【創造と感動の舞台】【22卒】バンダイの夏インターン体験記（文系/CUBE１dayインターン）No.25163（慶應義塾大学/女性）（2022/4/29公開）

とにかくエンタメ業界に入ってみたかったというのが一番の動機であった。というのも、幼少期から漫画やアニメが好きでそういった自分がお世話になったエンタメを今度は自分から創り出していきたいと考えていたからである。

事前配布課題があったので、企業のHPを見ながらどういった新商品を提案するか考えていった。また、自らおもちゃ売り場などに行き観察をした。

やはり圧倒的な「新奇性」が重視されたように思う。発想の独自性や面白さも装用である。

事前課題（新商品・企画の提案）に対するフィードバック

優秀なES（企画）に対してのコメントがあったのち、簡単な会社説明会のようなものが行われた。

新商品・新企画の提案において重要なことの説明

事前課題に対するフィードバック

1日目にやったこと

企画の種類にについては特に制限がなく、ほぼ自由な形で募集が行われた。そこで優秀だったいくつかの企画書を映し出し、どういった点が素晴らしかったかまたはあと一歩だったかなどの講義が行われた。

なし

参加人数がかなり多かったため双方向の講義ではなく、一方的な講義形式であった。質問タイムはあったものの、チャットなどを通したやりとりであった。ただ、全体的なフィードバックはどれも全員共通に役立つものであった。

企画書を書くことがとにかく大変だった。ポイントは二点ある。一つ目は企画書の「見やすさ」である。当然誰かに読んでもらうものなので、わかりやすく新しいものを説明するというのが意外と苦労した。そして二点目は「面白さ」である。発想がユニークかつ新しくて面白いものである必要があるが、そういった企画書を目指すことはとても大変であった。

上記にも述べたように、参加人数が多く一方的な講義形式であったため他の学生同士のやりとりは特になかった。

優秀だった企画書を実際に見れたことは非常に勉強になった。実際に絵が非常にわかりやすかったり、強いインパクトがあったり、写真で他人と差別化できていたりとにかく素人目からみても優秀な企画書で溢れていた。自分にはそういった着眼点が無かったため、非常に勉強になったと思う。

常日頃から「どんな商品があったらおもしろいか」といったアンテナを持つ事だと思う。また、日常生活でおもちゃ屋さんや雑貨屋さんなどでどんな商品が売られているのか知っておく必要もあるように感じた。

上記にも述べたように、参加者のレベルが非常に高かったことが原因であった。私は漫画やアニメなどのエンタメが好きなのだが、上には上がいるといったとうに知識量で圧倒的に負けていたように感じた。もちろんエンタメの知識だけが重要なわけではないはずだが、そういった知識がある人たちと肩を並べて働くイメージが想像できなかった。

ただのインターンでも求められているレベルが非常に高いと感じたため。また、参加者の人数が私の参加した他のインターンシップの中でもダントツで多く、激しい競争が起きると確信したため。やはり超がつく人気企業であり、そういった企業の内定を勝ち取ることは困難だと感じた。

これは人によるかもしれないが、社員の方たちのノリについていけなかった、というのが大きな要因である。同業他社と比べて、圧倒的に体育会ノリでありテレビ番組のようなテンションでインターンが進んでいくため大人しい性格の自分ではこういった企業の雰囲気と合わないのではないかと感じた。ただ、これはもちろん個人差があるため一度インターンに参加してみることをおすすめする。

参加人数が圧倒的に多く、たとえインターンを勝ち抜いたとしても採用人数が狭いため特に有利にならないと感じた。また、他の就活サイトなどをみていてもインターンシップの参加が有利になるといった情報は特になかった。

とにかくエンタメ業界が志望で、エンタメ業界中心にインターンシップを応募していた。ただコロナの影響で採用自体を中止にする企業も多く、殆どインターンシップに応募すらできない状況ではあった。そのため関連会社なども幅広くみるようにしていた。またそれと同時にエンタメ業界は狭き門であることも自覚していたため、全く関係の無い業界も見るようにしていた。

このインターンシップを通じて、エンタメ業界を目指すことは非常に困難な道であることを悟った。ESを磨くといったテクニック的なものも大事かもしれないが、発想のユニークさ、エンタメへの愛など努力ではカバーしづらい部分もエンタメ業界では求められるように感じた。したがって、「絶対にエンタメ業界に入りたい！」といった気持から「縁があったら入りたい」といった気持に変化した。