22卒 本選考ES
開発職
22卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
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Q.
10年後の世界はどのようになっていると考えますか。それを踏まえ、キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか?(できる限り具体的な根拠を示しながら記載してください。)(600文字以内)
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A.
私は10年後の世界は2つの理由から生活する上で半導体の重要性は更に強固になると考えています。1点目は技術革新が急速に進むことでIoTやAIはより普及し、今まで以上に様々な分野・用途で半導体が使われるからです。2点目は世界の人口増加特に発展途上国の人口が増加するにつれ自動車やスマホなど半導体を有した製品の使い手が増加するからです。そのような需要に対応するためには、半導体はより低コストで微細化や量産化が望まれると考えています。この問題は半導体デバイス・装置の両業界の改善が必要だと感じます。 私は半導体製造装置以外にも様々な分野で強みを持つ貴社ならば、各事業領域のシナジーにより未来の半導体の要求を実現できると感じました。例えば、そうしたシナジーにより「インクジェット技術」を使用したナノインプリントリソグラフィの実現を可能にしたと思います。また私は従来の常識とは異なる技術開発に対して深く興味を持ちました。 以上から、私は半導体製造装置の技術開発に、特にナノインプリントリソグラフィの開発に携わり、それを通じて半導体の微細化や量産化に貢献したいと考えています。例えば、吐出する液滴をより微細にする技術開発やナノインプリントリソグラフィに適したレジスト材料の開発に挑戦したいと考えています。 続きを読む
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Q.
学生時代に力を注いで挑戦したこと(していること)を教えてください。 (その挑戦において、困難だったことや、その困難にどのようなアプローチで取り組んだか、またその経験から得られたことなどを具体的に記載してください。学業もしくは学業以外でも可)(400文字以内)
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A.
私は約4年間アルバイトの塾講師を続けています。当初、塾の課題は退塾が多いことでした。1年目で経験した授業内外での生徒の振る舞いや対話を通じて、この原因は1対1の担当制であり、2つの問題点があると感じました。1つ目は各講師個人の問題で、個人個人で担当を持つと、生徒への思い入れの差異による生徒対応の偏りがありました。2つ目は講師間の問題で、担当の生徒情報を常に講師間で共有して把握することが困難でした。そこで私は上記問題点を解決するために、1対1の担当制ではなく5人程度のグループ担当制を提案しました。5人のグループには必ず情に厚い講師かつ文理両方の講師を入れることを意識し、また進捗や勉学以外にも生徒の些細な変化なども共有しました。これより退塾数を年々減らすことに成功しました。この経験から、他人事にせず常に問題意識を持ち解決のために行動する大切さを学びました。 続きを読む
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Q.
◆卒論について 1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私の卒論の研究テーマは「単結晶の○○作製および単結晶性の検証」です。私は学部と院では異なる研究室に所属することが決定していたため、院で使用する物性を学びつつ別のテーマとしての卒論研究を行っていました。先行研究で単結晶○○を用いた新規物性が確認されました。そこで私は○○と似た性質・構造を持つ単結晶○○に着目しました。しかし、物性探索に必要な大きさのバルク単結晶○○は入手することが困難であり、自身で作製する必要がありました。本研究では、前例の少ない単結晶○○の作製とX線回折を利用した結晶性の検証を行いました。まず作製に必要な論文の調査を行い、昇華法という2つの温度領域を利用して多結晶を昇華させることで結晶育成する方法を選択しました。論文内では育成温度や方法などは細かく記載されていたが、育成期間による結晶への影響は記載されておらず、私はそれを確かめることにしました。育成期間は1週間から1ヶ月の4つの試料を用意しました。結果として育成期間が長いほど大きな結晶となるが、単結晶性は低下することを発見しました。 続きを読む
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Q.
◆修論について *博士採用応募の方は博士課程の論文について 1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私の修論の研究テーマは「デバイス応用へ向けた○○多層膜の金属-絶縁体転移の挙動解明」です。○○は金属-絶縁体転移により大きな抵抗変化を容易に実現できるため、近年抵抗変化型メモリや光センサなどのデバイス応用が期待されています。デバイス化を実現するためには、転移前後における電子状態を解明して、より簡易的に転移を制御する必要があります。以前の研究では○○薄膜と基板の間に○○単結晶を挟み、光照射をすることによって簡易的制御する方法がありました。しかし量産の観点から単結晶はデバイス化に不向きなため、本研究では○○単結晶を薄膜に変えることを試みました。多層膜の作製は○○を酸化させるための酸素量や作製時間など様々な条件により構成されるので、両膜の適切な条件を設定にするのに苦労しました。私は理論的に作製条件を変更し粘り強く約30回の試行をすることで、現在は薄膜に代替しても大きな抵抗変化の実現つまり目的の薄膜作製に成功しました。今後は光照射時の抵抗値測定と各々の電子状態を測定し物性的な考察をすることで、簡易的に転移制御を出来るか検証します。 続きを読む