【未経験からの挑戦、業界の真価を知る】【19卒】千代田化工建設の夏インターン体験記（理系/土木建築系）No.2505（京都大学大学院/男性）（2018/4/12公開）

私は多分野の知識を結集させ，また多くの人と協業してプロジェクトを遂行するという点，及び給料面の良さに魅力を感じ，エンジニアリング業界に興味を持ち，その中で業界大手であるという理由からこの千代田化工建設の夏季インターンシップの選考にエントリーしました．

面接はなく，エントリーシートとwebテストの結果から合否が判断されます．なお，後日人事の方がwebテストの結果でかなり絞り込んでいるとおっしゃっていたのでどちらかと言えばwebテストに比重をおいているように思います．しかし，選考を行うにあたっての判断材料が少ないため，エントリーシートもかなり重要であることは間違いないと思います．また，このエントリーシートはインターンシップに参加した際に対応してくださった方々も目を通しているようでしたので，インターンシップ本番での評価やその先の本選考までを見据え，よく考えて書いたほうが良いでしょう．

各配属部署での業務体験の成果，及びインターンシップの所感の発表

1週目にやったこと

1日目と2日目は顔合わせと事務連絡の後に業界や会社の説明，及び社内の各部署の業務紹介がありました．3日目以降は各部署に配属され，それぞれの部署での詳細な業務紹介と業務体験を行いました．各部署によって内容に差はあるが，私が配属された部署では実際のプロジェクトを題材にした業務体験を行った．

2週目にやったこと

2周目は途中研究所見学を挟んむものの１週目に引き続き各部署で業務体験がメインで，最終日は部署ごとに発表を行いました．発表の準備にかける時間は部署によって異なるが基本的には発表の前日は準備の時間に当てられます．

発表では他のインターンシップ生と配属部署の社員の方が聞きに来てくれましたが，審査はありませんでした．

なし

全体最適を考えることの面白さを教えてもらいました．プラントという巨大な一つの構造物を作り上げるにあたっては複数の機器がそれぞれに与える影響であったり，設計，調達，施工という流れの全体を見通して最適な工程を検討する必要があります．そのためには幅広い知識と経験を蓄積していかなければなりませんが，このことを通じてものづくりの最初から最後まで全てに携わることができるということを学びました．

私はインターンシップを通じて業界についていろいろ知りたいと考えていたのに対して，他のインターンシップ生は既に業界について深い理解があったため，出遅れていると感じました．実際，初めは社員の方々の説明の中でもわからないことが多くあり理解に苦しんだ部分もありました．

いわゆるEPC事業を通じて巨大なプラント建設の全てをマネジメントすることは知っていたが，業務体験を通じて実際にどんな検討を行っているのか，またその細かな検討を通じてどのようにプラントが造られていくのかがイメージできるようになり，今まで以上にこの業界で働きたいという気持ちが強くなりました．また，業界に強い興味を抱いているインターンシップ生と知り合えたことで就職活動の情報共有などにおいても非常に有利になったと感じます．

業界に関する事前知識はあればあるほどインターンが有意義なものになると思います．この時期は説明会などもないため難しいとは思いますが，大学の先輩などから特に業務内容について情報収集をしておくのが良いと思います．また，今後どうなるかはわかりませんが，発表はポスター発表形式でしたのでポスターの作成など，機会があれば練習しているといいと思います．

部署に配属されて各自デスクが与えられ，他の社員が働いている姿を間近で見ることができ，また，社員の方との交流の機会も多かったので，インターン前に感じていた疑問の多くを解消することができました．また，業務体験では一部で外国籍の方が指導を担当してくれたため，実際に英語を用いてグローバルな環境で働くイメージもできました．

冬季にも同様の2週間のインターンシップがあり，その参加者も含めると本選考の採用人数を大きく上回り，また，他の参加者を見ても優秀な人が多かったのでインターンシップに参加した時点ではインターンシップに参加したからといって安泰であるとは感じませんでした．

専門知識という自分の強みを活かしながらも幅広い業務に携わることができるため，多くのことを学びながら成長していく自分の姿をイメージできたからです．また，社員の多くが人や社風が入社の決め手になったとおっしゃっていましたが，その言葉通り気さくで親しみやすい社員が多いと感じたからです．

本選考については他の就活生とは別ルートで3週間ほど早く案内が届きました．また，インターンシップを通じて業界や企業への理解を深めることができたことを考えると，その他の就活生と比べて大きなアドバンテージになると感じます．

エンジニアリング業界，特にプラントエンジの日揮と千代田化工建設を中心に見ていました．また研究室の先輩の多くが就職することからインフラ業界にも興味があり，見てみたいと思っていました．なお，就職活動では幅広く見た上で進路を決定したいと考えていたので自分の専攻に限らずIT業界やコンサルティングファーム等も考えていました．

このインターンシップを通じてエンジニアリング業界，また千代田化工建設への志望度は上がりました．参加前は海外勤務が懸念事項の一つでしたが，業務紹介と業務体験を通じてそれが払拭されたことが大きいと思います．また，活気があって社員には多くのことが要求される環境に魅力を感じ，これ以降会社選びにおける軸になったため，自己分析という点でも非常に良かったです．