【16卒】キーエンスの面接の質問がわかる本選考体験記 No.480（早稲田大学/）（2017/6/13公開）

突飛な質問が多かったため、その場の対応が非常に重視されていると思われる。「説得面接」ではお題はランダムで時間も２〜３分とかなり短いので、とっさに自分なりにロジックを組み面接官に説明しなければならない。簡単な人にとっては簡単であると感じられるが、苦手な人にとってはかなり難しいと思われる。友達などと何度か練習しておくと良いと思う。説得面接では一方的に説明するだけでなく、面接官の方と会話をする形式で説明していくのが必勝法だと思う。

自己紹介をした後、事前に記入する自己紹介シートの情報を元に面接官が聞きたいことをそれぞれ質問していく流れ。しかし、直球の質問は少なく、変化球の質問が多かった。

今まで経験してきたアルバイトの中で１番自分に合わないなと感じたアルバイトは何ですか。

家庭教師です。理由は大きく分けて２つあります。①お金が効率良く稼げないため。家庭教師のアルバイトは週に１度３時間しかないため、うまくお金が稼げない。②経済的に厳しい状況の生徒を受け持つこともあるため。自分の生徒の家は父子家庭であり、経済的に厳しい状況の家庭であった。そのような家に行き、勉強を教える見返りにお金をもらうという行為に対して罪悪感を感じてしまうことが多々あった。以上の２つの理由により、私は家庭教師のアルバイトは自分に合っていないと感じました。結論の後の理由を述べる形で回答するように注意していました。

私は株式投資が大好きなのですが、株式投資よりも銀行預金が好きになるように説得してください。

①株式投資は常にリスクと対峙しているということを説明②家族がいるのならば、リスクと対峙しているのは危険であると説明③今の時代、東京電力やシャープのような優良企業でも急激に経営状況が悪くなってしまう可能性があるので、株式投資は本当にリスクがあることを再度説明④それよりは、お金が増えることはあまりないがリスクがほぼないと言える銀行預金をするべきだと説明株式投資をする上で避けられない「リスク」という点を強調し、リスクを回避するべきという流れで説得した。時間は２分半でお題はランダムなので、その場の対応が求められると思われる。

１次面接と同様、突飛な質問が多かったためその場での頭の回転がかなり重視されているのだと思われる。また「グローバル」や「自己成長」などの定義が曖昧な言葉に関してがかなり深堀される。特に、キーエンスを受けている大半の学生が軸として掲げている「自己成長」という言葉に対する深堀は非常に厳しかった。自分は①自己成長の定義②自己成長の度合いはどのように定量化すれば良いのかという２点を聞かれた。

面接官の方が最初に緊張をほぐすような質問や雑談をしてくれたため、雰囲気は全体として和やかであった。しかし、回答に対する深堀は非常に激しく、論理的でない回答はコテンパンにされた。

仕事に対するモチベーションを維持するために必要な事を３つ教えて下さい。

１つ目は、新しいことに挑戦し続けることです。なぜなら、常に気分転換になりリフレッシュできるからです。２つ目は、適度に休みを取ることです。なぜなら、人間には集中力の限界というものがあり、集中力がきれてくると仕事のパフォーマンスも低下し、それがストレスとなってモチベーションが下がってしまうからです。３つ目は、周囲と競争しながら仕事に取り組むことです。なぜなら、周囲と競争することによって仕事の結果を向上させる目的が１つ増えるからです。周囲に勝つという目的が増えるだけでも、負けず嫌いの自分にとっては大事なモチベーションとなります。結論→理由の順で話す事を心がけました。

就職活動の軸を教えてください。

２つあります。１つ目は、安定した会社ではなく、自ら安定した人材へと自己成長できるような会社であることです。２つ目は日本のモノつくりの発展に貢献できる仕事内容である会社であることです。軸がキーエンスという会社と合致しているということを後にアピールできるようにわかりやすく説明しました。

１会社選びを自分の信念に基づいて真剣に考えているか２その会社選びの軸にキーエンスという会社が合致しているか３性格検査の結果がキーエンスで活躍している社員のものと似ているかこの３点が非常に重視されているように感じました。キーエンスの選考では論理的に話し、面接官を納得させることが非常に求められていると感じました。最終選考では人事部長が納得すれば、その場で内定を出す流れです。

面接官の方が緊張をほぐすような質問や雑談をしてくれたので、笑顔になる場面があるほど和やかな雰囲気であった。流れとしては、①就職活動の軸②性格検査のフィードバック③併願している会社に関することという流れであった。

なぜ総合商社とキーエンスを併願しているのか。また、どちらの志望度が高いのか。

キーエンスも総合商社も１安定した人材へと自己成長できる会社である。２日本のモノ創りに関わることができる会社である。という私の２つの就職活動の軸を満たしているためである。志望度はキーエンスの方が高い。なぜなら、キーエンスの方が総合商社よりも早く安定した人材へと自己成長できると考えているからである。聞かれたことに対して結論から端的に答えることを意識していた。また、必ず深堀をされるので、深堀に備えて話しながら自分なりのロジックを頭の中で構築していた。

この場で内定を出したら就職活動をやめますか。

やめません。現段階では総合商社よりキーエンスの方が志望度は高いですが、それはキーエンスの選考が最終選考まで進んでいる中で感情が高揚してしまい、冷静な判断が自分の中でできていないからであるかもしれません。自分はキーエンス、総合商社の２つに内定をもらった上で冷静になってどちらが本当に自分に合っているか考えた上で入社する会社を選択したいと思っています。正直ベースで答えました。この質問の後に内定をいただくことができたので、正直に答えるのもありなのだと思います。

①会社説明の冊子を読み込み、キーエンスという会社がどのような人材を求めているのか、またキーエンスという会社がどのような会社になろうとしているのかという２点を自分なりに整理しておく。②普段から論理的に話す癖をつけておく。この２点が非常に重要だと思います。

①我が強い人が多い②口が達者な人が多いこの２点が内定者に共通する特徴でした。人柄としては、賑やかで非常に勢いのある人もいれば、冷静で寡黙な人もおり、まちまちでした。

性格検査の結果がキーエンスの社員の特徴と逸れていると落ちてしまうので、会社説明の冊子を読み込んでキーエンス社員の性格を理解した上で性格検査を受けた方が良いと思います。また、論理的でない回答に対しては厳しく深堀をされるので普段から論理的に話す癖をつけておくべきだと思います。