20卒 本選考ES
研究開発職
20卒 | 静岡大学大学院 | 男性
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Q.
自己PUやセールスポイント
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A.
私は何事にも好奇心が強く、幅広い物事に対して意欲的に行動をすることができます。特に私はメディカルエレクトロニクスの分野に強い興味を持っていたため、学士課程と修士課程で異なる研究室に所属し、自身の知見を広げることに努めました。学士課程ではがん温熱治療に応用することのできる磁性体の研究を行い、磁性体に磁場を励磁した際の磁化特性について知識をつけることができました。また、現在の修士課程では近赤外光を用いた生体内計測の研究を行っており、X線や超音波計測よりも非侵襲的に生体内の血液情報などを計測することを目的にしております。このようにまったく別の視点からメディカルエレクトロニクスに関する知識をつけることで、物事を多角的に捉えることができるようになったと感じております。例えばMRIでは体内に高周波の磁場を与え、水素原子を共鳴させることで得られる信号を画像データにすることで撮影をしていますが、撮影時間が長いことや強力な磁場を使用することによる副作用などが問題点として挙げられています。そこで現在研究で扱っている近赤外光を用いれば、これらの問題を解決できるのではないかと考えました。近赤外光は生体内で吸収されにくいため副作用などは少なく、また光であるため磁場よりも高速に制御を行うことが可能です。しかし、近赤外光によって水素原子を共鳴させるような技術はないため、ヘモグロビンなどその他の分子を計測することができればMRIよりも撮影時間を短縮し、また高精度に撮影可能であると考えます。机上の空論ではありますが、私はこのような多角的な考え方が技術者には必要不可欠だと考えており、幅広い知識と多角的な物事の捉え方を貴社でも活かしたいです。 続きを読む
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Q.
テルモを志望した理由
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A.
私は医療を通じて患者さんや医療従事者の方々のQOLを向上させる手助けをしたいという思いがあり、医療機器専門のメーカーとして人々の健康に役立つ様々な製品を提供している貴社に魅力を感じたため志望しました。現在の医療現場では深刻な人手不足が問題となっており、専門的な知識を持つ医師が足りていないため、患者さんの負担を減らすこととともに勤務医などでも使いやすいような医療機器を提供することが必要となっています。貴社では低侵襲医療に注力して幅広いラインナップで医療に貢献しながらも、医療現場の安全性、効率性を向上させるために製品のシステム化やITでのデータ連携によって医療機器の機能や使い勝手の良さを追い求める姿勢に共感し、貴社のアソシエイトとして人に優しい医療の実現に貢献したいと考えました。以前愛鷹工場で開発技術職の仕事内容を紹介していただいた際には、ステントの形状や素材、バルーンの割れ方など細かなところまで気を配る技術者としてのこだわりを知ることができ、貴社で働きたいという思いが強くなりました。また、私は実際に製品を使用してくださる顧客の方と関わりながら良いモノづくりをしたいという思いがあり、貴社では技術職で入社した場合でも営業研修を受けることができたり、総合医療トレーニング施設を所有しているなど、顧客の方との関係をとても大事にしていると感じました。希望をすればACE公募という制度によって海外に行けるチャンスがあるということを伺い、この環境下であれば自身のキャリアアップを図ることができると考えたため、貴社のアソシエイトとして社会に貢献することを志望いたします。 続きを読む
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Q.
あなたがテルモで挑戦したい事、実現したい事
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A.
貴社の事業はどれも興味深いものばかりで多岐にわたって挑戦したいという思いがありますが、特に私はカテーテルを用いたがん治療の領域で貢献したいと考えています。現在のがん治療は手術・抗がん剤・放射線治療が主流ですが、がん組織のみを殺傷することは難しく正常組織も殺傷してしまうため、副作用や体への負担がかかってしまうことが問題となっています。そこで私は研究で学んだ知識や経験を活かし、副作用をかけず低侵襲的にがん細胞を死滅させる装置の開発を実現したいと考えています。私は学部時代に磁性体を用いたがん治療に関する研究を行っており、がん細胞が死滅する温度まで磁性ナノ粒子を発熱させることを目標にしていましたが、磁場をかけることによる生体内の他組織への影響を考えると目標を達成することはできませんでした。複雑な組織が存在する生体内に対して、がん組織のみを死滅させることは大変困難であることは身をもって分かりましたが、日本人の死因第1位であるがんを治療する方法を確立することは現代社会の大きな課題であり、この問題の解決に絶えず挑戦する姿勢を持っていたいと考えています。 続きを読む
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Q.
