【価格設定のバランス感覚】【21卒】三井不動産レジデンシャルの夏インターン体験記（文系/総合職）No.8262（京都大学/男性）（2020/1/30公開）

デベロッパー業界に興味があるため申し込みました。一般的なデベロッパーとは違い。マンションのみを扱う専門デベロッパーですが、事業の流れは同じだと思い企業研究にもなると考え、参加してみたいという思いは強かったです。

デベロッパーの企業研究は以前からしていたので、特別なことはあまりしませんでした。手掛けているマンションをサイトで調べたくらいです。

渋谷のタワーマンションの企画

前半にやったこと

1日目は、自己紹介や現場社員との座談会、モデルルームの見学会がありました。2日目は丸一日使って、1人の社員の一日に5人程度で密着するというものでした。実際の会議を目の前で見る機会は貴重でした。

後半にやったこと

3日目～5日目はグループワークを行いました。マンションのターゲット設定やコンセプト決定、共用部の企画をしました。さらに価格の設定にも自分たちで取り組みました。最終日に全体に向けて発表がありました。

事業部の社員

なし

顧客に始まり、顧客に終わるといっても良いぐらい顧客のことを考えろと言われたことです。その値段設定で本当に買ってくれるのか、その共用施設は顧客が本当に必要としているものなのかなど。

マンションの価格設定には最も苦労しました。周囲に参考となるようなマンションがあまりなく手探りでした。会社としての利益と顧客の事を考えた価格設定という2つの相反する事に注意を払う必要があり、それらのバランスをとることが難しいと感じました。社員の方もその難しさは協調しておられました。

富裕層から中堅層まで幅広い顧客が何を必要としているのかについて深く考えられたインターンシップだったように感じました。自分で様々な企画ができると思っていましたが、それはあくまで顧客があっての話で、顧客の要望を考えながら事業を進めることの難しさを体感しました。

顧客のセグメント分けなどの手法は、コンサルティング会社などでもよく使われるものだと感じました。そのため、そうしたフレームワークを勉強しておくと優位にワークが進められると感じました。

デベロッパーという業界に対して興味関心は大きく増しました。しかし、マンションデベロッパーということもあり、一生マンションの企画を行うというのも正直な話飽きそうだという感想を持ちました。実際にそれで他のデベロッパーに転職をしている人もいるという話も伺いました。

総合デベロッパー業界をメインで見ていたため、企業研究が周囲より進んでいると感じました。総合デベロッパーと比較すると、入社難易度は易しいため、総合デベロッパー業界をメインで見ている就活生にとっては内定は出やすいのではないかと思います。ただ、なぜマンションデベロッパーなのかについては深く聞かれそうだと思います。

志望度が上がった理由は社員さんの人柄です。マンションに対する思い入れが強い方が多く、また社員同士も非常に仲がよさそうな会社であると感じました。ただ、事業内容に関してはマンションだけではなく他事業もやってみたいという思いがあるのでその点では合わないと感じました。

特別評価されている印象は受けなかったので、本選考に影響を及ぼすとは思いませんでした。ただ５日間という期間で、かなりのコストをかけていることを考えるとどこかで評価されていたのかもしれません。

デベロッパー業界を中心に見ていて、具体的にはその中でも事業範囲が広い三井不動産や東急不動産を中心に見ていました。マンションデベロッパーは正直あまり注目はしていませんでした。その他にはまちづくりに関わることのできる鉄道会社に関心を持っていました。具体的にはJR東日本や東急といった東京を中心とした企業です。

志望業界に関しては大きくは変化することはなく、むしろデベロッパー業界全体に対して志望度が高まりました。マンションデベロッパーに限定していうとそこまで志望度は高まりませんでした。一方で、住宅事業の面白さは感じることができたので野村不動産など住宅の割合がそこそこ大きな総合デベロッパーには興味がわきました。