【世界トップ企業の挑戦】【23卒】日本製鉄の夏インターン体験記（理系/技術系）No.23511（大阪大学大学院/男性）（2022/4/21公開）

6月くらいに合った会社説明会にて生産量が世界トップクラスであることを知り興味を持ちました。また、研究室の先輩が日本製鉄に就職しており、少し業務についてや生活について聞き、体験したいと思い参加しました。

面接はなくエントリーシートとWEBテストのみというシンプルな選考であったため、以下にエントリーシートで個性を出せるかやWEBテストで高得点を出せるかを考え対策しました。

面接選考がなくESのみで参加できたので、学生時代にやってきたことをしっかりアピールできていれば選考には通過できるのではないかと思います。

2人1組ぐらいで各部署に配属され、そこでそれぞれテーマが与えられました。

現地集合→オリエンテーション→各部署へ→業務体験開始～最終日に発表→解散

企業と大学の研究の違いや材料の可能性の幅が広いこと。

新規材料の開発業務体験

1週目にやったこと

1日目は会社説明や工場見学、自己紹介、オリエンテーションを行いました。夕方には解散し各自ホテルで宿泊しました。2日目から社員の人と同じ環境で業務が始まりました。社員の人と実験、解析、考察を繰り返しました。5日目あたりにオンラインで学生同士懇親会をしました。

2週目にやったこと

2週目に関しても同様にサンプル作製、実験、解析、考察を行い材料の性能の評価をしました。最終日の10日目は部署の部長に向けて成果報告を行いました。インターンシップの途中に何回か社員の人と座談会や懇親会が開かれました。

人事、研究職の社員

なし

部署の研究職の社員の人には研究業務の１からサポートしてもらい、分からない部分や発表資料についてフィードバックをしてもらいました。印象的なことは答えを伝えるのではなく、ヒントを投げかけていただき、自分たちで考えて独自の答えを出す環境を作ってもらえたことです。

企業ならではの開発業務のスピード感や実験量の多さを感じ、最終日の発表資料にまとめることが大変でした。そして、自分の研究内容とは大きく異なる鉄についての研究開発であったため知識を頭に入れるのが非常に苦労しました。また、始業時間が速いため慣れるのに時間がかかりました。

同じ部署に3班が配属されたため休憩時間に話したり、会社の行きかえりにコミュニケーションを取りました。

インターンシップに参加参加したからこそ学べたことは「企業と大学での研究開発の違い」です。企業では利益目的のため非常にスピード感を持った働き方をしており、研究室と大きく異なることを学びました。そういった違いはこのような実地でのインターンシップに参加しないと分からないので参加して良かったです。

鉄についての勉強も不要であり、準備すべきことは強いて言えばスライド作製のスキルや論文を日ごろから読むこと、仮説検証を行う意識をしておくことをすればより有効なものになると思います。

実際に部署に配属され、デスク、作業着が与えられ本当に社員の人と共に働いているような印象を持ちました。また、オフィスで働くため実際に社員が1日にどのような動きをしているのか、仕事のスピード感、会議の多さなども把握できたため入社したらどういう風に働くのかある程度イメージができました。

本選考で自分は内定が出ないと思った理由は、参加した学生の学歴が非常に高く、また話し方も非常に論理的かつ端的であり非常に頭の良さを感じたためです。そのような高レベルな学生と戦うのは自分にとっては不利であると感じ簡単に内定が出るとは思いませんでした。

インターンシップの参加により志望度が上がった理由は2つあり1つ目は「社会への貢献度の高さを感じたため」であり、2つ目は「社員の人の人柄の良さを感じたため」であります。世の中の9割以上が鉄でできており、それだけ貢献度、影響力が大きい製品を作っていることに魅力を感じました。

インターンシップ参加限定で工場見学や社員の人と座談会を複数開催されたりと非常に本選考に有利に働くと感じました。また、入社する社員のほとんどがインターンシップ参加者であることを聞きました。

インターンシップ参加前の志望業界は素材メーカー、化学メーカー、電機メーカー、精密機器メーカー、半導体メーカーなど幅広い業界を志望していました。インターンシップに応募したのが就職活動を始めた時期だったのであまり業界を絞らずに幅広く見ていました。志望していた理由はモノ作りをしたい、化学を生かして製品を作りたいと思ったためです。

インターンシップに参加する前：社風が硬く、良くも悪くも日本特有の会社で黒煙が立ち込める工場のようなイメージがありました。
インターンシップ参加後：世の中への貢献度が非常に高く、社員の人はフランクな方が多く、また、働く環境も思っていたより綺麗で驚きました。そして、参加後、素材のメーカーに興味を持つようになりました。