17卒 本選考ES
技術系職
17卒 | 名古屋大学大学院 | 女性
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Q.
問い:「これまでに目標に対して挑み続けたエピソード」をお書きください。(800字程度)
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A.
私は「工夫して価値を出す」ことに挑み続けました。私は考えて工夫することで他の人と違う価値を作り出したいと思い、この目標に向けて様々な局面で挑戦してきました。大学生活では、特に研究活動で方向性の探索に挑みました。私の所属する研究室は主体性を重んじていて、研究の仮説立案・実験方法の検討・実験結果の検討・考察は生徒自身が行い、教授にその都度考えを提案しながら研究を行います。その中で私は一度研究が頓挫し、新しく研究の方向性を立てる必要性に直面しました。私は非常に多くの論文を読み、既知の知見を組み合わせて卒業までに実現可能性の高そうな目標を提案しましたが、一向に採用されませんでした。理由を熟考してみた結果、この目標は新しい価値ではなく既知の知見の間の穴を埋める作業でしかないと気づきました。そこで私は、世に出ている論文を読むだけでは根本の未知を見いだせないと判断し、今まで行ってきた研究の結果に立ち直り、まずは自分で行った研究から研究課題の本質を見極めようと考えました。一度諦めた研究結果から未知の知見を見出すのは困難だと思いましたが、対照群をよく観察することで今行っている研究課題とはどのような現象でその原因はどこから発生するのかを考えました。その結果、今まで読んだ多くの論文の知識と実際に観察した現象から見出した可能性を組み合わせることで新規の仮説立案に成功しました。この経験から、従来の方法や既知の知見は新しい知見の礎となるものであり、ただ何も考えずに踏襲するだけや、横たわる事実を回収することはすなわち思考の停止であり、自分の経験や知識を踏まえ自分で考え価値を生み出さなければ飛躍して先に進むことはできないと知りました。この経験を通して、自ら考え様々な角度から検討し、自分なりの価値を追求できるようになりました。 続きを読む