【未知の医薬品の舞台裏】【22卒】大正製薬ホールディングスの夏インターン体験記（理系/生産技術職インターンシップ）No.13028（大阪府立大学大学院/男性）（2021/3/17公開）

就職活動では、大学院に進んだということもありメーカーや製薬の研究開発職を志望していました。しかし、先輩などのすでに就活を終えた方々から、「一度インターンなどで体験してから考えた方がいいよ」助言を頂き、どの業界、どの職種も一度はインターンなどで体験してから自分に合っているかを考えようと思いました。そこで、インターンの締切が近く、馴染みのある企業にはESの練習も兼ねてエントリーしていました。

初めての面接だったため、話す内容よりも心構えや態度をしっかりすることを心がけました。オンラインでの面接のため、いつもよりもハキハキと大きな声で話すようにしました。また、面接ではありますが、面談という体だったので、あまり会話の際にターンを持ちすぎず、会話ベースになるように意識していました。初めての面接の際には友人と声の大きさなどのチェックをしてから挑んだ方が良いと思います。

生産技術職についてワークを通して理解する

1日目にやったこと

初めに業界・企業説明会があった。製造工程や技術開発業務について理解を深めたのち、錠剤の処方に関するワークを行った。最後に、内定者と技術系社員2名との座談会があった。

2日目にやったこと

初めに品質試験に関する説明を受け、続いて生産計画についての説明を受けた。最後には生産企画の説明があり、それぞれに軽いワークがあった。また、1日目同様に最後には座談会があった。

技術系社員

なし

1日目のワークでは、錠剤の処方についてグループワークを行い、打錠圧や液量などによって厚みや硬度、崩壊度などが変化することを学んだ。その際に、社員の方が説明してくださった安定性や飲みやすさ、溶出生などを全て完璧なものを作るには全ての均衡が保たれる必要があり、ワークの解説の際にその処方の奥深さについて非常に興味を感じたため、錠剤のパラメーターの多さが印象に残っています。

初めての2日間のインターンシップということもあり、体力的にも非常にしんどかった。1日目の最初のワークでは事前に配布された資料を参考に進めるが、慣れていないこともあり資料を見ながらワークを進めるということが難しく、なかなか話に入ることができなかったのが大変だった。ワークの難易度自体は優しいものが多かったが、毎回メンバーが変わるグループワークに苦労した。

業界や業務の理解ももちろんですが、まず何よりも働く人の雰囲気が感じられたのが非常に良かったと思います。実際に社員の方々に会社の強みや良いところを聞いた際に、多くの人が「人」をあげており、お互いに尊重しながらも仲が良く、日頃から協力して業務を進めていることを想像できたのが良かったです。

ワークでは専門的なことを聞かれるわけではなかったので、技術的な知識ではなく、企業理解に力を入れておくと良かったと感じます。座談会の時間が多く取られており、質問する機会があるので、企業をより理解した上で、ワークや説明で疑問に感じたことを聞けると相手からも印象がよく、得られるものも多かったと感じました。

一つ一つの業務に対してしっかりと説明、ワーク、座談会（質問会）が設けられており、業務についての理解がかなり深まったため。業務において大切にしていること、スケジュール、やりがいなど座談会も合わせると知りたいことはなんでも学べるインターンシップだったと思います。また、人の雰囲気が感じられたのも働くイメージを持てた一つの理由だと感じます。

インターンにかなり力を入れていると感じ、今回参加できたことで、選考の特別なルートはないが企業理解の点でかなり有利だと感じたため。また、社風や雰囲気においても私とあっていると感じたため、良い印象を持ってもらえると感じた。また、インンターンの選考にあった面談でも、かなり人事の方と楽しくお話しができたので、向いていると感じる。

まず業務については、生産技術職は大量生産の検討をするのかなぐらいの曖昧な知識で参加したが、ただスケールアップするだけでなく、錠剤の処方の奥深さやそのほかの仕事についてもかなり興味を持つことができたから。また、「人」という部分も非常に良く、思い描く理想の職場だなと感じられたから。

特別な選考ルート等があるわけではありませんが、説明会などのイベントがないため、大正製薬の生産技術職を知るにあたってはこのインターンに参加しているかどうかが大きな差になると感じた。また、参加者限定の座談会もあり、志望動機などに役立つ情報も得られると感じるから。

就職活動が始まったばかりだったので、業界などは絞らず、幅広く誰もが知っているような大手企業を志望していた。製薬業界だと、大正製薬、シオノギ製薬、エーザイなど、食品業界だとハウス食品、日清食品、UHA味覚糖、石油業界だとエネオス、出光、コスモなど、各業界のリーディングカンパニーや商品に馴染みがある企業を主に志望しており、インターンに参加することで業界、企業、そしてその業界を志す学生の雰囲気を感じ取り業界を絞っていこうと考えていた。

今回のインターンシップで製薬業界への志望度がかなり大きくなった。その中でも特に、大正製薬はOTC医薬品に力を入れているため、関わった商品が実際に店頭に並んでいるのを見ることがやりがいと感じている社員の方が多く、私もそこにやりがいがあると感じた。そのため、製薬業界の中でも一般の人が手に取りやすいOTC医薬品について扱える企業について志望度が高まった。また、「人」の部分に大きく惹かれるものがあり、就職先の社風が非常に重要だと感じた。