22卒 本選考ES
総合職
22卒 | 東京都立大学 | 男性
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Q.
学生時代に取り組んだこととその想いを教えてください。
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A.
集団塾講師のアルバイトに注力した。中学3年英語を担当し、3クラス総勢50人以上の生徒たちを教えている。私は彼らの英語への苦手意識を払拭したい。しかし生徒の3/4程は「勉強自体が苦手な子」で、彼らの意欲をいかにして上げるかが毎年の課題だ。初めの内は、やる気の乏しい彼らに私の言葉は届かない。そこでまず面談を設け、『聴くこと』から始めている。生徒の声を聴き、声の背景を捉え、信頼を得て初めて、その生徒に合った勉強法を一緒に考えられる。生徒全員に同じように対応するため、かなりの労力と根気を要する。しかし私が途中で辞めることはなかった。卒業後に「先生のおかげで苦手だった英語が高校では得意になってる」とわざわざ伝えに来てくれる生徒が多く、その笑顔にやりがいを感じたからだ。損得勘定でなく、『笑顔』や彼らへの想いを原動力に働いた結果、第一志望合格率は毎年九割を超え、企業からも優秀講師として表彰された。 続きを読む
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Q.
これまでに直面した困難とその乗り越え方を教えて下さい。またそこから何を学びましたか。
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A.
人生の最大の困難は小学三年次に複数の同級生と不仲だったことだ。小学二年生の一年間オーストラリアの学校に通い、言葉も通じない中で自分の意見を明確に主張する大切さを学んだ。しかし日本の小学校では自分の意見をはっきりと伝えることは必ずしも良しとされなかった。帰国してしばらくは同じクラスのリーダー格の生徒と口論し、同級生からは避けられる始末だった。頼れる友人もおらず初めは抱え込んでいたが、ふとした拍子に自分がして欲しいことを相手にしようと考えた。相手の意見をよく聴くことを始めた。自分の主張の前に相手が何を思っているのかを聞き、考えることを優先した。結果、年の終わりには同学級に多くの友人が出来た。オーストラリアにいる際には自身の意見を持つ重要性を学び、日本に帰国した際には自身の意見を持つだけでは足らず、人の考えや想いを考え抜く重要性を学んだ。 続きを読む
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Q.
仕事とは何か、大切にしている価値観を踏まえて教えて下さい。
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A.
仕事とは関わる人に幸せや喜びを提供する行為で、自身を幸せにする手段の一つだと考える。自身の利益のみでは仕事は成り立たず、他者が利益を感じることで仕事は成立する。報酬のない小さな行為であったとしても、人の行為に対し「彼/彼女はいい仕事をした」と表現する。仕事とは「人のため」になる行為で、私は「人のため」という価値観を大切にしている。成果をあげることや高収入を得ること、自己成長をすることは私にとって目標にはならない。お客様の期待以上の行動を起こすこと、金銭面で自分の大切な人たちが好きな時に好きなことをできるようにすること、仲間が困っている時に助けられる存在になること、これらを実現する手段として成果を出し、収入を得て、自己成長をしていく。集団塾講師での経験においても、生徒が望む以上に彼らを想い、行動をしたことで最善の結果に繋がった。従って、仕事の本質は相手以上に相手の要望を具現化することにある。 続きを読む