【20代に響く新感覚広告】【19卒】ＡＤＫマーケティング・ソリューションズの夏インターン体験記（文系/総合職）No.2206（早稲田大学/男性）（2018/4/4公開）

夏だったので今は色々な業界を見て視野を広げようと思って色々な企業に参加しようと思っていた。広告代理店は名前を聞いたことがある企業が多くその実態を自分の目でしっかりと確かめて今後の参考にしていきたいと考えた。

広告代理店なのでESに関してはありきたりな内容にならないように気を遣って書いた。少し奇抜なくらいの方が印象に残ると思う。また、実際にその知識を使う機会はなかったがADKの打っているCMは少し調べた。

ある飲料を20代に広める広告案を考えよ

1日目にやったこと

まず各々がやってきた個人ワークを全体で発表し、ADKの敏腕社員にフィードバックをもらう。この時大体の人がボロクソに言われる。その後、その発表を踏まえてチーム分けがなされ、一日の最後にADKの子会社の社長の前でプレゼンを行う。

2日目にやったこと

前日にもらったフィードバックを踏まえて再度案を練り直す。途中メンターに喝を入れられたりしながら前日のプレゼンの順位を基に順番に敏腕社員の前で発表を行う。その後フィードバックを受け土日にも自主的に集まりワークを行う。日曜日は徹夜。

3日目にやったこと

当日の朝の〆切までファミリーレストランで作業を行い、資料を提出してから会場に赴いた。その後、クライアント先の社員やADKの役員クラスの方の前でプレゼンを行い一位を決めた。その後クライアント先の社員からフィードバックをもらい、懇親会となった。

クライアント先の社員2名

クライアント先の会社の商品

「それのどこが面白いの、実際あなたがその広告を見て心が少しでも動いて商品を手に取るようになるの？」というフィードバック。自分たちが何時間もかけて作り上げたプレゼン内容を一瞬にして打ち砕かれ茫然自失になったのを今でもはっきり覚えている。

コンセプトができあがった後の具体的なアイディアを出すところはかなり苦しかった。こればかりはひらめきでしかないので色々とアイディアをブレインストーミングしながらより新規性のあって面白いアイディアをひねりだすしかなかった。出てこない時は全く出てこず、長時間のワークは必須となった。

広告代理店の働き方を実際に体感することができた。本当に徹夜はするのは当たり前にあるし、社員の方も一部体育会系だった。モノではなくサービスを売る仕事なので、仕事に正解がない。正解は自分で決めなければならないので、その答えに納得できない限りどんどん作業時間が伸びてしまう。そんな実情が垣間見えた。ただ、これほどまでにインターンにコミットして得た仲間はかけがえのないものだと思う。

事前課題を徹底的にやりこむべきだと思う。インターンシップの前にどれだけクライアントの情報を調べることができるかでその後の議論の質はかなり変わってくると思う。

広告代理店の働き方はかなり3日間（5日間）を通してわかった。だが、初日からなぜ徹夜をしないで帰ってしまったのかやる気があるならば帰らず納得がいくまでやるはずだろうと言われたことが衝撃だった。こんなことでは日本における働き方改革が普及するのもまだまだ先だろうなと思ったし自分が働くことはないと思った。

自分がいわゆる広告マンとは違う人種なのだな、と肌で感じたからだ。社員の方はとても活力があって魅力的な方ばかりだったが自分がその中にいるか、それが想像できるかと言ったらできなかった。働き方が激務だからということではなく、カラーが違うのだと悟った。

インターンシップ参加によってこの企業というよりも広告代理店自体に対する志望度が下がった。業務内容はクリエイティブな部分もロジカルな部分もありとても刺激的で楽しいものだった。だが、自分のカラーがどうしても広告代理店の人達と合わない気がした。広告業界上位３つのうち一番穏やかと言われるADKでさえこう感じたのだからこの業界は違うなと思った。

自分は何もなかったが、特に優秀だと冬にもインターンに招待されたりその後の選考もインターン経由で内定をもらうこともあるようだった。実際メンターになってくれた内定者の方もそのルートだった。

インターンシップに参加する前は主に金融業界、特に三井住友海上火災保険のような損害保険や三井住友銀行のようなメガバンクとアクセンチュアのようなコンサルティング業界を志望していた。モノで勝負するのではなく自分自身で勝負する無形商材を扱う業界に魅力を感じていた。その流れで広告代理店を見てみようということになった。

インターンシップに参加してみてやはり自分には無形商材で勝負する業界はあっていて面白いと感じる一方で業界や企業ごとにカラーがありそこに自分が馴染めるかということも重要な何段材料になる感じるようになった。そのため、会社を見る際にそこで働く社員と話したりOB訪問を積極的にすることで自分がその会社のカラーと合うのかをしっかり見極めるようになった。