【未来を支える化学の力】【17卒】日産化学の本選考体験記 No.2106（一橋大学/不明）（2017/6/13公開）

日産化学工業の面接は、比較的面接時間が長かったので、一つ一つの質問に対して丁寧に、十分に回答するが求められているように感じました。また、もう一人の学生に対して、面接が行なわれている際にも、自分に意見を求められることもあったので、準備してきた内容だけでなく、臨機応変に対応できる力を評価されていると思いました。

面接官の方の口調はたいへん優しく、面接というより、社員の方とフランクに会話をする機会のように感じました。

化学メーカーを志望した理由について教えて下さい。

私は、「縁の下の力持ち」と呼ばれることが多く、将来は社会を下から支え、さらに発展に導くことのできる素材メーカーを志望しております。中でも、化学メーカーを志望する理由は3点あります。第一に、私自信、化学が好きなので、製品について、楽しく、前向きに勉強することができると思います。第二に、化学は、様々な産業の中心にあり、人々の暮らしや産業を支える影響力が大きく、やりがいがあると考えるからです。ここで注意した点は、素材メーカーを志望し、中でも化学メーカーを志望するという理由を論理的に述べることです。

希望職種について教えて下さい。

第一に、営業を希望します。大学でマーケティングを専攻し社会のニーズを把握する考え方を学んだので、現実社会で活かしたいと考えるからです。第二に、経理・財務を希望します。商学部で勉強した会計、簿記の知識が活かせますし、私は緻密な作業を正確に行うことを得意とするからです。いずれについても、ひいては海外で活躍できるよう、努めて参りたいです。ここで注意した点は、海外で働きたい旨を最後に付け加えることで、会話を継続させることでした。

2次面接では、1次面接と同じ面接官でしたし、評価している点は言葉遣いや態度ではないと思います。1次面接と2次面接の間に社員訪問を行っているので、そこでいかに質問をして情報、知識を蓄えることができたか、その意欲や姿勢を見られているのだと思いました。特に、製品知識などではなく、職種についてどのくらい知識を入手したかを重視しているように感じました。

1次面接と同様、社員の方々と楽しくコミュニケーションを取る場という感じでした。面接官の方も全く同じ方々だったので、緊張もあまりしませんでした。

希望職種に変化はありましたか。

営業、経理・財務に興味がありましたが、工場での人事や生産管理にも興味を持ち始めました。工場で働けるのがメーカーならではだと思うので、希望しました。所属している◯◯部でも幹部を務めており、部の制度作りなどを行っていることから人事に興味を持ちました。また、受注と生産システム、材料との兼ね合いを調整しながら管理する生産管理の仕事にやりがいを感じられると思い、希望しています。ここで注意した点は、その前の社員訪問で聞いた情報をなるべく盛り込むことです。

海外で仕事をすることに対するこだわりはありますか。

現時点では、海外で働きたいと非常に強く思っております。なぜなら、私の強みを無駄にせず、活かすには、海外関連の仕事をすることが最適だと考えているからです。しかし、国内でしっかりと基礎を学び、海外関連の仕事を任せたいと思っていただいてから、実際にそのようなキャリアを進みたいと考えております。ここで注意した点は、自分の向上心の高さをアピールすると同時に、学生としての自覚を持ち、謙虚な姿勢を示すことです。