- Q. 志望動機
- A.
オリックス株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒オリックス株式会社のレポート
公開日:2024年3月27日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
企業研究においては、リースのそれぞれの立ち位置の違い(財閥、独立、メーカー)、収益の方法(リース中心、投資中心、融資中心など)、ビジネスモデルの違い、経営方法の違いなどを中心に調べていきました。それぞれを比較した中で、企業独自の強みやどのような特性があるのかで自己分析で合う企業を受けました。
企業研究の中で特に役に立ったのが「会社四季報のCD-ROM」や「口コミサイト」です。会社四季報では、平均年収や純利益が連続して増えているかをみるだけでなく、コメントと内定人数を特に見るようにしていました。コメントの中には、特にどのビジネスに集中しているのかを見るのかができるので、自分がしたいビジネスをしているのがわかります。
また、内定人数は、その企業がどれだけ採用に力を入れているのか、これからどれほど成長するのかの先行指標になるので、2009年前後の不景気の時にも採用がされているところをみるようにしていました。
もっと調べても良かった事としては、自己分析の深堀による企業との相性です。私自身は、内定はあまり必要ないと考えていましたが、内定を頂いてもその企業で良いのかを悩むことが多く就職活動が少し長引いてしまいました。ですので、どのような人が内部にいるのか、つまりOB訪問などによる現場の生の声をもっと集めた方が良いと感じました。
オリックスの場合は、BtoBということもあり、最終生産商品がない(水族館などの融資は除く)ので、現物を見にいくことはしませんでした。代わりに行ったのが、仮説を立ててそれを実際の面接で尋ねました。
仮説としては、「オリックスは直近5年で収益の拡大が著しく、今後の課題として、人材の適切な配置や新しい領域に入らなくてはならないと考えています。これからの方向性として発展途上国への進出が増えてると考えています。如何でしょうか。」等のことを聞きました。
以上になります。
志望動機
私が、御社を志望した理由は主に2点です。
1点目に、私自身がこれまで金融と深く関わってきたことが挙げられます。幼少期には両親が株式投資をしていたことから金融のニュースについて関心を持ち、高校時代には生徒会会計に就任してお金がどう動くかに興味を持ちました。そのような中、大学受験では経済学部を選び、経済・金融に対するモチベーションがさらに加速していきました。更に、ゼミでは財政を中心に勉強し、実践の場としては株式取引を実際に行ってます。このように金融リテラシーを高めていったので、働く上でも金融業界が良いと考えるようになりました。
2点目に、なぜ御社にしたのかというところですが、これは御社が独立系金融機関であること。また、元々リースからスタートしたことで商社機能を持ち、その機能を発展させた結果、事業投資の部分にまで及んだことが挙げられます。
先ほど述べたように金融機関に勤めたいと考えはしましたが、私は仕事を通じて何を実現させたいのかという自己実現が決まっていません。この中で就職先として、銀行を選べば銀行法により他の事業を成すことは難しいです。しかし、御社はリース事業からのスタートで現在はすでに事業投資を行っています。これらがさらに進めば、事業主、経営人材を育てる方向に進むと考えました。つまり、私自身が何をしたいのかを見つけられた時に、それを実現できる環境があると思ったのです。
御社では様々に事業を展開しているので、自分の武器を作り、強みを強化できる環境があると思います
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
興味をもった理由、出来事 300 文字
強みや長所 300文字
積極的に取り組んだ授業 300文字
周りを巻き込んだ経験 400文字
ES対策で行ったこと
リース各社の中でも特段変わった会社であったので、特徴や社風といったものを定量的に捉えるようにして、ESの中に盛り込んだ。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
筆記試験対策で行ったこと
クレペリン試験。数字をひたすら追っていき足し算をしていくもので、正常な形や異常な形をつくると減点されるので、そこを意識するようにした。サイトを一通り見ただけなので特段対策はしていない。
筆記試験の内容・科目
