【論理的思考力と協力力で挑む】【23卒】キオクシアの技術系総合職 JD3（システム・ソフトウェア・回路設計技術開発）の本選考体験記 No.25361（非公開/非公開）（2022/5/26公開）

技術者として目指したいこと、またその理由、背景、動機について記入してください。/大学時代に直面した困難のうち、周囲と協力して乗り越えた経験について記入してください

ナビサイトのOpenESで提出

OpenES

技術素養を求める企業なので，とにかくプロセスを大事に書いた．

文字数がある程度あったため，話したい内容とその根拠など文だけでも伝わるようにした．あとは多くの人に見てもらい修正した．

なし

先輩からの教えてもらった情報をたくさん確認し臨んだ．

言語，非言語，性格

各30分

なし

自宅でオンラインに接続，面接後に退出

学生時代に力を入れていたこと以外はほとんどの時間で研究内容を聞かれていました．この研究内容が純粋に評価されたと考えています．

技術者の二人の方が面接を行ってくれました．アイスブレイクはありませんでしたが，とても温厚そうな方だなという印象でした．

なし

なし

研究内容とそれの難しかった点は

私はInAsSbを適応した高電子移動度トランジスタ(HEMT)の特性予測を行っていました．その際に予測のためのシミュレータ開発に苦労しました。HEMTはチャネル層に適応させる材料によって性能が変化します。そのため、電子の有効質量が軽く、深い量子井戸が形成できる上記の材料を選択することで、高周波化、高速化が見込めます。そこで仮説立証のため、HEMTの特性予測を行うプログラム開発を行いました。開発の際、実際にデバイス作製を行う方々に意見を頂き、多角的な視点でシミュレーションを行いました。その結果、特性予測を達成しInAsSbの有用性を示しました。この過程で、問題に対する多角的かつ論理的な思考でのアプローチ方法を学びました。

学生時代に力を入れていたことは何ですか

私は学生時代に、飲食店でデリバリーのアルバイトをしていました。この店舗では配達効率の向上が課題として上がっていました。そこで、私は自分の業務だけでなく、料理を作る側の業務内容も理解しようと考えました。自分の業務が落ち着いているタイミングで、料理人がどのような過程で動いているのか、どの料理において時間がかかるのかを質問することで理解することができました。その結果、私は注文内容を見て料理にかかる時間が分かるようになり、その料理時間で別の配達を行うことで配達効率を上げる事に成功しました。また、新人の料理人に対して、どの料理において優先順位が高いか的確に伝えることも可能となり、新人育成においても力を発揮することができました。この活動を続けていたことで、ある一ヶ月の配達効率において全国の店舗の中で表彰されたことがあり、課題を解決できたと実感しました。この経験で、お互いの業務理解の重要性を学びました。

自宅からオンライン接続後，面接を行い終了したら退出

最終面接であったのと，かなり早い時期の面接であったため，緊張していた点は評価の方につながったと考えています．あとは研究内容です．

笑顔で話をしてくださり，とても話しやすい状況でした．とても緊張していたのですが，それに対しマイナスな印象は全くなかったように感じます．

なし

なし

研究内容とそれをキオクシアでどう生かすか

私は，高電子移動度トランジスタ，通称HEMTといわれる電子デバイスの特性解析はシミュレーションによって行ってきました．純粋に半導体をシミュレーションで行うという研究は，御社のソフトウェア開発部門ととても相性がいいと考えています．そのため，その分野で活躍できると考えています．また加えて，私は高電子移動度トランジスタに適応させる材料が新しい材料であったため，その適応させたときの有用性を常に示してきたようなスタンスで研究内容を進めてきました．ほかの材料を適応させるより，高性能を示す原因や理由をシミュレーションによって示してきたこの経験から，論理的思考力や課題解決，それに伴うアプローチの選択は今後御社で業務を行う上で役立つと考えています．

キオクシアで技術職となるうえで目指したいものはなにか

私は様々な考え方や知識を持った人たちとチームとして協力しながら、課題に直面した際にはそのチーム全員の特徴を発揮させ課題解決を促せるような技術者になりたいと考えています。私は現在の研究室でシミュレーションによるInAsSbを適用した高電子移動度トランジスタ(HEMT)の特性解析を行っています。経緯として、まず私は高性能を示す可能性があるInAsSb材料をHEMTに適用したいと考えました。しかし現研究室の装置では実際にデバイスを作製することが困難でした。そこで、私はシミュレーションの観点から特性解析を行い、InAsSb材料を適用したHEMTの有用性を示しました。これを達成する過程で、私は違う材料でデバイスを作製し実験を行っている研究室内の先輩と議論を重ねてきました。その後もチャレンジと議論を繰り返すことで、成果をあげる達成感を経験できました。この経験から、周囲との連携を常に意識し課題解決ができる技術者になりたいと考えています。