ということよりも、第一三共にどれだけ入社したいかという熱意、その熱意を語るだけの確固たる根拠が問われます。そのため、企業としての独自の強み、将来ビジョンを詳細に調べておく必要があります。私はインターンシップや日経新聞、企業からいただいたパンフレットで企業研究をしていました。また、親交の深いOBの方がいたため、頻繁に連絡を取り合い、現場でのよりリアルな情報を得ることで、自身が社員として働くイメージを具体化していました。
面接では志望動機・学生時代に頑張ったことを中心に、深堀りが厳しい印象でした。私は面接前に、手で書き起こし、キーワードでは”なぜ”そう思ったのか、”なぜ”そのような行動を起こしたのかと、”なぜ”を3回繰り返していました。本番で思わぬ質問が来ても、しっかりとした根拠とストーリーが頭に入っているため、慌てることなく返答することができました。
志望動機
私は医療者に寄り添い、患者にとってNo.1の治療を実現するMRを目指しています。その実現には御社こそ相応しいと考える2つの理由があります。1つは「社会貢献性」、そして「自己研鑽を続けられる環境」です。現在の医療において、患者の多くは単独の疾患だけでなく、複数の疾患を併発していることがほとんどです。そこで国内最多150品目を扱い、それらを1人で全領域制を導入して活動する第一三共MRであれば、そのような合併症を持つ患者に対し、選択肢を最大限に広げられ、患者をトータルケアできると考えます。さらに、このような強みを活かせれば、複数の診療科へのアプローチが可能となり、顧客窓口が1つになる、かつ、医師の幅広いニーズに応えて、患者の病態・病期に合わせた治療提案が可能となります。また、過去の担当者に支援依頼ができるサポート制度、Knowledge Managementによる成功事例の共有、そして、手挙げによるタイムマネジメント研修やロジカルシンキング研修など、MRとして日々成長し続けられる環境があると考えます。これらの充実した制度があるように、個人の力や成果をチームに還元する風土は、他社と一線を画す強みであり、自己成長の機会を多く獲得し、MRとして高い倫理観・専門性を高め続けられると考えたため、入社を志望します。
インターン
- 実施時期
- 2017年10月
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2018年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2018年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
「ゼミ、研究室、研究テーマ」「クラブ、サークル、趣味」「学生時代に力を入れて取り組んだこと」「志望理由」
ES対策で行ったこと
自分で書いてみたESを研究室の教授、MRになった先輩、同じようにMRを志す同期、そして現在製薬企業とは全く関係ない一般企業で社会人として働くに同い年の友人に添削してもらうことで、限られた文字数の中で、誰が見ても分かりやすく、重要なポイントが伝わるようなES作りを心掛けました。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2018年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
webテスト・SPIの参考書を購入し、何度も繰り返した。本番では緊張感の中、制限時間があるため、1問に当てられる平均時間よりも少し早い秒数で解けるように、問題の出題パターンや解答方法を頭に入れて対策した。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格、構造的把握能力
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2018年04月
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2018年05月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2018年06月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事部
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
質問に対して、まず述べたい答えの最も重要なキーワードを伝えていました。それからそのキーワードを出した根拠を肉付けしていき、できるだけ簡潔に答えたのが有効だったと思います。面接を終えた後の去り際に「笑顔が少なかったね」と評価をいただいたので、次回以降は注意して臨みました。
面接の雰囲気
人事部の担当者が控室に来て、学生の名前を呼び面談室に向かうが、本番が始まる前に就活状況や世間話などをして緊張をほぐしていただいた。面接に入ってからは、ESに沿ってしっかり深堀りをされ、人柄や態度をチェックしてるように感じた。