クレペリン試験のみ。一次面接とセットなので、これだけでの判定はなかった。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
特に評価されたポイントとしては、最初に明瞭な答えを持ってくることで、話がしっかりとできるのだと思って頂けたところだと感じています。面接の終盤で、話が分かりやすかったとの声を頂きましたので、できるだけ話す内容も構造化しておくと良いと思います。
面接の雰囲気
面接官の第一印象は物腰の柔らかい方だと感じた。面接中はタブレットでESの内容を確認しながら、間違いのないように丁寧に対応をして頂いたように思う。
1次面接で聞かれた質問と回答
長所として思考量が多いと答えた時にそれが会社のどこで活かせるのか、と問われた。
どこであっても活かせると考えています。例えば、会議の中などです。私も部活動で放送部に所属しているので、何度も会議を行ったり、ミーティングをする中でアイディアを出すことを求められてきましたが、粘り強く最後まで考え抜くことで、それまでになかった考えを出すことが出来ました。これは企業に入ったとしても変わりないと考えています。
また、営業などにおいても、思考量が多いことによって、物事を構造化して考えることが出来ますので、どうすれば売上に繋がるのか、売上に繋がるものがコミュニケーションだとして、コミュニケーションを取るためにはどうすれば良いのかなどというように考えていくことが出来ますので、思考量が多いことは、何に対しても役に立つと考えています。
周りを巻き込んだ経験についてESにも書かれていますが、より詳しく教えてください。
私の経験の一つに、チーフ講師として、他のアルバイトの方々をまとめ、周囲の環境を改善していったことが挙げられます。三年目から就任をし、運営の一端を担いましたが、生徒だけでなく、保護者、講師、社員の全員が満足できる環境を作りたかったのです。
特に30人いる講師陣から協力を得て、自分たちの職場環境を整え、「今までより更に生徒が自己ベストを目指せる」ことを目標にしました。これは「ES向上→CS向上」の流れを意識していました。
講師には雑務を減らすために、各々が作った自作物を共有する「共有box」の作成やベテラン講師の板書をファイリングするなどして予習の削減を図りました。このようにすることで、隙間時間を作ることに成功し、今まで手が回らなかった保護者とのコミュニケーションを親密にすることができました。
結果的には、受験が終わった生徒の保護者様からたくさんの紹介をして頂き、前年度比で15%の生徒数増加を果たすことができました。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
物事をできる限り、論理性を持たせられたのがポイントだと思います。話す内容に一貫性が出たことと、短い時間の中で話に繋がりが出せたので、良かったと思います。
面接の雰囲気
一次面接と打って変わって、少し固めの方だとという印象。どちらかというと体育会系の印象があった。挨拶を強めにした時に印象が良くなったと感じたので、よりそういった印象が強くなったのでそう思う。
2次面接で聞かれた質問と回答
大学時代に放送会に入っているが、それまで行なっていた剣道からなぜこちらに入ったのか。
自己紹介も兼ねて、お話をさせて頂きます。まず、私自身が剣道を始めたのは、小学一年生、6歳の時にはじめました。それから、剣道を12年間続け、高校の卒業まで続けていました。大学入学時に剣道部に入部しなかった大きな理由は、新しいことを始めてみたかったことが挙げられます。剣道部に入れば、これまで行なったきた経験が直に活きてくるので、もちろん良いことだとは思いましたが、剣道、ひいては、体育会系にずっと所属していることが全てではないと感じました。そこで、体育会系とはまったく逆の放送会に入会を致しました。
放送会では、イベントの運営を行なっているのですが、運営の中で、答えのない物事がたくさんあります。例えば、ライトの演出であったり、MCの話す内容、細かい点で言えば、音の反響をどこまで考慮するか、選曲はどんなものが良いのか、全体で言えば、部下に当たる後輩や同期に対してどう接するのか、などです。このような様々なことを考えていき、最終的に答えを出していかなくてはいけない経験を沢山積むことができました。当初のなぜ、放送会に入会したのかは、このような経験をしたいと思ったのが一番の理由です。
オリックスという会社をどこで知ったか。また、どういった印象があるか。
私が最初に御社を知ったのは、プロ野球が好きであったので、そこで知りました。また、金融の会社であることを認識したのは、大学に入ってからで、株取引をする時に知っている会社でなおかつ時価総額の大きい会社を調べている時に分かりました。
