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大正製薬株式会社 報酬UP

【未来への貢献、研究の挑戦】【20卒】大正製薬の研究職の本選考体験記 No.7536(京都大学大学院/女性)(2019/7/10公開)

大正製薬株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2020卒大正製薬株式会社のレポート

公開日:2019年7月10日

選考概要

年度
  • 2020年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 研究職

投稿者

大学
  • 京都大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

就活を開始する前に社員の方とお会いする機会があったので、軽くお話しをうかがいました。また、大学で開催された企業説明会で、様々な質問をしました。よく知っているね、と言っていただけたので多少好印象を残せたのではないかと思います。基本的には企業ホームページで情報を集めました。OTCとPDの両方を取り扱っており、OTCが非常に強い企業であること、を意識しておくことが大切だと思います。それほど深い企業理解はできていなかったのですが、人事面談後に研究員の方と一対一でお話しする機会がいただけたので、そこで様々なことを質問させていただきました。製薬企業の研究職がどのような役割を果たすのか、どのような姿勢が必要なのか(倫理観や、諦めない姿勢が重要だとよく聞きます)など、実際に製薬企業で研究している複数の方に話を聞いて、イメージを固めたのが良かったと感じています、

志望動機

志望動機を面接でお話しする機会はありませんでした。予防から治療まで、生活者の方々の健康を支えるための事業を幅広く行う姿勢に魅力を感じたためです。また、社会的な要請の高まりから、xxを用いた創薬を推進している、と説明会でうかがい、自身の経験を生かして貢献できるのではないかと考えました。OTC医薬品の需要が高い東南アジアへの進出や、高齢化社会や情報化社会によってニーズが高まっている精神疾患領域への注力など、激動する環境に適応しながら、生活者のためとなる事業に挑戦を続ける御社でならば、研究を通じて、自身の夢である「新薬の創出を通して人々の健康に貢献する」ことが達成できると考えたため、志望いたしました。

エントリーシート 通過

実施時期
2019年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

研究課題、自覚している性格、学生時代で印象に残っていること、アルバイト、加えて自己PRシートA4二枚

ES対策で行ったこと

企業ホームページをよく読んだ上で書きました。また、説明会でうかがった情報も復習しながら、必要とされる人物像をイメージしました。

WEBテスト 通過

実施時期
2019年05月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

SPIの参考書の中でも、最も問題数が多いものを利用して対策した。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、性格診断

1次面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生1 面接官5
面接時間
20分
面接官の肩書
近い研究スキルを持つ部署の研究員の方々
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

それほど専門的なスキルが求められているのではなく、勉強しておけばそれでいいというお話しでした。研究領域がそのまま一致する部署があることは非常に強かったと感じています。研究を楽しんで行っていることを伝えられたのが良かったと思います。

面接の雰囲気

柔らかい雰囲気の方が多く、優しい空気でした。雑談に近いような話も多く、所属研究室の教授の話もしました。(研究領域が被るためご存知のようでした)

1次面接で聞かれた質問と回答

研究概要を5分でプレゼンしてください。

私の研究テーマは、xxを利用したxxxxの病態再現モデルの構築です。この疾患は、xxxという転写因子が発現してしまうことが原因であると考えられていますが、それ以外の点については不明な部分が多く残されており、有効な治療法も未だ確立されておりません。これまでに発表されたモデルとして、vvvvがあります。これを培養すると、xxxの発現に対応した細胞死が見られます。しかし、vvvvのモデルは患者さんへの負担が大きく、細胞の増殖能力に限りがあるために複数の試験を反復して行うことは困難です。そこで、xxを利用したモデルであればこの問題を克服できると考えました。そこで、本研究では、xxを利用して、細胞モデルと動物モデルの両方を作製することを目的としています。(詳しい結果はここではお話しできません。事前に採用サイトを通じて提出したパワーポイントもしくはPDFファイルを使用し、パソコンとモニターを利用してプレゼンを行いました。)

なぜそのテーマを選んだのか。研究はどのように進めているのか。

このテーマは、研究室への配属が決定した後に、先生から指定されたもので、選択したものではありません。この研究室を選んだ理由としては、分野が比較的進んでおらず、そのような分野の研究を進めることに貢献したいと考えたためです。研究の進め方としては、大枠の部分は、先生から与えられたもの、昨年博士課程を卒業されて、現在研究員として研究室に所属されている先輩の研究から派生したものでして、先輩に適宜アドバイスをいただきながら進めております。大枠以外の部分に関しては、自分でアイデアを出し、先輩や先生との議論を通してブラッシュアップしていただき、進める、という形をとっています。(それに対し、プレゼンのこのアイデアは自分で考えたのですか?とページを指定して質問されたため、肯定の返事をしました。)

2次面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生2 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
失念してしまった。
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

正直さ、勤勉さといった、企業が重要視している部分を持っているかを見られていました。正直さを前面に押し出しました。変化球が多いため、自分らしさを出すことを意識しました。

面接の雰囲気

緊張せずありのままを出すように言っていただけました。同じ研究職志望でも、担当する面接官の方が違うと、かなり雰囲気や質問内容が異なるようです。

2次面接で聞かれた質問と回答

研究の再現性が取れなかった場合、どうするか。

私は細胞を用いた研究を行っておりますので、まずは細胞の性質の違いによるものであるかの検討を行います。過去の論文において、細胞の性質の違いが非常に大きなものであるという報告があったためです。また、論文に掲載されていないような、細かい手技の違いによって結果が変化してしまう可能性もあるため、その点の確認を行います。もし自身の研究室で発表されたことの再現性が取れないようであれば、発表した方のお話しをうかがい、相談をしながら再現性が本当に取れないのか、何故なのかの検討を勧めます。再現性が本当に取れない、という結果になった場合は…その報告は、誤ったものであったとして、研究を進めます。(予想外の質問で、あまり上手く話せませんでした。)