1次面接で聞かれた質問と回答
MRはどんな職業だと思うか。
製薬会社において重要なのは、新薬開発力に加えて、普及力であると考える。例え良い薬が開発されたとしても、その薬が適切に患者に届けられなければ、効果を発揮することはない。MRは患者と最も近い立場である医師を訪問することで、今現場で求められている薬、情報を知ることが出来る。その際にMRが持つ、薬に関する豊富な知識の中から最善の提案し、治療の選択肢の幅を広げることで、患者が必要とする薬を迅速に届ける一助となり、患者へ生きる希望を与えられると考える。また、画期的な新薬を患者へ届けることが出来れば、患者は勿論のこと、今まで診療や治療に追われていた医師等の、医療従事者の負担を削減し、医療の効率化へと繋げることが出来るのではないかと考える。MRは今後も、医療現場の架け橋として重要だと考えている。
MR職に必要な資質は何だと思うか。また、MRとして働く上でのあなたの強みは何か。
主に3つあると考える。
1つ目は向上心。活動全てが患者に繋がることを念頭におき、現状に満足せず、よりよい医療を提供するための努力を惜しまない。それが医療者からの信頼にも繋がる。
2つ目は洞察力。医療者の言葉の背景や意図を考え、本質を捉える力が不可欠である。それが提供する情報に付加価値を加え、課題解決に欠かせないMRになれると考える。
最後に柔軟性。日々激しく変化する医療界の中で、常に最新情報の収集に努め、直面する多くの課題に臨機応変に取り組まなければならない。
私は「傾聴力」を強みとする。医療者との会話の中で、話しやすい環境作り、共感する姿勢を示し、話し手の気持ちに寄り添うことで、潜在的なニーズを汲み取ることに活かせると自負している。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2018年06月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接といいうことで、前回の面接で指摘された笑顔を意識し、ハキハキと自信を持って臨みました。ここまで来れば、特別な準備は不要だと思います。入社への熱意を真正面からぶつけるだけです。
面接の雰囲気
1回目と比較すると、多少緊張感のある雰囲気だった。質問は非常に簡潔なものが多く、入社に対する熱意を確認するものが多かった。
最終面接で聞かれた質問と回答
どんな人が自分と合わないか、またそのような人とどう向き合うか
話したかった自分の話題に全く耳を傾けてもらえない時にはストレスを感じ、相性が合わないと感じる瞬間である。話を聴いていたとしても割り入って勝手に話し始めてしまったり、全く別の話題に変わってしまうとストレスを感じる。そのような場合は、話したかった事を伝えるのを諦めるのではなく、まずその人がどのような話題に興味があるのか・どのような伝え方をすれば関心を持ってくれるか・聞きたいと思えるタイミングはいつなのかと、一方的な情報伝達にならないよう相手の背景を分析する。相手に合わせたアプローチを続けることで、相手との信頼関係を築くことができ、円滑なコミュニケーションが可能となると考えている。それは様々な背景がある医療者を顧客にするMRにとって、非常に重要な要素であると捉えている。
何のために仕事をしますか。仕事を通じて何を実現したいか。
まずは、社会人として。
私は常に「誰かの役に立ちたい」この信念を貫いて生きてきた。それは社会に出ても、変わることのない想いである。誰もが、健康で充実した生活を送れる社会の実現のために、業務を遂行したいと考えている。私が取り組んだことが、病と闘う患者とその家族・医療者の役に立てば、最高のやりがいを感じることができると確信している。また、仕事を通じて人間関係の構築や、時間の使い方、物事の考え方を習得することができ、自己成長に努めていきたいと考えている。
そして、1人の人間として。
社会に貢献した対価として、収入を得ることができる。結婚する・マイホームを建てる・子供を産み成長を見守るといった事を実現し、人生を豊かにするために仕事を全うしたいと考える。私自身の人生を充実させ、今まで育ててきてくれた家族・友人へ恩返しをしていきたい。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内々定の連絡時には、今後も納得いくまで就活を継続してよいと言われた。しかし、1週間後の内々定者懇親会に出席する場合には、他社の内々定を辞退するよう指示があった。
内定に必要なことは何だと思うか
