【グローバル志向を評価】【23卒】三井化学の技術職の1次面接詳細 体験記No.22486（非公開/男性）（2022/4/27公開）

マイクロソフトのteamsに開始時間になったら入室，終了後退出。

研究概要を分かりやすく伝えられたことや，海外で働きたいというグローバル志向，コミュニケーション能力。

人事の方は少し，硬めであったが，厳しいわけでもなかった。技術系の方は柔らかい人で独特な雰囲気をもった方ではあったが，ただの雑談であった。

なし

就活会議，One career

研究概要を簡単に教えてください。

私は，患者さんへの負担が小さいがん治療法である光線力学療法に用いる光増感剤の研究をしています。光線力学療法では，腫瘍に集積した光増感剤に光を照射することで生成する一重項酸素の高い酸化力によって腫瘍を壊死させます。また，多くの光増感剤は光を当てると蛍光という光も発するため，この蛍光を利用して腫瘍を光らせることができます。しかし，この治療・診断の問題点として，正常組織に分布した光増感剤に光が当たっても作用してしまう問題があります。この問題を解決するために，当研究室では腫瘍特異的なトリガーである低pHにより，光増感剤の光活性を制御できるトリプルpH応答性光増感剤を開発しました。このトリプルpH応答性光増感剤は，中性条件では近赤外光を吸収できず，たとえ可視光を吸収したとしても，蛍光や一重項酸素を生成しないトリプルOFF状態です。一方，酸性条件では，プロトン化により近赤外光を吸収できるようになり，蛍光や一重項酸素が生成するトリプルON状態にスイッチングします。つまり，このトリプルpH応答性光増感剤は腫瘍のみを光らせることができ，腫瘍のみにダメージを与えることができるので，高い腫瘍選択性が期待できます。

学生の時に力を入れたこと。

私の長所は向上心や好奇心を基にしたチャレンジ精神であり，将来もチャレンジを続け，幅広く，グローバルに活躍できる人材になりたいと考えている。私は学部生の時，自ら考え，行動できる主体性を有し，グローバルに活躍できるリーダーを育成することを目的とした特別選抜プログラムに参加した。グローバル人材の育成に惹かれたことや大学院生になると専門分野以外を学ぶ機会が少なくなるため，学部のうちに他分野のことも積極的に学びたいと思い，このコースに参加した。特別講義や講演会の企画・運営，企業訪問や留学などを通して，幅広い視野を持ち，多岐にわたる分野の専門知識や英語によるコミュニケーション能力やプレゼン能力を向上させることができた。さらには，多様な背景を持つ人々を理解したうえで，それらの考え方をまとめ，チームとして意思決定できるグローバルな人材に近づくことができたと考えている。