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【鉄の魅力と挑戦心】【16卒】日本製鉄の本選考体験記 No.811(九州大学/)(2017/6/13公開)

日本製鉄株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2016卒日本製鉄株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 九州大学
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

OBによる学内説明会(4月) → 工場見学+GD+懇親会(5月) → 技術面接+人事面接+研究所見学(6月) → ES+webテスト(7月) → 最終面接+内々定(8月)

企業研究

新日鐵住金を受けるにあたって特にやったほうがいいと思うのは、鉄鋼業界についての研究、他の素材メーカーとの比較を通して志望動機を明確にしておくことです。なぜ繊維や硝子、石油化学では無く鉄鋼業界を志望するのか、なぜ鉄鋼メーカーの中でもJFEや神戸製鋼ではなく新日鐵住金なのか、という点を明確にするために必要です。これらの知識や情報を新聞(日経新聞、鉄鋼新聞など)や先輩社員との交流を通して自分の中に蓄えておくと、面談やESにおいて困ることは無いと思います。

志望動機

私は日本、そして世界中の人々の生活に必要不可欠なものづくりに携わりたいという思いがあり、この思いを貴社で実現したいと考え、志望致しました。数あるメーカー企業の中でも貴社を志望した理由としては、主に2つあります。1つは鉄という素材の魅力です。自動車、建設、インフラなど多くの産業において必要不可欠な素材であり、鉄の製造はそれらを支える責任の大きな仕事であるという点に魅力を感じました。2つ目は鉄を生み出す製鉄所のダイナミックさと緻密さです。製鉄所の見学を通して、巨大な設備によりマイクロオーダーで制御される鋼板を目にし、高精度かつ高効率が求められる設備に1人の電気系技術者として関わりたいと考えました。これらの理由から鉄鋼業界のリーディングカンパニーである貴社を志望しており、貴社の一員として製品の製造に携わることで、世界の人々を支えるエンジニアへと成長していきたいと考えています。

グループディスカッション 通過

実施時期
不明
形式
学生5 面接官不明
時間
- -
通知方法
不明
通知期間
不明

テーマ

鋼板の圧延工程における歩留まり率の向上のための設備改善について(電気系のみ)

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

後々そのグループディスカッションをチェックされていた先輩社員の方にお伺いしたところ、以下の点をチェックされているとの事でした。1つは課題に対する分析力です。与えられた課題は学生の知識では非常に困難な課題であるため、どれだけその場で与えられた情報を分析し、理解できるかを確認されていました。ほかには、グループメンバーとの協調性、課題に対する積極性、会社の社風に馴染めそうかという点などをチェックされているようでした。

独自の選考 通過

実施時期
不明
通知方法
不明
通知期間
不明

選考形式

工場見学

選考の具体的な内容

実際に製鉄所を見学する。入社試験に参加するには必須となっています。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
技術社員/人事
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

学生の賢さ、機転の良さを見られている印象でした。自身の行っている研究内容について非常に深堀りされ、面接を担当された方の知識量も豊富で、答えるのに窮するような質問もいくつかありました。そのような質問に対し機転をきかせ、面接官の方々の専門外の分野をどれだけ分かりやすく丁寧に説明できるのかを求められているようでした。とにかく簡潔に分かりやすく答えること、相手の質問に対して真摯に答えることが大事だと感じました。

面接の雰囲気

緊張感のある面接であった。自分が大学院で行ってる研究について数分程度で説明した後に研究について深く追求された。またその後に会社においてどのような職種、分野に興味があるかなどを聞かれた。

1次面接で聞かれた質問と回答

あなたが現在行っている研究において、どのようにしてあなたはオリジナリティや独自性を発揮していますか。

私の研究と類似した研究を行っている大学や研究機関の論文や特許文献の内容を簡略に説明した上で、それらには無い私の行う研究のメリットをいくつか挙げました。私がこの質問を答える上で意識したのは、技術職採用という点を考慮した上で次の2点です。1つは研究に対する取り組みの姿勢です。研究に関する周辺知識をしっかりと学習している点を示し、研究に対し熱心に取り組める姿勢を示すことを意識しました。もう1つは分かりやすい説明です。出来るだけ専門用語を使わず、可能な限り簡略な説明にすることを意識しました。

どうして電気系の学生が電機メーカーなどではなく鉄鋼メーカーを志望したのですか。

「さまざまな人々と関わりながら、巨大な製鉄所の設備に携わりたいと考えたためです。先輩社員の方々をお会いする中でお話をお伺いすると電機メーカーなどの場合狭い範囲の専門領域を少人数で深く追求する業務が中心でした。私は現場の人を含め、機械系や土木、材料系など異なる領域の人々が協力しながら巨大な設備を設計するという御社の業務に魅力を感じたため、志望致しました。」と回答しました。志望理由をとにかく明確にすることを意識しながら回答しました。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
人事部長
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

基本的には事前に記入していたアンケートについての深堀りが中心でした。趣味や好きなスポーツについてまでかなり詳しく聞かれました。学生が会社の業務に対してギャップ無くきちんと就業イメージを持てているかどうか、学生自身の性格や人間性などをチェックされているようでした。変に取り繕わず、きちんと面接官の方と会話をすることが重要だと感じました。

面接の雰囲気

工場見学の際に記入したアンケート(簡易的なESのようなもの)を基に質疑応答を行いました。1対1であり、人事部長の方が頻繁に相槌を打っていらっしゃったので、面接というよりも対話といった形でした。