研究・学業で最も苦労したこと
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A.
私は学士課程と修士課程で異なる研究室に所属しているため、その環境の変化に適応することに最も苦労しました。学士4年時には基本的に先生の方針で研究を進めていき、なにか壁にぶつかったときには先生と議論をすることで解決することができました。また、技術的な基礎知識からプレゼンの仕方まで幅広い知識をご指導していただけたため、相手に分かりやすく伝える能力を身につけることができました。ですが修士課程で担当していただいた先生は他大学との共同研究を非常に多くやっており多忙であったため、壁にぶつかったときに先生と議論する時間を確保することができず、自らで解決しなければいけない場面が多々ありました。また、学士時代とは異なり研究の方針をほとんど自分で決めなければならなかったため、研究の実用性、新規性などを加味しながら方針を立てていく必要がありました。そこで、私はまず基礎知識の習得を第一に考え、同じ研究室の先輩や同期と意見交換したり、過去の類似研究を参考にすることで基礎知識の習得に努めました。また、医学雑誌などで最新の論文をチェックすることで知識を吸収すると同時に、まだ誰も手をつけていない新規性のある研究ができるよう心掛けました。具体的に私は骨粗鬆症を診断する手法に関する研究を行っているのですが、骨密度を計測することで診断する従来の方法ではなく、骨内の血液状態から骨の代謝を予測することで骨が脆くなる前に予防する手法を提案いたしました。まだ研究途中ではありますが、模擬骨での計測は成功したため今後研究を進めれば十分に実用性のある技術であると考えています。今まで先生に頼っていた部分を自分で考え、応用に繋げるという環境の変化は非常に苦労しましたが、経験や知識から応用して新しいことに繋げ、挑戦していくことの重要さ、楽しさを知ることができました。 続きを読む
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Q.
学生時代にリーダーシップを発揮した経験
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A.
私は学部時代に全学新歓委員会という学生団体に所属しており、サークル紹介という学内で行われるイベントの責任者として活動をした経験があります。このイベントは新入生向けに各サークル、部活動がPRを行うイベントで、私が責任者として開催した年は59の団体に参加していただきました。このイベントは毎年行っているのですが、例年決められた発表時間を守らなかったり、イベント当日にキャンセルするなどといった迷惑行為を行うサークルが少なからず存在していました。そのため私はイベントを開催する上でのルールを細かく設定し、違反したサークルには軽い罰則を設けることでこれらの問題の改善を試みました。さらにこれらの例年との変更点を掲示で連絡するだけでは周知させることができないと考えたため、全参加団体を呼んでの集会を行い、イベント概要、規則に関する変更点の周知を試みました。また、例年イベント終了後に各サークルが会場外で勧誘をしてしまっており、大学教授からは非常にうるさいといった不満の声や、新入生がなかなか帰ることができないといった事態が起きておりました。そのため、私は会場外に専用の勧誘スペースを作り、新入生が気になったサークルに対して話を聞きに行けるような仕組みを作ることでこれらの問題を解決いたしました。私は同じ委員会のメンバーに恵まれていたため、資料作成やイベント進行の際は非常に助けられ、何か問題があったときには柔軟に対応してくれたため、特に大きな問題はなくイベントを成功させることができました。私はこの経験を通して、イベントの良さは一人のリーダーシップで決まるのではなく、それを補佐するメンバーの力量がとても大きいということを知ることができました。この経験を活かし、貴社ではリーダーを支えられるような技術者になりたいと考えています。 続きを読む