【20卒】コーセーのエンジニアの面接の質問がわかる本選考体験記 No.8065 （2020/2/4公開）

入社後どのように会社に貢献したいか

志望者が多いと予想されたため差別化を図れるよう工夫した。特に、大学で学んできたことをどう活かせるかという点を詳しく具体的に書いた。

自分の持っているもの、興味のあることが、会社ではどの部分に当てはまるのかを示すことが重要だと思う。専門的なことを話しても相手には伝わりにくいため、噛み砕いて一般的な要素に落として話すことが評価のポイントだと思います。

穏やかで、緊張を和ませながら丁寧に話を聞いてくれる雰囲気だった。厳しい質問はされず、能力よりも性格を知ろうとしている印象を受けた。

大学でどのようなことを中心に学んできたか。

私は情報工学を専攻しており、情報技術に関することを幅広く学んできました。御社で活用されそうな分野で言えば、画像認識、機械学習、情報セキュリティなどがありますが、特に機械学習に力を入れて学んできました。機械学習では多くの数理統計手法が用いられていますが、同じ先攻の人の中には、プログラミングはできるが数理統計は詳しくない、という人が多くいます。私は昔から数学が好きだったので、数理統計を積極的に学び、機械学習の分野でどう統計学が利用されているかを理解しながら学習してきました。人工知能というあまりにもぼやっとした世界において、理論を理解しながら活用していくことが、今後大切になっていくのではないかと感じています。

コーセーでどのような仕事をしたいか

デジタルマーケティングに関心があります。お客様から蓄積した大量のデータを用いて、マーケティングにどのように活用するか、その手法は数多く考えられ、今後コーセーが大きく躍進していくために必要不可欠な分野だと感じているからです。消費者が求めているものは、選択の正確性と速さだと私は考えています。実際に販売スタッフが1対1で対応しても、なかなか消費者が求めるものを提供できていないと感じています。今後ますます情報が溢れかえっていくなかで、適切に情報を抽出し、マーケティングに繋げていくことが重要になっていくのではないかと考えています。そのなかで私が学んできた機械学習が大いに活用でき、御社に貢献できると確信しています。

最終選考ということを意識し、細かい話ではなく抽象度の高い話をするよう意識した。細かくリサーチしておかなければ答えられないような質問はなかったが、自分の考えを素直に話したことが評価されたポイントだと思う。

これまでの面接よりは空気が重かったが、アイスブレイクをふくめ和ませようとしているのを感じた。社長が口を開くことはなく、他の面接官が質問し、社長は聞いているだけだった。

コーセーの強みと弱みをおしえてください

コーセーの強みは化粧品ブランドごとにマーケットを変えている戦略だと考えます。例えば、ジルスチュアートはかわいらしい雰囲気を全面に押し出し、若い女の子が手に持ちたくなるような商品を提供しています。一方で、コスメデコルテは大人の女性が年齢に応じて変化する肌の状態を考慮したブランドとなっています。各ブランドで全く違う世界観を持ちながら、それぞれが消費者から高い評価を得ている点が、コーセーの強みであると考えています。一方で弱みとなっているのは、海外の顧客に対して浸透されていない点です。強豪他社に対して海外販売率が低く、知名度も劣っている印象があります。しかしこれは、今後の伸び代があるという風にもとらえることができるとポジティブに考えております。

入社後はどうやってコーセーに貢献できますか。

私は大学時代情報技術に関することを幅広く学んできました。特に数理統計や機械学習といった分野を中心に学んできましたが、その他にも、画像認識や情報セキュリティ、ソフトウェア信頼性などもあります。現時点ではマーケティング分野で私がこれまで学んできたことを活かしたいと考えていますが、今後情報技術がどのように社会に浸透していくかわからない中、ある1点に集中して極めていくのはベストではないと考えています。御社ではセキュリティやネットワーク、デジタルマーケティング等エンジニアが活躍できる領域が複数存在していることをいかし、これまでと同様に様々な学問に興味関心を持ちながら、時代の変遷についていけるよう、技術者として幅広い分野に関わっていきたいと考えています。

内定後に圧力というようなものはなく、よく考えてから結論を出してよいと言われた。もともと第一志望ではないことを伝えていたので、辞退の際も暖かく承諾してくれた。

化粧品会社のなかでもエンジニア職であったため、コーセー全体の話とエンジニアの話を分けて考える必要があると思う。人事部長に対して細かな情報技術の話をしないよう注意されたい。大人数採用しているわけではないため、OB訪問や説明会等は積極的に参加するべきである。面接では会話が中心に進んでいくため、スピーチを考えてのぞむのではなく自分の考えや意見を整理した状態で、ありのままの自分を出すことがポイントになると考えられる。

自分の得意とするジャンルがどこで、それを会社が発展させたいと思っている領域にどのようにマッチさせることが可能であるかを明確に示した点にあると思う。その上で取り繕わずに、正直に素直に答えることが大切に感じた。人間味のある面接官に対し、誠実さを疑うような矛盾は確実に落とされるだろう。

最終面接はほとんど通る、という噂が巷では流れているが、そんなことはなく半分以上落とされているはずである。知識や能力が評価されるということは少なく、自分がどのような人間であるかというのを誠実に話すことが重要である。下手に第一志望をアピールすると矛盾点をつかれてしまうため、迷っていると正直に答えるのも決して悪い評価にはならないと思う。