2次面接で聞かれた質問と回答

なぜJFEでは無く新日鐵住金なのですか。

「新日鐵住金は鉄鋼業界におけるリーディングカンパニーであり独自の技術、特許を多数持っていること、また実際にお会いした先輩社員の方々に魅力を感じたためです。」と答えました。もともと新日鐵住金もJFEも工場見学やOB訪問を行っていたため、率直な意見を回答しました。補足として新日鐵が圧倒的シェアを持つレールのような製品があることなど、両社をきちんと比較した上で志望しているという点を明確にすることを意識しました。

今後、海外勤務も多くなってくると考えられますが、海外勤務を希望しますか、また具体的に海外勤務に対してどんなイメージをお持ちですか。(どこの国でどんな業務を行うか)

「私は海外勤務のチャンスをいただけるのであれば挑戦させて頂きたいです。具体的にはアメリカやブラジルなどで製品に近い下工程の分野に関わり、自動車産業をはじめとする日系企業の海外進出の後押しを行いたいと考えています。」注意した点は海外勤務に対する興味を示す。(今後の海外進出は明らかなので)また、現在行われている海外展開をしっかり把握していることを示すために具体的な国名や分野をはっきりと伝えることを意識しました。

最終面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
10分
面接官の肩書
人事
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

本当に形だけの最終面接であり、特に聞かれたこと、突っ込まれたこともまったくありませんでした。本当に入社してくれるかの確認のみであり、なので特記事項もありません。これ以前の面接や工場見学、グループワークなどを総合的に判断されているようでした。他社と比較すると大学のOBの方との交流が活発であるため、OBの方へ好印象を与えることが重要であったと思います。

面接の雰囲気

前回の面接の後の連絡において「合格」の言葉をいただいており、本当に形だけの最終面接でした(8月解禁に対応のため)。特に難しい質問も無く、これまでにあったような簡単な質問があっただけでした。面接終了時には、「ぜひうちに来ていただきたいので、内々定とさせていただきます」の言葉のあと、今後の流れについての質疑応答のみでした。

最終面接で聞かれた質問と回答

いくつかの会社の中、最終的にうちを選んだ理由は何ですか。

最終面接を受ける前に大学か教授からの推薦状(内定辞退はありませんという内容の書面)を送付するような指示があったため、このような質問が行われました。「私は日本、そして世界中の人々の生活に必要不可欠なものづくりに携わりたいという思いがあり、この思いを貴社で実現したいと考え、志望致しました。」と手短にシンプルに回答を行いました。これまでの提出書類や面接における回答と齟齬が無いこと、志望理由が一貫していることを示すように回答を行いました。

今年は就職活動の日程が大きく変更されたが、学生側としてはどのような感想をもったか。また他社はどのような採用活動を行っていたか。

今年は例年を大きく就職活動の日程が変更されたため、このような質問が行われました。実際、新日鉄住金の採用フローとしても、昨年までは毎年同じような選考フローで行われていましたが、今年は大きく変更されていました。電気系の学生の採用に関しては同じメーカーでも業界によって採用方法がバラバラであり、大手電機メーカーが3月や4月に実質内定を出していたことを伝えると、来年度以降の採用方法を見直すこともありえるとおっしゃっていました。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

最終面接前に推薦状の提出が必要であったため。

内定に必要なことは何だと思うか

技術職の場合は普段研究室で行っている修士論文研究に手を抜かず取り組むこと。技術面接は他社と比較してもかなり厳しい質問が多いため、まじめに研究を行っていないとすぐにばれます。また可能な限り早く大学のOBと接触することが重要です。自分の大学のOBと接触が難しい場合は工場見学などで他大学OBの社員の方と接触する必要があります。基本的に採用の案内はOBの方経由です。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

基本的に賢い人、コミュニケーション能力が高い人が多い印象です。技術職は特に旧帝大の大学院出身の人が非常に多く、初対面でもすんなり会話できる人が多いです。まじめなひとも多い印象です。

内定したからこそ分かる選考の注意点

工場見学の後に社員の方々との懇親会が行われますが、その懇親会における立ち振る舞いなどもチェックされているようなので注意です。基本的にOBの方との交流が非常に重要になってくるので、可能な限り早く、多くの人に接触しましょう。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 社員の魅力・実力
  • 会社の規模

入社を迷った企業

TOTO株式会社

迷った会社と比較して日本製鉄株式会社に入社を決めた理由

私が新日鐵住金を最終的に入社予定企業として選択した理由は、主に2つあります。1つ目は会社の規模です。鉄鋼業界におけるリーディングカンパニーであり、国内にとどまらず世界にも影響を与える業務内容に惹かれました。2つ目は実際にお会いした先輩社員の方々の魅力です。自らの業務に誇りを持って取り組まれており、また非常に能力の高い方々が多くいらっしゃいました。このような先輩方の下、自らも成長していきたいと考え、入社先として選択いたしました。

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日本製鉄の 会社情報

基本データ
会社名 日本製鉄株式会社
フリガナ ニッポンセイテツ
設立日 1950年4月
資本金 4195億円
従業員数 113,639人
売上高 8兆8680億9700万円
決算月 3月
代表者 今井正
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号
平均年齢 39.9歳
平均給与 829万円
電話番号 03-6867-4111
URL https://www.nipponsteel.com/
採用URL https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/
NOKIZAL ID: 1138289

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