22卒 本選考ES
生産技術
22卒 | 法政大学大学院 | 男性
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Q.
・設問1(600文字以内) →10年後の世界はどのようになっていると考えますか。 それを踏まえ、キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいこと
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A.
10年後の世界は仕事から娯楽に至るまで、遠隔作業による多様化が進むと私は考えています。近年ではドローンで行う農業やロボットを用いた危険区域での作業など効率よく、安全に行動範囲を広げられるという点で遠隔作業が増え、今後よりデジタル化していく社会でますます遠隔での仕事の需要が高まっていきます。また、現在深刻な問題となっている新型コロナウイルスの影響によりリモートワークやオンライン授業など、遠隔での行動はさらに身近なものとなっています。こうした動きの中で、今まで気づくことができなかった遠隔作業の利便性に社会が気づき、その重要性が今後の時代のテーマとなり、遠隔技術の需要は高まり、それに伴う映像処理技術はより不可欠となっていきます。貴社は、カメラやオフィス機器で培った高い映像処理技術を要し、さらにM&Aを行うことで得た、新たな技術要素を取り入れ、常に先を見据える力があります。この力は遠隔やそれに伴う映像技術の世界でもすぐに他社が介入し、市場の激化が進んだ場合においても対応可能な力だと考えます。さらに飽和したとされるカメラ事業でも遠隔における重要な目の役割を貴社の技術があれば社会にとってなくてはならない唯一無二の存在です。人が見ることをやめない限り、貴社の高い技術は世界から求められる物だと思います。そんな貴社で人々の想像を超える世界を映し出す手助けができればと思い、志望させていただきました。 続きを読む
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Q.
・設問2(400文字以内) →学生時代に力を注いで挑戦したこと(していること)を教えてください
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A.
私は学生生活において、大学で学んだ知識を生かし、積極的にモノ作りに取り組みました。その一つが卒業研究を行う際に作成した、騒音測定用のドローンです。私は電子工作について無知だったのでドローンを自作するまでに多くの課題点がありました。まず実験を行う際にドローンに必要な機能を吟味し、製作目標を定めました。そして次に、様々な文献を調べ、ドローンの制御方法や使用材料を検討し、時には有識者を訪ねることで疑問点を解決し、製作を進めていきました。困難な状況でも、くじけずに取り組むことで、最終的にプロペラの回転数を自由に変化させ、かつその際のプロペラから発生する推力を測定するロードセルを用いた装置のついた自作ドローンを作り上げることができました。多様な問題に対して、粘り強く取り組むことで改善をし、成功した経験をもとに、これからも様々な未知の事柄に対して、積極的に取り組んでいきたいと思います。 続きを読む
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Q.
・卒論について(500文字以内) →1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点
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A.
私の卒業論文の研究テーマはドローンの騒音評価です。テーマ選定した理由として、世界的に人口増加が著しく、それに伴い渋滞がより深刻な問題となることが考えられます。その解決策として、空間を三次元的に利用する移動手段の発達が考えられ、アーバンエアモビリティの研究開発が急速に進められています。しかし現状、アーバンエアモビリティの発生させる騒音の評価法は全く確立されていないため、前段階の研究として、ドローンの騒音測定を行いました。私が卒業論文において成し得たことは、ドローンを自作し、プロペラの回転数を制御可能にしたことと、ロードセルにより推力を測定可能にしたことです。研究における独自性はドローンの騒音について言及しただけでなく、騒音と推力を同時測定したことで、その関係性について測定したことです。研究過程において、騒音は推力の2.5乗に比例し、騒音が最も大きくなる点はドローンの真下であることがわかった。苦労した点はドローンの回転数やジャイロ等の制御面です。改善点は、測定した騒音データから、より高推力かつ低騒音のプロペラや機体の形状、低騒音化デバイスなどを用いたドローンの開発を行うことです。 続きを読む
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Q.
・修論について(500文字以内) →1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点
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A.
私の修士論文の研究テーマはドローンのプロペラ騒音に対するANCを用いた低騒音化です。テーマの選定理由は、ドローンなどの飛行体が都市部で利用されるにあたり、低騒音化が必須となり、イヤホンなどに利用されるアクティブノイズキャンセルを利用することを考えました。これまでに、パッシブノイズキャンセルである消音器をドローンに取り付けることでの低騒音化に成功しました。これまでに、消音器は大型機器の騒音に対して利用され、小型機器には利用されていませんでした。研究過程において、イヤホンで利用されるアクティブノイズキャンセルの機構を利用すると、効果は薄く、三次元的な騒音に対して利用するためには、従来とは違う機構のアクティブノイズキャンセルを開発する必要があることがわかりました。パッシブノイズキャンセルとアクティブノイズキャンセルでは得意不得意が存在するので、併用利用することでお互いのメリットを最大限利用した低騒音化を図りたいと思います。改善策としては、三次元的な騒音を二次元的な騒音に変換する機構を作ることや、マイクとスピーカー数を増やすことで多様な騒音に対応できることを考えています。 続きを読む