22卒 本選考ES
研究開発職
22卒 | 大阪市立大学大学院 | 女性
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Q.
学生時代に最も苦労したことは何ですか。またそれに対してどう乗り越えたのかを教えてください。
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A.
私は学生時代に大学での研究で逆境に直面し、乗り越えることで「妥協せず最後までやり抜く力」がつきました。私が大学で研究を行った納豆菌の分野は前例が少なく、1から自分で実験方法を考える必要がありました。そのため、実験の過程において5回以上連続で失敗し心が折れそうになる時がありました。しかし、そこで妥協するのではなく、失敗には必ず原因があり、失敗した原因を1つ1つ解決していくことで着実に次の過程へ進もうと前向きに考えました。そこで、納豆菌を培養する際の温度や時間などの条件を1つずつ変えたサンプルをいくつも平行して実験し、失敗した原因を徹底的に調べました。また、異なる分野の研究室の教授へ自ら相談し、アドバイスを頂いたり、似た菌を扱った様々な論文を参考にしたりすることで実験方法の改良を行いました。結果、納豆菌がつくる新たな物質を1つ発見することに成功しました。この経験から、どんな困難に直面しても、逆境を前向きに捉えることで妥協せずに最後までやり抜く力がつきました。 続きを読む
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Q.
研究課程で得た知識・技術をどのように会社で活かしたいですか。
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A.
大学院では微生物に関する専門的な知識を身につけるだけでなく、初めて自らPDCAを意識して研究を行いました。そこで、仮説と結果の乖離を検証し、改善するにはどうすればいいか試行錯誤して実験を繰り返すことで、主体性がつきました。また、実験の改善を行う中で、実験結果の細かな差や違いなどを見逃さない鋭い観察眼が身につきました。 培った論理的思考や主体性を活かして研究を行うことで、貴社の研究職でグループの成長を支える新しい食品の開発に貢献できると考えます。また、1ヶ月に一度、研究室内で参考にする論文の紹介や、研究状況の進捗発表を行う機会がありました。そこで、自分の考えを他人にわかりやすく説明するプレゼン能力がつきました。また、周囲からの質問や意見を積極的に吸収して新たな研究に繋げるコミュニケーション能力もつきました。グループ最前線の開発を行う研究の現場では、社内や社外問わず様々な方々と意見交換を行う機会が多くあると思います。その際、積極的に意見交換を行ってニーズをくみ取る研究で貴社に貢献できると考えます。 続きを読む
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Q.
修論(卒論)のテーマをすすめる中で「やりがい」を感じる時はどんな時ですか。
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A.
長期間にわたる実験で、試行錯誤の末に新たな物質や機能を発見できた時にやりがいを感じます。私が扱っている納豆菌は培養に72時間かかったり、必要なサンプルを採取するまで1週間かかったりと長期間にわたることが多いです。そのため、失敗の度に長時間実験が必要になり、なかなか良い結果を得ることが出来ませんでした。しかし大変な時間が長い分、自らの試行錯誤で実験がうまくいくと大きな達成感を得ることができました。私が行っている納豆菌の研究はまだまだ基礎研究の領域で、直接実用的なものに関わる研究ではありません。しかし、1つでも新たな結果が得られることで、今まで誰も解明していない身近な生物の機能を自らの手で解明し、人々の役に立つ可能性を広げることができます。そのため、長期間にわたる研究でも自らの手で新たな可能性を生み出せると考えるとやる気が湧いてきます。自らの手で新たなモノを生み出し、世界へ届けられるのは研究職しかないと考えています。仕事を行なう上でも、粘り強く世界中の「食」に貢献できる研究に挑戦したいです。 続きを読む