【薬学部の想い、OTC医薬品へ】【22卒】第一三共ヘルスケアの冬インターン体験記（文系/営業職）No.14272（同志社大学/女性）（2021/5/9公開）

元々医療業界を志望していて、その中でも製薬企業のMRに興味を持っていた。第一三共のMR職インターンシップは薬学部のみの募集だったので断念して、一応OTC医薬品についての学びも深めたいなと思い応募を決めた。

ESと動画のみだったので、まず企業HPやニュース記事を読んで企業研究し、インターンシップにて何を吸収したいかを分かりやすく伝えられるようにした。

テストが無かったのでESの精度を重視していたと思う。ガクチカが非常に詳しく聞いてきたのでそこをしっかり具体的にかけていれば大丈夫だった。

新製品立案ワーク

業界説明、企業説明、グループワーク、座談会

新商品の企画の流れやOTCMR職のやりがい

新製品立案ワーク

1日目にやったこと

業界、企業説明→職種動画の視聴（OTCMR職）→グループワーク（新製品を立案するならどのようなものか）→発表と質疑応答→全体で軽いフィードバック→OTCMR職とマーケティング職の現役社員の座談会

人事

なし

現役社員の方々から「OTCMRならではのやりがいは、開発スピードの速さと使用者との距離の近さであり、幅広く常に新しい製品を扱える点や日常生活に密着して仕事ができる点」というお話を頂き、印象的だった。

グループワークの自由度が高く逆に大変だった。新製品立案ワークは本気で細部まで詰めるとかなり時間がかかるものだと思うが、今回は特に何の制約もない上に30分という時間設定だったので内容のどこに着目して深く掘り下げていくのかを共有して進めなけれなければいけない点が大変だった。

６名ほどのグループワークを行なったが、おおむね積極的な人が多かった。

OTC医薬品を扱う営業と医療用医薬品のMRとの比較が深くできた点が良かったと思う。自分自身OTCMRにはあまり興味はなかったが、だからこそ新鮮な気持ちでOTCならではの将来性ややりがいについて新しく知識を吸収することが出来たし、その上でMRという気持ちが強くなった。

ワークに関しても特に何も予備知識は必要なかったと思う。あえて挙げるとするならば、座談会の時間を充分に取ってくれるので深いレベルの質問が出来ればよい。

OTCMRの働き方やOTC医薬品の特徴を理解した上で、やはりこの業界では自分のやりたいことが実現できないということが再確認できたため。自身は病に苦しんでいる患者様を救いたいという思いがあるので、セルフメディケーションを進めるOTCの業界は今後伸びていくと思うが、志の実現とは方向性が違うと思った。

OTCのMR職はMR職と似ている部分もあるが求められるスキルとして異なる点もあるので、自分にはマッチングしていないと感じたため。またキャリアパスとしてマーケティング職があるが自分はマーケティングの知識が全くなく、あまり企画の方面にやりがいを感じなかったため。

志望度が下がった理由は、インターンシップを通して自分の実現したいことはOTCMRの業界やこの会社では実現できないということがわかったため。しかしインターンシップ自体の印象は非常によく、参加された社員の方々も皆学生に対して親身だったので印象は良かった。

インターンシップ参加者は特別早期選考に案内され、そこでは通常フローの中にあるGDが免除だったと記憶している。しかし参加人数や日数も多かったので優遇はきつくないかもしれない。

このインターンの直前に大手製薬のインターンシップがあり、元々製薬業界のMRを目指していたがより大手のパイプラインが豊富な製薬会社に入りたいという思いが強くなった。さらにこの頃から本選考(早期選考)も徐々に増えていきキャリアプランを考える中で、マーケティングや営業支援などMRや営業から次のキャリアを考えやすい(社内公募などが多い)会社への魅力が高まっていった。

インターンシップに参加したことで、企業や業務に対してはやりがいや強み、製品力の高さを感じることが出来たと同時に、自分のやりたい事との乖離があるということに気付いた。また社員については人事部の方々は非常に穏やかで優しい人が多いと感じた。実際にワークのフィードバックでも的確かつ優しい意見を伝えて下さった印象だった。