18卒 本選考ES
研究職
18卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
なぜキューピーを志望したのですか?
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A.
私は幼い頃祖父を癌で亡くした経験から、人の健康・安全に強く関心を持っていました。研究内容が製薬に近かったため製薬業界を志望していましたが、研究に取り組むうちに、就職活動の準備が出遅れてしまいました。就職活動を通し、食事によって人々を笑顔にし、健康へ貢献したいという強い想いが芽生えました。業界研究を通じて、貴社が鳥インフルエンザに対するマヨネーズの効能や、ファインケミカル事業における鶏冠のヒアルロン酸の研究といった、素材を余すことなく生かし、健康に貢献されていることを知りました。大学で培った生化学の知見を生かし、貴社の食に対する理念に貢献したいと思い、志望致しました。 続きを読む
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Q.
人と関わることで成長できた経験を教えてください
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A.
私は高校生時代、勉強中心の生活を送ってきましたが、大学に入学して、より多くの人と関わりたいと思い、1年生の夏休みに、東日本大震災で被災した福島県の中学校で、勉強を教えるボランティアへ参加しました。私は、先輩と共に中学1年生のクラスを担当することになりました。参加した生徒は5人と少なく、入学して間もないこと、また、震災の影響から友人が他県へ引っ越してしまったこともあり、生徒同士の仲はあまり親密ではありませんでした。私は初め、積極的に生徒に話しかけることができず、質問されるのを待っているばかりでしたが、ボランティア経験のある先輩に促され、次第に交流を深められるようになりました。勉強を見るうちに、共通して計算と漢字に不安があることに気付き、夜のミーティングで、ゲーム形式で競争しながら漢字・計算を学ぶことを提案しました。先輩と実際に試してみて、勉強につながる内容でかつ盛り上がった2種類のゲームを導入しました。特に、計算力を競うゲームが好評で、繰り返し行ううちに生徒同士の間に会話が生まれるようになりました。今後も自分が一歩踏み出し、アイデアを提供して、困っている人の役に立ちたいと思います。 続きを読む
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Q.
果敢に挑戦し、変化を起こせたことを書いてください
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A.
私は、蛋白質と低分子化合物の結合反応を研究しています。具体的には、蛋白質の様々なアミノ酸を別のアミノ酸へ置換し、結合反応を反応熱により測定するという手法で解析しました。しかし、本手法で結合反応の開始から終了までの現象を全て理解することは難しく、より視覚的に現象を解明したいという想いから、コンピュータシミュレーションによる本モデルの再現を試みました。今まで実験系における研究に専念してきたこともあり、残り1年半の研究生活でシミュレーションを理解し、実験系との比較を行えるか不安でしたが、周囲の励ましを受け、外部の研究室にも行き、計算系の構築・シミュレーションを行う決断をしました。本分野に全く知見の無かった私は、図書館や研究室の蔵書も参考に数学的原理への理解を深め、先生に積極的に相談を仰ぐことで計算方法を習得していきました。計算の結果、低分子化合物が大きく回転しながら蛋白質へ近づき、結合状態へ至る途中でトラップされる現象が生じることがわかりました。本結果をもとに現在は、実験系において低分子化合物が回転・トラップされる原因となるアミノ酸への変異導入を行い、現象の究明を目指しています。シミュレーションに踏み出すことを躊躇っていたら、この方針を見出すことはできなかったと思います。本経験から、未知の分野に挑戦することで、予想外の現象を見出す可能性が広がり、新たな研究へ繋がっていくことを学びました。 続きを読む