これまでで最大の失敗談とそこから学んだことを教えてください

人生で最大の失敗は、高校三年生の時の、大学受験の失敗です。高校時代は、3年生の春まで部活動に明け暮れており、真面目に勉強を開始したのはその後でした。正直、なんとかなるだろう、とたかをくくっていた部分があったのですが、そのようなことはなく、自身の力不足を実感しました。成功するためには、こつこつと努力し続けることが重要だと学びました。そして、浪人するにあたって、折角一年勉強期間を延長するのだから、高校時代には考えられなかったような難易度の大学を受験しよう、と考えました。そこで、志望大学を変更し、一年間必死に勉強することで、合格をつかみ取ることができました。この経験から、失敗は、その後の努力次第で成功に変えることができると学びました。

最終面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生4 面接官8
面接時間
30分
面接官の肩書
役員の方々、人事の方
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ありきたりでない質問が多かったのですが、過去のクチコミにある設問もあったため、準備してしっかりとした口調で話すことができたのは良かったのかな、と思います。また、独自の意見を言えた、と感じた場面もあり、面接官の方がなるほど、とおっしゃっていました。集団面接では、自分の意見を端的に述べ、「以上です」という言葉で明確に締めることが重要であるように感じます。

面接の雰囲気

特別和やかではありませんでしたが、圧迫感はありませんでした。学生の話に笑顔を見せてくださることもありました。相槌も打ってくださりました。

最終面接で聞かれた質問と回答

企業研究者に必要な倫理観について、どういった点で大事か

企業研究者に必要な倫理観といたしましては、とくに製薬企業においては、研究する上で出たデータが事実でなければ、データに基づいて作られたお薬が患者さんに悪い影響を与えてしまう可能性があります。そういったことを考えると、データを正しく取ること、正しく記録すること、正しく理解することは非常に重要なことだと考えます。ちょっとしたことでも、患者さんの毎日や、体調を担っている、という意識を持つことが重要だと考えます。以上です。(一度に4人の学生が話をするため、あまりだらだらと話を長く続けるのではなく、短く端的に説明することを心がけていました。他の学生の中には、アカデミアとの対比を通して意見を述べている人もいました。)

企業研究者に必要な適正と、それに対して自身をどのように分析しているのかについて

私は企業研究者に求められる特性を、二点考えております。一つ目は、先ほどの倫理観のお話とも関連するのですが、正直であることです。データを改ざん・捏造するようなことがあると、患者さんに不利益をもたらしてしまうため、正直であること、誠実であること、世間の期待に応えることは非常に重要なことだと考えています。二つ目は、目的意識を忘れないことだと考えております。アカデミアでの研究は興味本位のものですが、製薬企業における研究では、商品、患者さんへの貢献、が明確なゴールとして定められているものでして、それ以外の研究、そこに到達しないような興味本位のものは行うべきではないと考えます。費やされる時間や資金が無駄になってしまうため、薬を作るという目的意識を忘れないことが重要だと考えております。この二点について、自分は十分に兼ね備えている、と考えております。まず正直さ、に関してですが、私は嘘がつけない性格でして、これまでも非常に正直に生きてきました。今後もそのように生きてゆくつもりですので、世間からの期待に応えることができると考えております。続いて目的意識に関してですが、私は新薬を創出することを人生の目標に掲げておりまして、今後も、そのために生きていくつもりです。商品を作る、という目標意識をぶらすことなく研究を行うことができると考えております。以上です。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

数日以内の、短い期間で承諾するのかの判断を行うように促されましたが、交渉次第で伸ばせそうな雰囲気がありました。

内定に必要なことは何だと思うか

研究内容のマッチングが重視されると感じました。細かい手技に関しては、それほど求められていないと思います。人柄に関しては、研究員の方々は皆さん非常にお優しく、物腰が柔らかい方が多いような印象があったため、そのような人が好まれるのではないかと思います。企業ホームページやパンフレットに、求める人物像が明確に書いてあり、その部分を推し量るような質問が多いように感じました。過去のエピソードの中から、求める人物像にマッチするような経験を用意しておくと良いと思います。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

研究内容が最も大きいのではないかと思います。それ以外だと、新薬創出への熱意をアピールしたのが良かったのかもしれません。エントリーシートの印象もひょっとすると重視されているかもしれません。研究者を目指す人の中には、周囲とうまくやれない人もいるそうです。協調性があることはアピールする必要があると思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

エントリーシートと同時に提出する自己PRシートは、恥を捨てて勢いで書きました。書式自由のため、熱意をぶつけるのが良いと思います。面接では想定外の質問が多いので、自分らしさを出すように意識すると良いと思います。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定を承諾するかの判断材料として、研究所見学の提案をいただきました。

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大正製薬の 会社情報

基本データ
会社名 大正製薬株式会社
フリガナ タイショウセイヤク
設立日 1928年5月
資本金 298億3700万円
従業員数 2,885人
※連結:9,195人
売上高 2819億8000万円
※連結(2021年3月期)
代表者 上原 茂
本社所在地 〒171-0033 東京都豊島区高田3丁目24番1号
電話番号 03-3985-1111
URL https://www.taisho.co.jp/
NOKIZAL ID: 1130587

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