第一三共は製薬企業の中でも、企業としてのネームバリューが大きく、顧客と築き上げてきた信頼関係があります。全国から入社を志望する優秀な学生が集い、非常に倍率が高いのは毎年変わりありません。その中で周りと差別化を図るために有効なのは、しっかりと企業研究をするのは勿論、最新の情報にアンテナを張り、参加する各イベントで周りがあまり聞かないような質問を問うことです。私の就活時期では”AIによってMRが取って代わるのか”という話題が目立ち、説明会やインターンシップで人事の方に質問をする学生が多いように思えました。私は、ミクスオンライン、日刊薬業等で企業の最新の動向をチェックし、「AIを導入したコールセンターの導入、研究開発ではライフインテリジェンスコンソーシアムに参画し、創薬AIの開発に着手されている。今後、営業(MR職)においてもAIを導入していこうという方針はあるのか」と、少し着眼点を変えながら、かつ、企業が現在導入していること等を含めた質問を行っていました。実際に説明会や面接で質問をすると、「しっかり調べてくれているね」と関心を持っていただき、非常に有効であると感じました。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
内定が出る人と出ない人の違いは、就活の準備期間の長さ・インターンシップの参加の有無・喋りの上手さ・学歴は関係ないと思います。研究やサークルで学業が忙しく、まともに準備に時間を当てられなかった人でも、内定を勝ち取っている方は大勢います。内定者に共通するのはやはり自己分析・企業研究を追求してやっている印象を受けました。自己分析の中で「長所・短所」を1つとっても、ただ長所・短所を挙げるのではなく、その根拠が伝わるような出来事を交えて話す。学生時代に頑張った事でも、なぜ注力したのか、なぜその目標を設定したのか、それまでの背景を分かりやすく伝えられるような事前準備を怠らず、説明会や面接に臨んでいました。一方、喋りが上手で、複数のインターンシップに参加し、高学歴でも内定が出ず困っている人は少なからずいます。そのような人は、熱意を伝えるために、説明会で真っ先に挙手をしても、ホームページやパンフレットを見れば分かるような質問を投げかけたり、熱意の伝え方を誤っているような印象を受けました。
私自身、本番で堂々とした姿を示せるように、準備期間で数多くの方にESを添削してもらったり、面接で伝えようと考えた内容を修正してもらったりと、恥ずかしがらず他人の評価を得るようにしていました。そうすることで、周りの就活生を変に気にすることなく、本番に臨むことができ、自身を持って本来の自分が出せたと思います。その結果、企業の担当者の高評価を得ることに成功し、内定を勝ち取れたと思っています。
内定したからこそ分かる選考の注意点
内定者の顔ぶれを見ると、半分以上がインターンシップに参加した学生であった。そのため、夏と冬にインターンシップの選考会が行われるが、その時点ですでに本番の選考に臨むという心構えで臨むべきである。インターンシップに参加した中でも、就活の時には面接の日数に若干差が出たりする。インターンシップ非参加者はグループディスカッションからの参加だったり、就活直前のセミナーの参加者の中からグループディスカッション免除者が出たりと、第一三共の社員は本当に良く学生を観察している。このようなことがあるので、毎回のイベントで気を抜けない。
内定後、社員や人事からのフォロー
製薬企業の他社と比較すると、懇親会を多く開催し、内定者同士の親睦を深めようとしてくれている。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 会社のブランド・知名度
- 社員の魅力・実力
- 福利厚生・手当・働きやすさ
入社を迷った企業
旭化成ファーマ株式会社
迷った会社と比較して第一三共株式会社に入社を決めた理由
国内最多の製品数と多領域性を敷く強みがある反面、膨大な製品知識が必要であること、自身がMRとして活動する上で必要なスキルを習得し、活躍できるかという不安があった。
内々定をいただいた旭化成ファーマ株式会社は、第一三共と比較すると、少数精鋭であり、領域が限られ、自身のリズムやペースを構築していきながら働けるのではないかと考えていたため、その点では悩むこともあった。しかし、患者様の笑顔のために学んできた知識を存分に活かし活躍するためにも、第一三共に入社し、大きな責任や期待に応え、日本No.1カンパニーとしての成長に貢献していきたいと考えた。
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第一三共の 会社情報
会社名 | 第一三共株式会社 |
---|---|
フリガナ | ダイイチサンキョウ |
設立日 | 2005年9月 |
資本金 | 500億円 |
従業員数 | 18,907人 |
売上高 | 1兆6016億8800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 奥澤宏幸 |
本社所在地 | 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3丁目5番1号 |
平均年齢 | 45.5歳 |
平均給与 | 1113万円 |
電話番号 | 03-6225-1111 |
URL | https://www.daiichisankyo.co.jp/ |
採用URL | https://www.daiichisankyo.co.jp/recruit/graduate/ |