印象としては、大企業の特性とベンチャーの特性を持つ企業だということです。大企業の部分でいうと、規模の大きさを活かした多角的な事業展開とワンストップ型のソリューションの提供。また、ベンチャーの特性としては、スピード感があると感じました。どちらも備えている企業はあまり見ない上に、金融業界に絞ると類を見ない企業だと思っています。これを表すものとして、貴社が入り口のところでも出している、「ほかにはないアンサーを」といったブランドスローガンが挙げられると思います。
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2017年05月
3次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分が考えていることに関して、できる限り深いところまで話せたのが良かったのだと思います。特にリース事業が無くなったらどう思うか、のところでは、自身が思うオリックスの本質まで話すことができた点は評価されたと思う。また、面接官もかなり深く聞いてくるので、企業研究が良くできた点も評価されたと思う。
面接の雰囲気
比較的穏やかな方が面接官を務めていたように思います。また、年次の高い方が対応をして頂いたので、学生の口ぶりなどより、中身をみていたように思えます。
3次面接で聞かれた質問と回答
リース自体についてどう思っているのかお聞かせください。 (途中、ファイナンスリースがなくなることについても追加で聞かれました。)
リース自体は、金融の側面と、商社機能を併せ持った商品、ないし、サービスだと考えています。物貸しの一種とも考えられますが、どちらかと言うと、コンサル能力が必要だと思います。金融や会計に関する知識はもちろんのこと、商品に関する知識が重要だと思いますし、それを取引先に最適化できる形にしなくてはいけないと考えています。
(追加の質問をされて、)
ファイナンスリースが無くなる主な要因としては、会計取引法の基準が変わりますので、そちらが大きいと考えられます。しかしながら、オペレーティングリースに関しては、自由度の高さからこれから需要が増えていくと考えられます。
先の質問と合わせてになりますが、リース全体の需要が無くなることはないと思いますし、今現在は業界が再編している途中なのだと思います。
リース業界を志望しているようだが、オリックスはリース会社でなくなることもありうる。その場合は、どう考えているのか。
御社を志望している理由にも挙げておりますが、御社がリース会社でなくなることは私にとっては問題ないと考えています。それは、私自身が仕事を通じて何を実現したいのかがまだ、明確ではないこと、さらには、自己実現がどのようなものであれば良いのかが決まっていないことです。
私が考えるに、御社の本質は、リース事業により金融業を営むことにあるのではなく、ほかにはないアンサーをといったブランドスローガンにあるように、金融によって、社会全体の発展をさせていくことに本質があると考えています。当初は、リースがどの業界にも携わることができ、発展性を押し上げてきたと思いますが、現在では御社の事業バランスを見ると、投資、融資、リースに3分されています。
以上のような事を踏まえても、御社からリース事業がなくなることに私自身問題はないと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 部長クラス
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
どちらかというと三次面接でほぼ決まっていたように思えます。意思確認の感じがとても強く、周りの方(3人)は全員通っていました。
面接の雰囲気
第一印象は、物腰のやわらかさそうな方が来たと思ったが、質問の内容はこれまでの学生本位から、経営者の立場で答えるような感覚が強くなった。また、雰囲気としては、緊張感が少し強かったものの、学生側を迎えるような空気もあり、上司と部下のような関係性で進んでいった。
最終面接で聞かれた質問と回答
経営者の立場になった時に、どのような人材であれば弊社で活躍できると考えられるか、また、あなた自身はそことどうリンクしているかをお答えください。
御社がこれまでしてきた事業や、これまでの業績を考えると、所謂、経営できる人材が必要なのかと思います。経営人材と一口に言っても様々な方がいますが、マネージメントができることが必須だと考えられます。オリックスという大きな組織の中で、様々な事業があり、そこには大小様々な組織があります。個人の利益だけでなく、小組織、大組織、そしてオリックス全体の利益を見据えながら行動ができること。つまり、大きな視野と小さな視野の両方を併せ持った方が御社で活躍できると思います。
私自身は、これまで、自身の利益と組織の利益の両方のバランスを見て行動をしてきました。特に塾講師の中では、リーダー講師として、自身が活躍できるように環境を整えるとともに、組織全体もより利益が出せるように、周りに働きかけてきました。これは、両者の利益が最大化することによって好循環が持続すると考えられからです。この持続する事を意識できる点で、先ほどの小さい視野と大きな視野の両方を持つことが出来ると考えています。
この面接に合格すると内定ということになるが、弊社に入るおつもりはございますか。 また、他者と比較して、弊社にどういった印象があるのかをお聞かせください。
内定を頂けたとして、御社に入社をさせて頂くことになるかと思います。御社の強みとして、金融事業を営みながら、その事業が単一でなく、多角化されていることが挙げられます。リースから始まり、保険、レンタル、銀行、クレジット、投資、融資など様々な事業を行う企業は他にありません。また、リース業界は業界再編をしている中で、複数の事業を行なっていますが、スピード感で御社に勝るところはございません。大企業の側面とベンチャーの側面の両方を持つ御社であるからこそ、私自身が最も成長できる環境だと考えています。
以上のように話したが、リース業界は大手が10社あるので、全体の差別化をしても、こういった会社もある、と思われてしますので、オリックス自身の強みを話すようにしました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
基本的には、納得のいく形で就活をしてもらっても大丈夫と言われたが、面接の最中では、当然ながら、この会社で終えて欲しいといった感じはありました。ただ、特におって連絡等はなかったです。
内定に必要なことは何だと思うか
この会社に限って言うと、独立意識や個の強さが必要だと思います。沢山の事業をしていることが最大の要因だとは思いますが、実際に社員の方に話を伺うと、こういう仕事がしたくて入ったという方が多いです。ですので、そういった経験や考えを面接で出すと大いにウケが良いと思います。
ただし、独立と何でも自分でこなす事をイコールで考えることはNGなので、そこは気をつけたいところです。ですので、できる限りOB訪問や、会社の歴史などを自分の考えを持った上で解釈をしていき、ESなどに盛り込めれば良いと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
企業情報や自己分析の結果をインプットのみするようだと面接の最中に話すことに一貫性がなくなるので、内定は出ないと思います。逆に、自らの解釈を入れたアウトプットができれば、たとえそれが間違っていても、修正をすることで、また、論理的な解釈ができるので、面接で話していても内容に一貫性が出るので、内定が出ると思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
ESの出来でほぼ決まると思った方が良いと思います。面接中はタブレット端末で常にESを追いかけながら話を聞いていたようでしたので、話す内容とESが食い違えば突っ込まれることもありますし、逆に、違う内容で本質的に同じことが言えれば、とても納得のいく受け答えにすることができます。
内定後、社員や人事からのフォロー
特にありませんでしたが、内定者との顔合わせの機会などはありました。
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オリックスの 会社情報
会社名 | オリックス株式会社 |
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フリガナ | オリックス |
設立日 | 1964年4月 |
資本金 | 2兆8970億7400万円 |
従業員数 | 32,411人 ※2019年3月末/オリックスグループ |
売上高 | 2兆4349億円 ※2019年3月末時点/米国SEC連結ベース |
決算月 | 3月 |
代表者 | 井上 亮 |
本社所在地 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目4番1号 |
平均年齢 | 44.1歳 |
平均給与 | 920万円 |
電話番号 | 03-3435-3000 |
URL | https://www.orix.co.jp/grp/ |
採用URL | https://www.orix.co.jp/recruit/index.html |